富山の交番襲撃事件。不意打ちで殺意を持った人間に襲われたら。

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富山の交番襲撃事件、徐々に色々な情報が出てきましたが。

2018年6月26日富山市で交番で警察官が刺殺され、その後小学校で警備員が撃たれて死亡した事件で、島津慧大容疑者が殺人未遂容疑で逮捕されました。
容疑者は元自衛官だったそうです。

学校保健安全法の第三章では、不審者に対する対応等も含む様々な危機管理マニュアルの作成を義務付けています。

近所の小学校でも、昔は24時間誰でも入れる状態でしたが、現在はフェンスで囲まれ、通学時間以外は正門も閉じられています。
さすまた等も用意され、非常時の訓練も行っています。

不意打ちで襲われて対応できるヒトなんてどのくらい存在しているのでしょう?

しかし、日本には兵役が無いですし、対人の戦闘訓練を受けているヒトなど殆どいない状態です。
対して今回の容疑者は元自衛官と言うことで、対人の戦闘訓練も受けていたであろうと想像できます。
襲われた警察官の方もなにがしかの訓練を受けてはいたでしょうが、不意打ちであれば対応するのは難しいでしょう。日本ではふつう交番に駆け込んでくるヒトは『助けを求めている』方でしょうから。

全く想定していない事態に瞬時に対応することは困難です。そのためにマニュアルを作り、ある程度想定することで、不審者に対した際にパニックにならないように対応するのが狙いです。
学校では沢山の子供を守らないとならない、しかし先生方に武器の取り扱いに長けた不審者の対応を完璧に求めるのは難しでしょう。

どの程度の事態を想定してマニュアルを作ればよいのか?

災害もそうですが、想定外の事態が起こる。それに対しなおハードルを上げた事態を想定する。対策としてはしょうがないのかもしれませんが、結局中途半端な対策になってしまう。
特殊な訓練を受けた不審者が拳銃を持って侵入してくる。』などという事態に完璧に対応しようと思ったら、学校は『冴羽亮』か『デューク・東郷』に依頼するか、先生たちに特殊部隊のような訓練をしてもらわなければなりません。

東北の地震を受けて、僕の入っている自治会においても自主防災隊なる組織が作られ、災害時の助け合いの為のマニュアルを作っています。
しかし、現実には現状何かが起こっても、スムーズに機能するのは難しそうです。

比較的、小さな災害を想定した訓練から始め、段階的に大きな災害に対応していく訓練を行うのが良いような気がします。

いっそ全国共通の対策マニュアルを作成してはダメでしょうか?

学校等の対策も各々立地や環境は異なりますが、一つの統一基準マニュアルを作成して、想定できる範囲ならば、確実に対応可能なクオリティを目指す。そしてそこから、それぞれの周辺環境に基づいたマニュアルを作成していってはどうでしょうか。
教員採用試験の必須課目に護身術なんていう課目が必用になってしまうかもしれませんね。

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