インドの幻の滝

インドのまぼろしの滝~雨季にしか現れないノースンギティアン滝とノーカリカイ滝

インドの幻の滝とは?

ノースンギティアン滝は、5月から9月頃の雨の多い時期になると水量が増え、もうもと水しぶきをあげながら滝が流れ落ちます。
その景色は圧巻で、インドの有名な観光スポットを周った後なら、是非行ったみたい場所です。

しかし、雨季の時期を過ぎると、水量が徐々に落ち始め、細い数筋のみが流れ落ちるだけになってしまいます。
そのため、インドを旅する旅行者の間では、ちょっとミステリアスに、「幻の滝」なんて呼ばれています。

ちなみに、「ノー」というのは、滝という意味になりますので、ノースンギティアン滝と呼ぶのは、ちょっとおかしいかもしれません。

ノースンギティアン滝は、別名「セブン・シスターズ」とも呼ばれています。
雨量の多くなる雨季には、7筋の滝が流れることから、そう名付けられています。

また、悲劇のストーリーが残るノーカリカイ滝も雨季には水量が多く圧倒されますが、乾季にはほとんど水がないので、こちらも「まぼろしの滝」ですね。
実は、メラガヤ州の観光の目玉は、このノーカリカイ滝になります。
このノーカリカイの滝は、インドで最も落差がある大きな滝になります。
その落差は、なんと300メートル。

悲劇のストーリーとは、カ・リカイという女性の娘が再婚した夫に殺されてしまい、滝に身を投げたという話です。

幻の滝はインドのメガラヤ州にある

雨季に姿を現すセブンシスターズと呼ばれるノースンギティアン滝は、メラガヤ州にあります。
ちなみに、メガラヤの名前は、サンスクリット語の「雲のすみか」に由来しています。

このメラガヤ州は、世界でも、年間降水量が多いことで知られる場所の一つです。

インドのメガラヤ州の行き方

日本から、直通便はありません。
まずは、ニューデリーやムンバイなど、インドの国際空港のある主要都市に飛びます。
そして、乗り継いだり、列車で移動ということになります。
メラガヤ州の州都は、シロンになります。

例えば、成田から香港、シンガポール、ニューデリー・バンコク・などに飛んで、そこからコルカタ(カルカッタ)に乗り継ぎます。
コルカタ(CCU)からシロン(SHL)までは、エアインディア(アリアンス・エア)で2時間弱です。
しかし、乗り継ぎなどで、ほぼ1日はかかると思って良いです。

生きた橋のダブルデッカーにも行ってみよう

メラガヤ州は、雨が多いところになりますので、通常の橋だと流されてしまうことが多いようです。
それで、生きた橋ができたと言われています。
生きた橋とは、木の根っこで作った橋です。

ジャングルの奥深く、下りで2時間以上も歩くと「ダブルデッカー」と言われる生きた橋があります。
上下の2重に橋がかかっていて、素晴らしい、それこそインスタ映えしそうな風景です。
でも、帰りのことを考えると憂鬱になりそうです。