2018年 5月 10日の投稿一覧

交通事故を考える。運動性能、ブレーキ性能の差は乗った事がないと判りませんが

交通事故

バイクで走っていると、全身で季節を感じることができます。
と、言えば聞こえは良いのですが、暑いのも寒いのもダイレクトに伝わってきますので、なかなかに過酷です。
まさに倍苦…。

二輪車は、体がむき出しですので、事故を起こした場合のダメージも車とは比較になりません。
車体が小さな分、同じ条件下でも自動車よりもエスケープゾーンは大きくなりますが、停止するためのタイヤの接地面積は小さく、バランスを崩すともうどうにもなりません。
キープレフトといって、『道路の左側に寄って走りなさい』と免許を取得する際に指導されるのですが左側の脇道から、結構な頻度で車が飛び出してくるのです。

自動車は、運転者の前方にエンジンが置いてあるレイアウトのものが多い為、見通しの悪い交差点に進入する際、どうしても車のボンネット部分が先に交差点に進入してしまいます。
二輪車が左に寄っていると、車から視認できる場所がどうしても近くなってしまうのです。
大抵そのような交差点には一時停止の標識があるのですが、実際の停止線は交差点よりかなり内側にあるので、せっかちな人だと一時停止してもかなりのスピードで交差点に突っ込んできます。

真面目な初心者が一番危ない場所を知らずに走っている。

道路の左側は砂などが溜まっている事が多く、二輪車が急にブレーキをかけると非常に滑りやすいです。
二輪車がルールを守って、左側を走っていると、合流してくる車から発見が遅れ、しかもブレーキがしっかりかけられない。のです。つまり慣れていない初心者程リスクの高い場所を知らずに走っているという困った状態なのです。

現在、二輪車は視認性を高めるために、前照灯が常時点灯となっており、ライト自体が消灯できないようになっているものがほとんどです。
ですが、両方に乗車経験がある方以外は、お互いの運動性能の差が分かりませんので、見えていてもかなり無茶な事をしてきます。

最近、自転車の事故が注目され取り締まりも行われています。
免許が必要でなく、子供の頃から乗ることができる自転車ですから、危険な乗り物であるという自覚が非常に薄い方が多いのもありますし、原動機付自転車等はその延長線上で使っている方も多いのもあるかと思います。

違反であること自体を知らない方もいるのか?

自動車に乗る方も、日常の足で当たり前に使っているがために、危険な乗り物である自覚が薄れてしまっている方が多いのではないかと思います。
幹線道路を散歩していると、スマホを見ながら運転している方をかなりの頻度で見かけますし、運転席や助手席の窓にカーテンをつけてしまっている人なんかもいたりします。
小さな子供がチャイルドシートはおろか、シートベルトもせずに車内を歩いているのが見えたりもします。
安全の為に、本来乗っている方が自分で注意して行わなければならない安全対策を『ルール』を作り、罰則を設けなければ実行できないのは恥ずかしいことですよね。

今まで大丈夫だったから起こらないなら、事故自体が起きません。

事故にあわれた方のお話を伺っていると、『お互いの特性を知っていたら』『もう少し注意していれば』などと思うような事も正直少なくありません。
注意していても、起こってしまうことももちろん有ります。

自分が乗っている乗り物が、凶器になりうることを自覚して、事故を起こさないように安全運転で。今日も無事にお帰り頂けますように。

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歯医者で健康な歯を削る?!銀河鉄道999の世界も目前なのか?

松阪市歯医者

奥歯が痛くて歯医者に予約。行ったら歯を削られました。

ここ何カ月か妻が『歯が痛い』とぼやいておりました。
『引っ越したので、かかりつけが遠い』『時間がない』『どこが良いか判らない』とか言っておりましたが、ストレートに言うと『怖いから行きたくない!!』ということらしい。
しかし、ついに諦めて歯医者の予約をとりました。

当家の近所は文字通り“コンビニより歯医者が多い地域”。選び放題ですが、どんな先生がいるかは、行ってみないと判らない状態。
一生懸命に口コミを探していましたが、田舎ですので口コミがある所自体がすくない。
結局、いつも駐車場がガラガラの所に『空いてそう』という理由で決めたようです。

虫歯でもないのに歯を削ったのですが大丈夫なの?

結果は、
虫歯ではないけれど奥歯のかみ合わせが合っていないので、奥歯に負担が掛かって痛みが出ている。
ということで、歯を削って帰ってきました。

健康な歯を削るの??
馬の蹄じゃあるまいし?多層構造の外側削ったら不具合がでるのでは??
と思って調べてみたのですが、健康な歯を削ること自体はよく行われている治療の様です。

自然にすり減るものだから大丈夫。

遺跡などから発掘される、大昔の人の奥歯は溝がほとんど無いと聞いたことが有ります。
昔は硬い食べ物をよく噛んで食べていたので、顎が発達し、奥歯もすり減って溝が無くなっていたとか。
現代人は、子供の頃から柔らかい食べ物を食べて、しっかり噛む習慣が無いために歯並びが悪くなりやすいそうです。
歯並びが悪くかみ合わせの障害となっていたり、虫歯などの痛みを避けて片側で食べ物を食べたりというような事を繰り返していると、痛みの原因となることがあるそうです。
自然に減っていくものだから、少しくらい削っても平気。上下を合わせてしっかり噛み締められるようにしてあげるよ。ということだそうです。

求める先はどこにあるのだろうか?

ただ当然ですが、削りすぎた場合には戻りません。その場合は少し盛ることもできるそうです。
近頃は体の色々なパーツを人工物に交換することができる研究も進化して、人工骨頭なども一昔前よりずっと長く使用することが可能だそうです。
治療という観点で見ればもちろん喜ばしいことですし、もっと研究が進むことを期待しています。

しかし同時に、使えるモノを安易に『交換すればいいから』、と大切に扱わない、使い捨ての文化がこんな所まで進出してきたのか。と少し怖く感じてしまう部分もあるのです。

松本零士の 銀河鉄道999で、主人公 星野鉄郎が求めた、機械の体の世界ももう目前に迫っているのかもしれませんね。