2018年 5月 12日の投稿一覧

車中泊をするにあたり。その4 ~傾いたり凸凹だとよく眠れません~

平らなところで眠りたい。

人間は意外にデリケートです。
普段、ものすごく平らで水平な世界に住んでいますので、少し傾いているだけでよく眠れないこともあります。
車中泊で車を止める場所は斜面になっているような場所は避けて、できるだけ水平な所を選びます。

フルフラットシートは本当に平らですか?

シートを倒して、車内をベッド替わりに寝るのですが、お車のシートはフルフラットになりますか?
『ヘッドレストを外して、シートを倒すと車内がフルフラットに』なんてメーカーのカタログにも書かれていたりしますが。
実際にフルフラットにしてみると、座っている状態の時に体を支える為に座席の中央がくぼんでいたり、座面と背もたれの間に段差が出来たりなど。意外と平らではありません。
ちょっと座って足を伸ばしたい、程度ならそれでも十分ですが。

横になって睡眠をとるためには凸凹しすぎです。寝返りを打つのも大変。

人間は寝ている時も結構動きます。普段と違う状態なら猶更です。
隙間にクッションやタオルを詰める。なんて書いてあるサイトもありますが、おっさんはそんな状態では寝られない!!腰が痛くなります。

アウトドアグッズの利用が便利で簡単。コスパも良好です。

そんな時に重宝するのがキャンピングマットやエアーベッド。厚みにもよりますが空気を入れると下の凸凹が気にならないベッドになり、下からの寒気も気になりません。
車内のサイズにピッタリサイズのモノは難しいですが、お手頃価格のものも結構あります。

車種によっては、車中泊用に段差を埋めるピッタリサイズの専用マットが販売されています。

丁度良い、イメージ通りの商品が見つからない!そんな時はDIYもアリ。

エアーマットが入らない。クッションは凸凹が気になる。
そんな方はベッドを自作してしまうのもアリだと思います。

僕はマーチで車中泊用ベッドを自作しました。
材料はホームセンターで手に入るイレクターパイプと接続パーツ、適当な板です。
必要な工具は、パイプカッターとドライバーそれから接着剤など。

車内に合わせて、ベッドのサイズにパイプを組みます。
シートにのせて、シートが当たらない部分は足をつけるか、何かを挟みます。
上に板をのせます(イレクタージョイントJ-46 S BLを使用して固定しました)。
クッションをのせたら完成。

当家にちょうど良い5cm厚の発砲ポリエチレンシートが有りましたので、板は適当に隙間を開けて作り、その上にポリエチレンシートをのせました。

イレクタージョイントJ-46 S BL

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【日産マーチ】コンパクトカーで平らに寝られるベッドを制作【車中泊DIY】

雑な作りですが、十分です。

座席の段差は全く気にならず、平らに寝られます。ただし倒したシートの上にベッドが組んで有りますので、車内の空間はとても狭いです。

イレクターパイプは接続部分を接着せずに、部分的に外れるようにしておけば分解してトランクに積んで移動できます。(外せる場所は使用中に外れても怪我をしない場所にしてくださいね)

荷物を置いておくスペースだけ考えれば良いので、制作する際の自由度は高いですが、天井とベッドの間に肩幅程度の隙間は最低でも必要だと思いますよ。
この隙間が無いと寝返りが打てません。

車のシートアレンジだけで気にならない程度までフラットにできたり、商用バンのように平らなスペースが十分にあるのなら、そのまま布団を引くだけでもOKです。

明日に備えてゆっくり眠りましょう。

車中泊をするにあたり。その1~これから始めようと考えている初心者の方へ~

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車中泊をするにあたり。その6 ~ベッドマットを作る~ デリカD5

車中泊をするにあたり。その7 ~夏場の暑さと虫対策~デリカD5

車中泊をするにあたり。その3 ~寒さとの戦い~

車中泊

寒さとの闘い。

キャンピングカーは断熱材が入っていますが、普通の乗用車は殆どが外装の鉄板に配線の通る少々の隙間を開けて、内装のパネルが付いているだけです。
最近の住宅だと窓には二重サッシなんてモノもありますが、普通の車にそんな装備はないです。
エンジンを停止しエアコンが作動しなくなると、すぐに外気温との闘いが始まります。

しっかり睡眠をとらないと、レジャーも楽しめませんよね。

体調を崩してしまっては元も子もないですから、防寒装備は良いものを使うのが良いと思います。
収納場所を取らずに、しっかり防寒できるモノとなると、登山用品がお勧めです。
冬の山に登られるような方は、雪の積もっている場所に、薄いテントを張って中で寝る訳ですから、そこで寝ることのできる装備なら、車の中はさぞや天国でしょう。

車中泊ならば、荷室に余裕さえあれば普通の寝具を持っていくことも可能です。
しかし、登山をする方が大きな羽根布団を持っていくわけには行きませんので道具は非常にコンパクトにできています。
車中泊でも、小さな車や沢山荷物のある場合には、小さく収納できる寝袋はとても便利です。

寝袋はスポーツ用品店やホームセンターで実際に見られます。

アウトドアブームのためか、寝袋はホームセンターでも手に入ります。
近所のホームセンターでは冬用のモノも扱っていました。3シーズン用のものが安く、冬用のモノは適応温度が下がる程高いです。(性能の問題なので当たりまえですね)
冬用のモノの中でも、持ち運びに便利な小さく収納できるモノは滅茶苦茶高いです。
車中泊用ですと持ち運ぶわけではないですし、荷物の隙間に詰めるのにも便利そうだったので-8℃まで対応!!というSOUTH FIELD社製のものを購入しました。
化繊モコモコで収納袋に収めるのは大変です。
収納時で21Φ×38cm重量も1640gと持ち運ぶにはちょっと大きいですね。
値段はダウンの小さく収納可能なモノよりもかなり安かったです。

布団で寝るのとは少し違う感覚です。

僕が購入したのはマミー型と呼ばれる、ミノムシのようなタイプで、寝袋の中で寝返りを打つことができません。
慣れるまで何だか寝苦しかったのですが、服の感覚で一緒に転がっていけるので慣れるとどうということもありません。
安く済ませたい方は、3シーズン用の寝袋を2重にして使うとか、寝袋+布団という方法もあります。
寝袋の内側に使い捨てカイロを張り付けるという方法もありますので、持ち物に制約のない車中泊なら工夫次第でどうとでもなります。
暑さ寒さの感じ方には個人差もありますので、あくまで自分に合った方法で行ってくださいね。

実際に外気温-3℃の車内で寝袋を使用してみました。余裕の性能です。

コンパクトカー(マーチ)で、外気温-3℃の雪の日に初めて使用しましたが、寝袋に入っていれば快適でした。顔が少々寒いですが。
暖かい空気が寝袋の中に密閉されますので少し暑いくらいで、寝ぼけてサイドのファスナーを開けたら寒さで一気に目が覚めました(笑)
現在は、サイドのファスナーは全開で上から安物の毛布を掛けて使用しています。
極限の寒さに挑むのでなければ、普通の布団の感覚で手も自由に使えますし、温度の調整もしやすいのでこの方法がお勧めです。

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