使わない部分は退化してゆきます。

現代人は動きません。
オフィスでも、昔ならコピーだの書類の郵送だの社内だけでも多少動いていたものも、
今は目の前のパソコンで用が足りてしまいます。
『楽に。効率よく。』家事を手伝ってくれる機械も進化し続けています。
発売予定が延期されてしまいましたが、『洗濯物を畳む』機械も何年か後には普及していきそうです。
現代人は昔に比べて、顎の骨格が細くなっているそうですが、このままですと手も足も退化して機械に育てられるハチの幼虫のようになっていくのではないかと恐怖すら感じます。

適度な運動は心臓の働きを助けます。

さすがにそこまではいかなくとも、普段から体を動かすことは健康のためにも重要です。
人間の心臓はちょうど握りこぶし位の大きさです。
この小さなポンプで体中に血液を流しています。
立った姿勢で、身体の末端まで血液を流し、心臓まで戻すのは大変な圧力が必用です。
心臓の力だけではなかなか賄いきれません。
そこで筋肉が役に立っています。
筋肉に力を入れると、硬くなりますよね。
筋肉の中には血管が沢山通っています。筋肉に力が入った際にこの筋肉のなかの血管にあった血液がギュっと押し出されます。
特に、末端に送られた血液が重力に逆らって戻る下半身では、足などが午後になるとむくみやすくなってくるものです。
人間は歩くことにより、フクラハギやモモの筋肉が収縮して、血液が戻るのを助けます。
適度な運動は滞った血流を助け、たまった老廃物を流してくれます。

運動することで成長ホルモンが分泌される

また運動することにより成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンというと身長を伸ばすイメージですが、身体の働きを助ける重要な役割を持っています。
やる気や集中力のアップ。筋肉の維持、増加。代謝のアップ。
簡単にいうと『元気になります』

少しでも構いません。

判っていても、なかなか体を動かすのは大変です。
時間がない!休みの日は少しでも寝ていたい!

少しでだけでも良いです。
効果の高い運動ほど、地味で辛い。というのもまた真理ですが。
体を動かす筋肉は、どこの部分であっても体を動かせば使えるのです。
少し歩いてもよいですし。
お風呂場で何回かスクワットをしてみてもいいでしょう。
休憩中に腹式呼吸で何回か深呼吸してみてはいかがでしょう。
手を大きく開いたり、握ったりしてみてください。
大きな声でシャウトしてみても、腹筋に刺激が与えらえます。

わざわざトレーニングジムに通わなくてもできることはありますよ。
毎日、少しずつでも体を動かすことで、やる気も少しずつ育ててみてください。