アルマジロトカゲの密輸で日本人が有罪に

動物を飼っていると、ヒトと違うものが飼いたい。珍しい種類が飼いたい。と考える方が一定数いるようで。
南アフリカで、アルマジロトカゲ48匹を違法に国外に持ち出そうとした日本人が裁判で有罪となりました。

アルマジロトカゲとは?

南アフリカ西部に生息する固有種。
ギザギザとしたウロコで覆われており、ゲームに出てくるドラゴンのような見た目で人気がある。
成体は最大で20cm程となる。
危険を感じると口で尾を咥え体を丸める防御行動をとる、この防御行動がアルマジロに似ていることが名前の由来である。
胎生で、一度に1-2頭の幼体を産む。
ペット用の乱獲で激減しており、ワシントン条約で取引が規制されています。
日本国内での流通量は非常に少なく、購入しようとすると30万円ほどかかるそうですよ。

トカゲなら日本にも住んでますよ。

沖縄ではイグアナが繁殖しているそうですが、日本にもともと住んでいるトカゲは2種類です。

日本のトカゲは派手さはないものの 美しい、と思うのですが。

ニホントカゲ

全長は15~27cm
幼体は黒と白の縦縞模様の体に青っぽいピカピカの尻尾が特徴です。成体では光沢のある赤茶色になります。
見た目で違いは殆ど判らないのですがDNAを調べると、西日本、東日本、伊豆半島ではそれぞれ別種のニホントカゲ、ヒガシニホントカゲ、オカダトカゲが生息しています。

ニホンカナヘビ

全長は16~25cm
ヘビと名前が付いていますがヘビではなく足があります。
背中側は灰褐色か褐色で、腹側は白もしくは黄褐色。
ウロコに光沢が無く、ニホントカゲと比較すると全体にざらざらとした見た目です。
ニホントカゲに比べて相対的に尾が長く全長の2/3ほどもあります。
指が発達しており、木やブロック塀などにも登ることができます。
後肢の第4指が特に長いのが特徴です。

トカゲの有名な技?といえばしっぽ切り。

ニホントカゲ、ニホンカナヘビは敵に襲われた際、自分で尾を切ることができます。
尾の骨には切れ目がついており、そこから切れます。傷口は筋肉が収縮し出血は殆どありません。
切れた尻尾はぴょこぴょこと動き回り、外敵が気を取られている間に本体は逃げていきます。
切れた尻尾は再生しますが、骨を再生することはできません、再生した尾の骨は軟骨で厳密には元通りという訳ではありません。
栄養状態が悪かったり、意図せずに引きちぎられたような場合には再生しないこともあるそうですよ。

飼ってみたい?

エサの確保だけクリアできれば飼うのはさほど難しくありません。
エサは基本的に生きた昆虫等を食べます。最近は爬虫類が『鳴かないペット』として人気が出ましたので、ペットショップなどでも簡単に生餌が手に入ります。
慣れると、配合飼料も食べるようになるそうですよ。