2018年 6月 10日の投稿一覧

自転車は車道。本当にそれが一番安全な選択肢でしょうか?

自転車は車道を走るのが本当に安全なのでしょうか?

2015年6月より自転車の悪質な運転者を取り締まる為道路交通法が改正され3年が経ちました。
自転車は道路交通法上軽車両ですので、車道の左側を走る必要が有ります。
しかし現実問題、現時点で自転車が車道を走るように道路が整備されていません。

法律を考えているヒトは果たして自転車に乗ったことがあるのだろうか?
そんな疑問が浮かぶほど、路側帯が突然無くなったり、突然段差や障害物が置かれていたりと危険な場所が沢山有ります。

エンジンのついたバイクであれば、交通の流れに乗って避けることも可能ですが、人間が動力の自転車は車道において、明らかに速度差があり避けることもままならない場面が多々あります。
これは6月2日にYouTubeで公開された動画ですが

最初の交差点で、車道を走る自転車をトラックが追い抜きざま交差点内で幅寄せ、極端に左に寄せて自転車の進路を妨害しています。
後半は自転車の方が文句を言いに行こうとしたのでしょうか、信号で減速したトラックを右側から追い越そうとしたところ、トラックが右に車体を振り接触事故を起こしています。

これはもう人身事故ですね。

後半だけ編集した動画も出回っていて、それを見ると自転車の方も無茶苦茶なのですが、実際このような大型車やタクシーの幅寄せは自転車やバイクで走っていると少なくありません。
もちろん、さすが職業ドライバー!!というような素晴らしい運転をされている方もいらっしゃいますし、そういった方もまたトラックやタクシーの方が多いように思います。

事故になってもそのまま放置されるのでは?

しかし現実問題これが最初の幅寄せの時点で事故になったとしても、トラックと自転車の接触がなければ、また証拠となる映像がなければ多くは自転車の自損として処理されてしまうのではないかと思います。

自動車の側は、自転車の方を簡単に殺せてしまう状況であるにも関わらず、です。

道路交通法に定められた車間を保って安全に追い越せる場所ばかりではないですし、お仕事で走っている所、道を塞がれてイライラする気持ちも判らないでもありません。
しかしだからと言って、相手を殺しかねないような脅しをかけて良い免罪符にはなりません。

東名で夫婦が死亡した事件以来、ドライブレコーダーの装着車も増えました、アクションカメラを自転車やバイクに積んでいる方も沢山いらっしゃいます。
警察も障害物のない道路で物陰に隠れて取締りなんてしている位なら、いっそ公道を走る車両の保安部品にドライブレコーダーを必須にして、映像からでも悪質なドライバーを取り締まれば良いのにと思います。

そして、歩行者、自転車、自動車が安全に共存できる道路づくりも考えて頂きたいですね。
年末になると、毎年同じような場所で舗装工事をしている予算で出来ないですかね?

SF作品に描かれた21世紀の世界?!3Dプリンターでヒトの角膜を印刷?

角膜印刷

コンピュータ、3Dプリンター、技術の進歩は凄いですね。

平成も来年で終わる予定となっていますが、平成の時代は家庭用のコンピュータ技術が急速に発達しました。
今やほとんどの方がお持ちの携帯電話は、NTTが初めて「TZ-802型」を販売した1987年には携帯電話は体積500cc、重量は900gと鮒ずしにテンキーとスピーカーが付いたような大きさでした。
今ではポケットに収まり、書類の中に紛れてしまうようなサイズです。

ヒトの角膜を3Dプリンターで印刷?!

技術の進歩と言えば、最近の医療ニュースで、『イギリスのニューカッスル大学(Newcastle University)でチェ・コノン教授とスティーブ・スウィクロ教授のチームにより、ヒトの角膜を3Dプリンターで作成して移植する技術の開発が発表された』というのが有りました。
ニュースを読んでも、なんだかSF作品のようでエイプリルフールのジョークニュースなのかと日付を二度見してしまいました。

3Dプリンターって何だろう?

従来のプリンターは平面にインク等で模様をつけるものでしたが、3Dプリンターは空間に樹脂等を何層にも積み重ねることで、立体的にデータを造形、可視化できる。
型抜きが難しい複雑な形状も制作可能で、比較的低コストで製造できる。
家や銃、フィギュア、CAD模型など、技術が急速に進歩している分野です。

角膜corneaとは?

目の組織で最も外側に位置する組織で、節足動物や軟体動物、環形動物、脊椎動物にのみ存在しています。
ヒトの角膜は0.5mm程度で、眼球内に光を取り込む窓にあたり、乾燥や眼球内部への細菌感染を防ぐ役割や、水晶体と共にピンとを合わせる役割も果たしています。

今回開発された技術は、ヒトの角膜から幹細胞を取り出し、アルギン酸塩やコラーゲン等を組み合わせ作った『バイオインク』を使い、患者の目に合わせたサイズに3Dプリンターで移植用の角膜を作成するというもの。

色々なモノが作れる時代になっていくんだなぁ。と感慨しきりです。

このままいくと、工場で人間が作れそうですね。

体のパーツを作る技術も日々進歩しています。
移植を待たれている、提供者が必用な疾患の方々も、人工的に代替パーツが作ることができれば助かるかもしれません。
現在すでに行われている技術も、もっともっと良いものが出てくるでしょうね。

日本でも、大阪大学や理化学研究所などが、ヒトのiPS細胞を使い眼の細胞を作り出す技術を開発しているそうです。

もう何年かすると、ヒトは怪我や病気に怯える必要が無い時代がくるのかもしれませんね。