SNSの普及で満月に名前が有るのを知った人も多いはず。

2018年6月28日はストロベリームーンと呼ばれる満月が見える日でした。

ストロベリームーンとは?

ストロベリームーンとは夏至に近い6月の満月を指す言葉です。
もともとはこの時期がイチゴの収穫期に当たる為にこの名前が付いたようなのですが、JuneBrideと甘酸っぱいストロベリーのイメージがちょうどよかったのか、『見ると好きな人と結婚できる』なんてロマンティックなジンクスもあるようで、待ち受けにすると恋が叶う。などSNSで拡散されたそうですよ。
たまたま重なった条件の情報が混ざって、『月が遠いので赤い波長が反射して月が赤く見える』なんてよく分からない解説まで出現していました…。
残念ながら、イチゴの収穫期を示しているだけですので、月がストロベリーカラーに見えるわけではありません

名前のついた月はその他にも色々有ります。

その他にも名前が付いた月を探してみました。
ブルームーン
春分、夏至、秋分、冬至により区切られた3カ月間に満月が4回起きるときに、その3回目の満月をブルームーンと呼びます。
数年に1度しか見られないので、珍しい事を表す慣用句にも使われる『in a blue moon』ですが、2018年はこのブルームーンが2度ある年という事で話題になりました。

ブラックムーン
ブルームーンの対になる月です。
春分、夏至、秋分、冬至により区切られた3カ月間に新月が4回起きるときに、その3回目の新月をブラックムーンと呼びます。

レッドムーン
皆既日食の時に、波長の短い青い光は散乱してしまいますが、波長の長い赤い光は地球を回りこむ為、月が赤銅色に見えます。この赤い月をレッドムーンと呼びます。
こちらは本当に月の色が赤く見えます。

スーパームーン
月の軌道は楕円を描いていることから、地球からの距離によって月の見える大きさが変わります。地球に最も近い大きく見える満月がスーパームーンと呼ばれます。

ミニマムーン
スーパームーンの対で、地球から最も遠く、月の見える大きさが小さい状態がミニマムーンと呼ばれます。

満月には他にもこんな名前が付いてるものがあります。

その他にも、色々と月には名前があるようです。
Full Wolf Moon 狼が良く吠える時期
Full Snow Moon 雪の多い時期
Full Worm Moon 日本でいう啓蟄の時期
Full Pink Moon 春の花が咲く時期
Full Flower Moon 花が沢山咲く時期
Full Buck Moon 鹿の角が生え変わる時期
Full Sturgeon Moon チョウザメがよく採れる時期
Full Corn Moon トウモロコシの収穫期
Full Hunter Moon 猟の時期
Full Beaver Moon ビーバーが冬の準備を始める時期
Full Cold Moon 寒く長い冬の時期
Sailor Moon  月に変わって…
月の色ではなく、その月が見える季節を象徴する色や、モノの名前がついているようですね。

日中一生懸命活動して、夜はぼんやりリラックスして月を眺める。
たまにはゆっくり月でも眺めてみるのは如何でしょうか。