バイクで東京湾アクアラインを時速239kmで走行して動画を投稿。

千葉県警が23日に二輪車としては過去最高速度となる239km/hの道交法違反疑いで千葉県の会社員を書類送検したと発表しました。
千葉県木更津市と川崎市を結ぶ高速道路「東京湾アクアライン」を英国トライアンフ社の「デイトナ675SE」に乗って走行し、YouTubeに動画を上げていたそうです。

エコが主流になり、最高速という言葉自体が過去のものとなってしまっている感が有りますが、スーパーカーブームの折には最高速度が一つのアイデンティティでした。

最高速度ってどうやって計測しているのでしょうか。

自動車やバイクの雑誌を見ていると、よく見かける最高速度ですが、コースや、乗っているヒトの体重や路面の状態等が均一でなければ、比べる事が出来ないですよね?一体どうやって計測しているのでしょうか?

最高速度は、エンジンの性能と、ギアの変速比、タイヤの外周を使って計算で求めているそうです。

最大馬力発生回転数(rpm)÷総減速比×リアタイヤ外周(mm)÷1000000×60

単純に、エンジンの一番早く回っている時のタイヤが進む距離の理論値。ということですね。

ちなみにこの最高速度、二輪の1位は560km/hなのだそうです。
ダッジ トマホーク 8300㏄V10エンジン。お値段はなんと6000万円!!!
10台限定で販売されたそうなのですが、誰がどの様な場所で乗るのでしょうか?

2位は町中でもよく見かける日本メーカーSUZUKI 隼。1300cc で最高速度は397km/h

日本車にはメーカーの自主規制により、リミッターと言うものがついています。

公道では法定最高速度が決まっているのですから、それ以上でないようにも出来そうなのですが、速度リミッターは各社180km/hで作動する車両が多いようです。

「高速の上り坂勾配は最大5%」「そこを100キロで走るためには、平地で180km/hで走行できる性能が必要」

当時そうこじつけたのでは?などと推測されています。
この理由だと軽自動車の120km/hや140km/hの理由が判りませんが、制限速度が80km/hだったからでしょうか?

最近のスポーツカーには、GPSを使いサーキット走行時に限り、リミッターを解除する機能が付いたものもあるそうです。

そんなに早く走りたいなら、サーキットに行けば良いのに。

合法的に愛車のスピードを出したいならばサーキットに行けば可能です。
鈴鹿サーキットでは下り勾配2.8%、800mの直線があります。
富士スピードウェイでは直線が1500mもあるそうです。

サーキットで走るプロの人たちはどの位の速度で走っているのだろう?

かなり古いのですが、2006年に上海インターナショナルサーキットで計測された記録によると、4輪の最高峰F1で327km/h。二輪の最高峰MotoGPで343km/hだったそうです。

速度違反の最高速はどの位だろう。

1990年に、茨城県の常磐自動車道で「フェラーリF40」が309km/hで検挙されており、これが四輪での速度超過最高速度となっています。走行画像を販売しており、悪質ということで画像から速度を解析したそうです。

最近では3月に中央自動車道を時速235km/hで走行した男がオービスによって逮捕されています。

おまけ。2014年には京都府警のパトカーが145km/hで書類送検されています。

事故を起こせば、自分だけでなく他人を巻き込んでしまうかもしれません。
くれぐれも無理せず安全運転をお心掛けください。