2019年 4月 の投稿一覧

秘密の話~業務上の守秘義務について~国会議員に守秘義務はない?!

情報溢れる時代に秘密はどうやって守られるの?

少し調べれば大抵の情報が大量に手に入りますよね

インターネットで検索すると、大抵の情報は手に入ります。
ちょっと疑問に思ったこと何かの作り方珍しいモノの情報。
色々な人が、手軽に情報を発信することができ、膨大な量の情報がネットの世界に溢れ、それらの情報を簡単に閲覧する事が出来ます。

知りたい情報が有れば、知られたくない情報もありますよね

世の中には色々な『秘密』が有って、知られたくない情報を持っている人も沢山いらっしゃいますよね。

個人的な小さな秘密から、企業秘密、国家機密なんて規模の大きな秘密も有ります。
そんな秘密のコトが、ネット上に漏洩してしまったら大変です。

こういった秘密を守るために、一定の人に対しては、法律によって『職務において知った秘密を守る』『個人情報を開示しない』といった義務が課せられています。

法で秘密を守っているモノもありますね

医療従事者に守秘義務を定めている法律には下記のようなものが有ります。

刑法 第134条(秘密漏示罪)
第一項で『医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人又はこれらの職にあった者』。第二項では『宗教、祈祷若しくは祭祀の職にある者、又はこれらの職にあった者』について業務上知りえた情報を洩らさないよう定めています。

保健師助産師看護師法 第42条の2
保健師、看護師又は准看護師、その職にあった者が、業務上知りえた人の情報を洩らさないよう定めています。

あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律 第7条の2
施術者が業務上知りえた情報を洩らさないよう定めています。

義肢装具士法 第40条(秘密を守る義務)
技師装具士が業務上知りえた人の秘密を洩らさないように定めています。

その他にも、個別で様々な情報を守るための法律が定めれれています。

国家公務員法 第100条
第一項で、国家公務員が職務上知りえた情報を洩らさないよう、定めています。

地方公務員法 第34条
第一項で、地方公務員が職務上知りえた情報を洩らさないよう、定めています。

独立行政法人通則法 第54条
第一項で、 特定独立行政法人の役員や元役員が職務上知りえた情報を洩らさないように定めています。
非特定行政法人の場合も、個別法で守秘義務が課せられている場合があります。

国立大学法人法 第18条
国立大学法人の役員及び職員、もしくはその職務を退いたものが職務上知りえた情報を漏らさないように定めています。

弁護士法 第23条
弁護士、元弁護士は、法律に別段の定めがある場合を除き、職務上知り得た秘密を保持する権利を有し、義務を負うことが定められています。

司法書士法 第24条
司法書士又は司法書士であった者が、業務上取り扱った事件について知ることのできた秘密を他に洩らさないように定めています。

行政書士法 第12条
行政書士、元行政書士が、業務上取り扱つた事項について知りえた情報を洩らさないように定めています。

郵便法 第8条
第1項 で、信書の秘密について。第2項 で、在職中および職務を退いた後、郵便物に関して知り得た他人の秘密を洩らさないよう定めています。

電気通信事業法 第4条
電気通信事業者と電気通信事業に従事する者の秘密を守る事が定められています。

電波法 第59条
無線に関わる、秘密の保持について定められています。

技術士法 第45条
技術士又は技術士補、もしくはこの職にあった者が、業務上知りえた秘密を洩らさないように定めています。

探偵業の業務の適正化に関する法律 第10条
探偵業に従事する者、していた者が正当な理由なく業務上知りえた情報を洩らさないように定めています。

自衛隊法 第59条
隊員、元隊員が業務上知りえた秘密を洩らさないように定めています。

柔道整復師には柔道整復師法で秘密を守る義務が定められています

ちなみに、松阪こた堂接骨院のような接骨院や、病院で働いている柔道整復師には、『柔道整復師法 』によって、業務上知りえた情報を柔道整復師で無くなった後にも、洩らさないように定められています。

働いていると、噂話や世間話の延長で、他人の病名や居住地などの個人情報をスタッフに尋ねてくる方がいらっしゃいます。守秘義務がある内容については『業務上知りえた』『秘密』なので、本人が公然と話しているような内容については適応されませんが線引きが難しく、職歴の浅い新人さんが意外と悩む部分だったりもします。

国会議員には守秘義務が無い?!

ちなみに国会議員は、国家公務員法の対象外で、刑法に定められた職種にも含まれていません。国会法にも衆・参院各規則にも守秘義務を規定するような条文は無いのだそうです。
ただし、政務三役には「国務大臣、副大臣及び大臣政務官規範」という規範が定められており、「職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない」との項目もあるそうです。

ただ、何でも話し放題という訳ではなく、必要なモノについては個別に定めてはいるんでしょうね。

 

 

 

新元号『令和』が発表され1日、なぜか原案や発案者がニュースに…

令和

新元号『令和』が発表され一日後

菅田官房長官が5月より変わる新元号を掲げ発表しましたね

昨日2019年4月1日に、5月1日より始まる新しい元号が発表されました。

新元号は『令和』と書かれた墨書きの書が入った額縁が、菅田官房長官によって掲げられ発表されました。
この墨書きの書は、内閣府人事課の辞令専門官茂住修身氏を言う方が書かれたそうです。
辞令専門官。なんだかすごい名前の職種があるのですね。

辞令専門官は内閣に関わる文字を書く仕事をしている方で、茂住修身氏は書家としても名のある方なのだそうです。
キレイで力強い字でしたね。

『印刷フォントでも良いのに』と思う反面、同時に、こうした文化をしっかり守っている人が働いている『政』の場なんだと感心しかりです。
新しい歴史を刻んだこちらの書は、行政文書として保管されるのだそうです。

新元号に使用されている『令』の字は元号で使用されるのは初めて、『和』は20回目の使用となるのだとか。
『平成』が始まった当初は、なかなか違和感が有って、慣れるのに時間がかかりましたが、今回の『令和』はSNSなども有って、短時間に物凄く見る機会が多かった為か、既に違和感なく受け入れる事が出来そうです。

今回、元号を決めるにあたり、有識者による『元号に関わる懇談会』が開かれ、衆参両院の正副議長への意見聴取、全閣僚会議を経て、政府が臨時閣議で決定し、発表という手順で行われたのだとか。
菅田官房長官が出てこないなー。とドキドキしながら待っている間にも色々な手続きが行われていたのですね。

菅田官房長官は何のために答弁したの?

ところで、『令和』の新元号が発表され、質問の時間が取られた際に

菅田官房長官は、『考案者の名前や候補となった案を、公表しない』との方針を示していました。
私の記憶が確かならば、この時初めて言われたことではなく、元々『公表しない』というスタンスだったハズ。

にも拘わらず、まだ1日しかたっていない4月2日、嘘か誠か『令和』以外の原案がニュースに流れています。
さらには、『発案者』まで…。

ちなみに『令和』以外に挙がっていた候補の案は
『英弘』『久化』『広至』『万和』『万保』だったのだとか。
で、発案者は…

て、そういう事ではなくて、

政府が『政府の意思』として『公表しない』と表明したんですよね?
菅田官房長官は、『本人が公表を希望していない』『特定の個人との結びつきが強調されかねない』と質問に対して、しっかりとした理由を示していましたよね?

関係者、口軽すぎないですか???

井戸端会議の『ここだけの話』かっ?!と突っ込みたくなりますよね。

全体として発表した方針に対して、『自分は良いと思う』といった感じに情報を漏らすのはちょっとおかしいと思うのですが。

しかも、その口の軽い関係者は公表されないという…なんだかすごくモヤモヤします。

 

 

 

2019年4月1日に発表された『昭和』『平成』に続く新元号は

昭和、平成に続く元号は『令和』に決定

2019年5月からの新元号は『令和』となりました。

2019年4月1日です。今日は日本の歴史に残る日ですね。
いよいよ新元号が発表されました。

松阪こた堂接骨院のある、三重県の松阪市では、先週からサクラが徐々に開花を始めました。
今は、3分咲きといったところでしょうか。
お花見で有名な松坂城址や阪内川の堤防道路の桜並木鈴の森公園森林公園などでも、暗い色合だったサクラの木が一斉につぼみをつけ一気に色づき始めました、来週には満開のサクラの花を見る事が出来そうです。

新元号の発表は、基本的に『平成』に変わる際に行われた手順と同様の手順で行うとのことで、菅義偉官房長官が掲げての発表となりました。

そして、気になる新元号は『令和』と発表されました。

今回は前回の昭和から平成へと、元号が変わった時と状況がずいぶん違いました。
時間的な猶予はあるとはいえ、なれない出来事に、あちらこちらで困惑する事態が起こりますよね。

今回は、新元号の発表は4月1日ながら、実施されるのは来月5月1日からということで、少し余裕をもたせたことで、やはり少し混乱した方も多かったようで、昨日は朝から『平成最後の日』なんていうワードがインターネットのトレンドワード上位に挙がっていました。

新年号『令和』は、5月1日からの実施とのことで、10連休の最中が歴史の切り替わり時となります。
サービス業の方に加えて、切り替えの手続きに関わっている方々は、忙しいGWとなりそうですね。

ユーモアを突っ込む訳にも行かないエイプリルフールの発表に困惑…

インターネット上では新元号の予想が色々と出回っていましたね。
大真面目に予想するモノから、『それはないわー(笑)』というものまで様々なアイデア?が、出回っていました。

個人的には

新元号「たいとびゃん」

というのが、結構お気に入りでした。
『たいと』は総画数が84画『びゃん』は総画数が58画と、とんでもない画数の漢字です。一体何に使うのやら?
『たいと』は日本人の苗字で使われていた字だと言われているそうなのですが、日常生活に色々と支障をきたしそうですね💦
漢字の中でも、画数の多い二文字を合わせたこの元号案?語呂は結構良いかなと思うのですが、普通には漢字変換もできません。
硬貨に刻印するのも無理そうですね。

ちなみに常用漢字で画数の多いのは『鑑』が23画、『鬱』が29画なのだそうですよ。
4月1日、エイプリルフールに発表するなら、ちょっとボケて欲しかった?

激動というのにふさわしい?時代だった平成。
令和はいったいどんな時代となるのでしょうね。
まだ0話…(笑)