端午の節句間近、節句は一年に5回しかない!こいのぼりの由来とは?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
節句

東海地方はすっかり桜も散り、そろそろあちこちで鯉のぼりが泳ぎ始めます。

春分の日から、4月は末日、GWの頭の昭和の日まで休日がありません。
GWを楽しみに毎日頑張ってるよーという方も多いのでは。

この時期あちこちで上がり始める鯉のぼり

こいのぼり

ところで、鯉のぼりって何でしょう?
どうしてお魚を庭先に飾るの?
リアルな魚でやったら生臭いから、作り物なのか?
鎧兜を飾ったりもするけど、鯉と鎧兜のつながりが全然想像できない。
子供が鎧をつけて、鯉を捕まえる奇祭でもあったのでしょうか。
今日は、鯉のぼりのルーツを探ってみようと思います。

鯉のぼりと言えば、子供の日。端午の節句ですね。

ん?
そもそも節句ってなに??

日本の暦は中国の陰陽五行説に由来したものだが、この暦のなかの季節の節目となる日を節句という。
この日には、日本の宮廷において節会と呼ばれる宴会が開かれた。1年を通して様々な節句があるが、そのうちの5つを江戸時代に幕府が公的な行事・祝日として定めた。それが人日の節句、上巳の節句、端午の節句、七夕の節句、重陽の節句の五節句である。

なんですと?!節句は5個しかないの?!

節句って5個しかないのですよ。
端午と七夕しか聞いたこと無いですが(汗)

5つの節句を見ていきましょう

人日の節句
1月7日
和名だと七草の節句です。
節句料理は七草粥ですね。

上巳の節句
3月3日
和名は桃の節句・雛祭
節句料理は菱餅や白酒など。

端午の節句
5月5日
和名は菖蒲の節句
節句料理は菖蒲酒。菖蒲湯の習俗あり。関東では柏餅、中国や関西地方ではちまき。

七夕(しちせき)の節句
7月7日
和名は七夕(たなばた)
節句料理は裁縫の上達を願い素麺が食される。

重陽の節句
9月9日
和名は菊の節句
節句料理は菊を浮かべた酒(菊酒)など。

ご存知でした?和名を聞けば何となくお馴染みのものですよね

端午ってなんだ?

旧暦の午の月が5月にあたり、この午の月の最初(端)の午の日を祝っていたものが、後に、5が重なるこの月の5日が端午の節句の日になったという。(諸説あり。)

同じように、奇数の月番号と日番号が重なる3月3日、7月7日、9月9日も節句になっているそうです。

ちなみに。
3月3日
5月5日
7月7日
の節句は、毎年同じ曜日になります。

ひな祭りに対して端午の節句は男の子が主役

どうして男の子の日なの?
鎌倉時代ごろから、「菖蒲」が武道・軍事などを大切なものと考えるという意味の「尚武」と同じ読みであること、また菖蒲の葉の形が剣に似ていることなどから、端午は男の子の節句となったそうです。

鯉のぼりは??

江戸時代、将軍家に男の子が誕生した際には、家紋のついた幟を立ててお祝いをする風習があり、これが武家の間に広まりました。
当時、武士より身分は低かったものの、お金は持っていた商人たちにも広がっていく中で、対抗意識からかより豪華に派手になっていき、鯉が滝を登って竜になったという伝説から鯉をつけ始めたそうです。
もっとも、はじめは和紙に鯉の絵を描くだけの簡単なもので、真鯉(黒い鯉)だけでしたが少しずつ形を変えて、現在の「こいのぼり」になりました。
鯉のぼりの上についてる玉や、風車、吹き流しは魔除けの意味もあるものなんだそうですよ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*