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災害時被災地における感染症リスク。発症が懸念される感染症とは??

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被災地における感染症って?何に気を付けたらよいの?

記録的な大雨のニュースと共に、慣れない生活での体力消耗と暑さによる感染症のリスクを報じているニュースがあり、災害時の感染症について調べてみました。

大雨、浸水時における注意すべき感染症。

発生リスクのある感染症は下記のようなモノが有ります。
急性胃腸炎・急性呼吸器感染症・レジオネラ症・レプトスピラ症・破傷風等。

急性胃腸炎

細菌やウイルスにより胃の粘膜が炎症をおこし、痛み吐気などが急激に発症する。重症の場合には嘔吐や吐血、下血を伴うこともあります。
刺激物の摂取が原因となる事も有りますが、被災地におけるリスクとしては、慣れない生活におけるストレス、感染によるもの、特に経口感染が主な原因となります。
被災地・避難所では困難となることですが、食事の準備や食前、排便の後、排泄処理後にはできる限り十分に手洗いを行ってください。

急性呼吸器感染症

病原体への感染により、上気道・下気道・肺に炎症を起こします。
飛沫感染・手指などからの接触感染などによって伝播するため、避難所などの過密な状態での滞在を余儀なくされた状態で感染リスクが上がりやすくなるため、予防の為にマスク装着など咳エチケットが有効です。

レジオネラ症

レジオネラ属菌による感染症で、病態には劇症型の肺炎と一過性のポンティアック熱があります。
温泉施設や噴水など循環水を利用した設備などで増殖した菌を含んだエアロゾル(数μmの水の粒)を吸引することで発症しますが、浸水時などの溺水によっても発生することが有ります。人から人への感染はありません。
国立感染症研究所の報告によれば、東日本大震災においては「浸水建造物清掃時」あるいは「がれき撤去等に関連する作業」に従事していて発症したのではないかと考えられる事例もあったようです。

レプトスピラ症

病原性レプトスピラに汚染された水や土壌などとの接触により発生します。病原性レプトスピラは、イヌ、ウシ、ブタなどほとんどの哺乳類に感染。腎臓尿細管などで増殖しますが自然界においてはネズミなどが保有しています。大雨によりネズミの住処から尿が流れ出したり、住処を追われたネズミと生活圏が重なりやすいなどの要因で発生することが有ります。
日本国内においても、大雨や洪水後に感染した事例が有ります。
感染予防の為には、手袋やゴム長靴を着用し汚染物との接触を極力減らすことが重要となります。

破傷風

土中等、自然界に芽胞の状態存在している嫌気性の破傷風菌が、傷口から体内に侵入し毒素を放出することで発症します。
先進国においては三種混合ワクチン等予防接種を受けている方が多いので発症症例は少ないのですが、抗体レベルが十分でなければ、発症のリスクが有ります。
抗体の持続期間はおおむね10年程度とされています。

感染症予防の為の注意事項。

避難所で不自由な生活をされている方には、難しいことも有ろうかと思います。
手洗い・うがい等をしっかりと行う。
極力マスクを着用する。
できるだけ、涼しい場所で休息を十分とる。
浸水した場所の片付け等は長靴、手袋を着用する。

ボランティア等で被災地へ向かわれる方も
母子手帳等で予防接種の確認、麻疹、風疹、破傷風などできる限り接種してから。
体調が悪いなら無理をしない
等の注意を守り、十分に注意してお向かいください。

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