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都市伝説になったファンタ
ファンタに纏わる都市伝説をご存知でしょうか。
あと、6ヶ月程で終了となる『平成』、その平成の初め頃に話題となった都市伝説です。
その都市伝説は、1970年代中ほどに、ファンタに『ゴールデンアップル』というフレーバーが販売されていた。というものです。
過去の製品をおおむね網羅している、コカ・コーラ社の公式HPに掲載されている、過去のフレーバーの中にファンタゴールデンアップルの記述は無く、『単なる勘違い』で収まりそうな話だったのですが、『間違いなく、飲んだことがある』という人が、予想外に沢山いたそうです。
ファンタゴールデンアップルの都市伝説の結論
一応、結論としてはこんな話でおちついています。
1974年ごろに『ファンタ アップル』のフレーバーが販売され、翌1975年に『ファンタ ゴールデングレープ』が発売された。
当時の、合成着色料の問題で、この『グレープ』フレーバのファンタは、所謂ぶどうジュースの紫色ではなく、透き通った黄金色をしていたのです。
丁度、リンゴジュースのような色をしていた、『ファンタ ゴールデングレープ』が、先に発売されていた『ファンタ アップル』と混同され、『ファンタゴールデンアップル』の都市伝説が生まれたというのです。
当時は、販売グループが細かに分かれており、本体のコカコーラ社にも、把握できていない味があり、社員の出入りも激しい為、当時を知る社員が残っておらず真相は判らないということです。
そんなこと信じる人いるの?
いやいやいや、いくら人の移動が激しかろうと、会社が細かく判れていようと、新しいフレーバーを作ろうと思えば、工場も動きますし、レシピだって作るでしょう。
いくら何でも、何も残ってないなんてことは無いと思うのですが…
都市伝説が大きな話題となっていた直後の2002年、コカ・コーラ社は『ファンタ ゴールデンアップル』を販売します。
そして、『ファンタ ゴールデングレープ』も2012年、ファンタレトロシリーズの第三弾として、1975年当時のパッケージを復刻して再販されていました。
結局、コカ・コーラ社が、自社の情報を調整して、うまく都市伝説を販売戦略に利用しただけだと感じるのですが。
自販機限定商品でファンタ ゴールデングレープが再販!
先日、名古屋の大高緑地公園にある、ディノアドベンチャー名古屋の自動販売機でこちらを発見しました。
『ファンタ ゴールデングレープ』!!
実は、10月1日より、自動販売機限定で発売されていたようです。
ファンタ ゴールデングレープの栄養成分表示
栄養成分表示(100ml当たり)は下記のようになっています。
エネルギー44kcal
たんぱく質・脂質 0g
炭水化物 11g
食塩相当量 0g
自動販売機限定販売で、やや小さな430ml入りのPETボトルでの販売となっていますので一本当たりのエネルギーは約189kcalとなります。
ファンタゴールデングレープを飲んでみる
香りはほのかに爽やかな、ブドウの匂いがします。
食品の味のイメージに、色は重要なファクターですが、そもそも、ブドウは紫の皮の部分は食べませんから、紫じゃなくてもおかしくはないのですが、ブドウは紫、桃はピンク、イチゴは赤、メロンは緑、と言う具合に、刷り込まれたイメージはなかなかぬぐえないもの。
味は…グレープです、気のせいか、ややマスカット系の味に感じます。
伝説になるかは判りませんが…
自動販売機限定のファンタゴールデングレープ。見かけたら是非お試しくださいね。