【D51481】今庄サイクリングターミナル運転室に乗り込めるSL【南越前町】

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国道365号を走っていると見える今庄サイクリングターミナル

福井県南条郡南越前町今庄、国道365号線を走っていると大きな駐車場があり、真っ黒な蒸気機関車の姿が見えます。
こちらは『今庄サイクリングターミナル』てっきり、自転車族用の道の駅的な施設かと思ったのですが、宿泊施設なのだそうです。
サイクリングターミナルというだけあってレンタルサイクルも80台用意されており、自転車で今庄をめぐることができます。

綺麗なD51の運転室まで乗り込んで見学できます

こちらに設置されているSLは、D51形481号

SLD51481今庄サイクリングターミナル
階段が付いていて運転室へ乗り込むことができます。

SLD51481
メカメカした計器類は綺麗な状態です。フェンスが張ってあって触ることはできませんが、かなり近くで見る事ができます。

SLD51481

SLD51481
テンダー側には柵は有りません。

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この車両は昭和15年3月18日国鉄鷹取工場で製造され、岡山、糸崎、新見、浜田機関区で34年間使われた車両で、昭和49年町制20周年を記念して誘致保存展示されたもの。こちらのSLの設置には今庄駅より仮設のレールを敷設して行われたそうです。

今庄・敦賀間には、1000分の25という当時の鉄道設計では限界といわれた急勾配があり、トンネルが続く北陸最大の難所と呼ばれていました。北陸トンネルが開通し、その役目を終えましたが、現在も旧北陸トンネル群として国の登録有形文化財に登録されています。

実際にこの区間で使われていた車両ではないようですが、とても綺麗に保存されています。鉄道と関りの深い町の人たちの愛情が感じられますね。

SLD51481

D51形蒸気機関車とは?DとかCとかアルファベットの意味は??

D51形蒸気機関車は、JRの前身の日本国有鉄道のさらに前身である鉄道省が設計製造した、単式2気筒で過熱式の機関を搭載し、ボイラーに投入する石炭と水を積載した燃料運搬車両(テンダー)が接続されたテンダー式と呼ばれる形の蒸気機関車です。

国鉄における所属総数は1,115両で、主に貨物輸送のために用いられていました
日本の機関車1形式の製造両数でディーゼル機関車や電気機関車などを含めても、最多記録を保持しています。かつては日本中で見ることができたメジャーな機関車なのだそうです。
この他にも、台湾総督府鉄道32両胆振縦貫鉄道(1944年に国有化)5両が製造され、戦後はソビエト連邦サハリン州鉄道30両台湾鉄路管理局5両、朝鮮戦争における国連軍向け標準軌仕様機が2両製造され、その製造総数は1,184両にも上ります。

車両の名前の頭についているアルファベットは車軸の数を表すのだそうです。Dは4軸、Cは3軸となります。

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