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自転車で頻発するトラブルと言えばパンク
サイクリングの途中でパンクしてしまった!
先日サイクリングの途中、前輪で古ネジを拾ってしまい、自宅から2㎞程の場所でパンクしてしまいました。
パンクした自転車と言うのは、なかなかやっかいですよね。
パンクしたまま乗るのも危険ですし、自転車を引いて歩くのもやはり大変です。
もしまたサイクリング途中でパンクしても困るなと思い、対応策を色々考えていたのですが、やはりパンク修理道具位は持っておくのが良いかな?と、いう訳で…
携帯ポンプと、交換用の予備チューブを購入しました。
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eを購入
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eの特徴
GIYOという海外メーカーの製品をネット通販で購入しました。
知らなかったのですが、GIYOは世界トップクラスの『空気入れ』を作っている会社なんだそうです。
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871E 収納時のサイズ
サイズはこんな感じ。
収納時の長さは、27㎝程度。
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871E 使用時のサイズ
ポンプとして使用する時の稼働範囲は、約24㎝。
全長は41.5㎝程となります。
この空気入れは、ちょっと首が伸びるタイプ。伸びる長さは16㎝位。
以前ここが伸びないタイプを所有していたのですが、それだと姿勢の自由度があまりなくて大変だったんです。
でも、携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eの場合、首が伸びることによって自由度が上がるので便利です。
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871E 推しポイント
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eの「携帯」に対して優れているところは、”きっちり収まる”ところです。
例えば、
ポンプ先端部のキャップ。
先端キャップの接続部までピタリとキレイに収まります。逆さまに向けても、ビローンと落ちてきたりはしませんよ。
そして、ポンプの部分にはリング状のロックがついています。
キャップ状にはまり込んでいるだけなので、ポンプを使用方向に引っ張ると外れます。
リング状のロックを太い先側に押し込むと、ロックされます。
持ち歩いている時など、不意に伸びてしまうことがなくて便利。
この様な細かな工夫をしてくれているので、携帯している時のわずらわしさを感じません。
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871E 空気圧計
今回購入したのは、空気圧計がついているタイプ。
空気圧計は、直径4㎝程で結構な存在感を放っていますね。
空気圧計の目盛は『psi』と『bar』の2種類に対応しています。
「psi」・「bar」とは?
psiはアメリカでよく使用される空気圧の単位で、ポンドパースクエアインチ(pound per square inch)の頭文字をとった表現です。
対して、bar(バール)は主にヨーロッパで使用されている空気圧の単位なんだそうです。(昔、気圧の単位でミリバールとかありましたよね。あのバールです。)
空気圧の単位は、他にもkPaやkgf/㎠なんていうのがありますね。
統一してくれると判りやすいのですが、スポーツタイプの自転車に使用されているのはpsiとbarがほとんどだそうなので、この空気入れの表示で困ることはなさそうです。
空気入れのバルブには種類がある?!
パッケージ台紙の裏側に、こんな説明が書いてあります。
これを見て、判る人には判るのですが、初めて見る人には何の説明なのか全く判りませんよね。
『SCHRADER』と『PRESTA』とは?
SCHRADERとは、schrader valve:米式バルブのことです。
PRESTAとは、presta valve:仏式バルブのことです。
つまり、米式バルブにも仏式バルブにも対応できますよ。ということなんです。
そう、つまりタイヤに付いているバルブには種類があるのです。
バルブとは、タイヤに空気を入れる際に使用する画像のようなヤツです。
因みに、これは『英式バルブ』になります。
ママチャリについてるのは大抵このタイプですね。
仏式バルブの形状
それじゃあ、仏式はどんな形状かというと…
これが仏式。
ロードバイクやクロスバイクなどによく使用されています。
米式バルブの形状
米式は…
これが米式バルブ。
マウンテンバイクによく使われています。
バイクや車にも使用されていますので見たことはある、気はしますよね。
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eで仏式バルブのタイヤに空気を入れてみた
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eで、仏式バルブのタイヤに空気を入れるには、ポンプ先端の形状を変えることから始めます。
ポンプ先端部分のリングを外して、画像の順番にはめ込むと、仏式バルブのタイヤに空気を入れられます。
因みに、仏式バルブなんですがそのまま空気入れを接続しても空気を入れられません。
空気を入れる際には、先端についている小さな円柱形のパーツをネジのように回して緩めます。
この状態で円柱形のパーツをチューブの方向に押し込むと、プシューと空気が抜けるのが判るハズ。
円柱形のパーツは先端部で止まるような構造になっているので、心配せずに回してください。
この状態でポンプの先端をまっすぐ押し込んで…
まっすぐ奥まで押し込んだら…
ポンプの先端部にあるL字型のパーツを起こして、準備完了。
どのくらい空気を入れれば良いかは、タイヤのサイドに表示されています。
私の自転車だと、3.5~6.0BARが適正空気圧ですね。
かなりしっかりと空気が入っているので、空気圧チェックのつもりで空気入れを接続してみると。。。
おや?2.7BAR程しか入っていませんでした。
ポンプをシュコシュコ動かすこと100回ほど...
5BAR程入れてみました。
かなりカチカチです。
スポーツタイプの自転車はママチャリよりかなり空気圧高めなんですね。
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eで米式バルブのタイヤに空気を入れる場合
米式バルブのタイヤに空気を入れるときも、ポンプの先端部分の形状を変えます。
米式バルブの場合はこの順番でパーツを先端にはめ込みます。
タイヤへの接続には仏式のような細かな操作はないので、先端パーツを差し込んでL字型のパーツを起こせばそのまま空気を入れられます。
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eで英式バルブのタイヤに空気を入れる場合
ママチャリの英式バルブに空気を入れたいときは、ポンプの先端は米式の状態で、画像の右側に映っている黒い洗濯ばさみ様の口金パーツを付ければOKです。
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eの付属品は、
- 英式バルブ用に使用する洗濯ばさみ様のパーツ(写真右)
- ボールの空気を入れる際に使用する、銀色の先端の長いパーツ(写真左から2つ目)
- ゴムボートなどに空気を入れる際に使用する黄色のパーツ(写真左)
の3つが梱包されていました。
付属の口金パーツはいずれも、ポンプ先端が米式の状態で取り付ければ使用できます。
(ちなみに、写真の中央に映っている2本のネジは、台座の取付用です。)
便利なパーツを購入する手も有る
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eは、仏式・米式・英式に対応していますが、ポンプ側で変更できない場合には、こんなパーツも販売されています。
仏式→英式バルブ変更アダプター!
仏式バルブに取り付けると、英式バルブ対応の空気入れで空気を入れることができます。
数百円で入手可能なので、既に空気入れを持っているケド違うタイプのバルブがついた自転車を購入しちゃった、とか、いちいち変更するのは面倒だから手持ちの自転車のバルブタイプを統一したい、という際はこちらも検討してみると良いかもしれませんね。
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eを自転車に取り付けてみた
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eは自転車のフレームに取り付けられる
サイクリング時に、携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eはどうしようか?
バッグに入れていく?カゴに入れていく?
いやいや、そんな必要はありません。携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eは、付属のステーで自転車のフレームに取り付けられます。
私の自転車には、シートチューブとダウンチューブに取り付けられそうな場所があるのですが、両方ボトルケージ(ドリンクホルダー)で使用しています。
うーん、どうしよう?
しかし、よく見ると取付用のステーがそのまま付けられそうなタイプだったので、シートチューブにボトルケージとともじめで取り付けてみることにしました。
判りにくい画像ですが、シートチューブのボトルケージを取り外しました。
もともと自転車に付属していた純正のネジは2㎝程…。
携帯用サイクルポンプGIYO GP-871Eに付属していたネジも同じ長さだったので、このまま使用します。
ステーは、どちら向きで取り付けるのが正解なのかよく判りませんでした。
シートチューブのネジ穴が出っ張っていたので、ステーのくぼんだ面をシートチューブの方に向けてとりつけてみます。
取付ステーの厚みは4㎜位。
取付ステーの穴は横長なので、取付位置は多少融通が利きます。
一番近い位置。
一番離した位置。
ボトルケージとの距離で、違いが判ると思います。
ボトルケージも、もともと車両についていたネジで無事に取付できました。
ポンプを取り付けてみました。
別角度。空気圧計をフレーム側に向けるとフレームと干渉してしまうので外向きの空気圧計がちょっと目立ちますね。
自転車に取り付けて携帯すると邪魔にもならず、小さいながらもクロスバイクの高い適正空気圧までしっかり空気を入れられます。
ただ、どうしてもポンピングのストロークが小さいので0から適正空気圧まで空気を入れようとすると結構な回数のポンピングが必要となります。
これは結構大変で、両輪に100回程ポンピングを繰り返した後は手のひらが痛くなってしまいました。
あくまで携帯用と考えて、自宅で使用するには大き目のポンプを別に用意するのが幸せになれそうですね。