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鉢一杯に増えたオブツーサを株分けして植え替える
初めて育てた多肉植物オブツーサ
もう10年以上も前になりますが、東京にある小さな多肉植物専門店でその植物に出会いました。
黒い鉢に植えられたその植物の、丸い透明の窓がドーム状に展開する、不思議な建造物のような姿に惹かれ僕はその植物を購入して帰りました。
オブツーサ 別名 雫石
ユリ科ハオルチア属
学名Haworthia obtuse
まだ、ネット上にもあまり情報が出回ってない頃でしたので、図書館で専門書を探したり、購入した店で育て方を聞いたりと、自分で色々と研究しました。
サボテン・多肉植物系の交換会等にも行って、出店している人から話を伺ったりもしました。
その中で、ひときわ興味を引いたのが『葉挿し』。
多肉植物は葉が一枚あれば、そこから発芽し、一つの株に成長するというのです。
僕は、買ってきた小さな株から何枚か葉を採り、初めての葉挿しに挑戦しました。
そんな思いでの植物でもあります。
割と根が張るので植え替えは1~2年ごと推奨です
転職、引っ越し、etc…
環境が変わり、そろそろ植え替えをしないと、と思いながらも、あまり世話ができなくなってしまって放置してしまっていました。
昨秋、水やりを忘れて半分近くを枯れさせてしまいまい、玉型メセンも、脱皮に失敗したものも多く、そろそろ植え替えを考えないと…
放置していた期間だけで、干支が一周してしまいました。
群生したオブツーサをバラバラにほぐす
取敢えず、オブツーサから植え替えることにしました。
当家のオブツーサは、大型の種類と小さな物2種類です。
↓こちらの3鉢が小さなオブツーサ。
初めて購入し、葉挿しで増やしたオブツーサの子孫達です。
↓これは、元気だった頃の左端に写っている鉢の画像ですね。
横についている小さな子株も大きく育って、鉢から溢れる勢いだったのですが、だいぶ減ってしまっています。
鉢底はどの鉢も、恐ろしいことになっていました。
なんとか、鉢から取り出しました。
ラピュタみたいになっています。
根っこが絡み合って、全然動きません。
バラバラにして、枯れた根と邪魔な根を取り除きます。
全部切り取っても、新しい根が生えてきますから、あまり気にせずに毟ってOK。
園芸書には、消毒した鋏で…とか書いて有りますが気にしない気にしない…
オブツーサの根っこは、なかなか太くて立派ですので、残しておきたいのが人情ですが、あまり長いと鉢の底に閊えてしまいますので、適当に切り詰めました。
こんなに植える鉢が無いよ…
40株以上になっていました。
株の形を整えるのに、切り取った葉は、しばらく乾かしてから葉挿しにしてみます。
葉挿しをする場合は、元気な大きい葉を使用すると発芽率が上がります。
今回はいらない葉を使用するので、少々しおれていたり小さい物ばかりです。
大型のオブツーサも同様に、バラバラに株分けします。
こちらは11株と、形を整えるのに毟った葉が15枚程…
どちらも、成大に根を整理したので、しばらく乾かしてから植え替えます。
しばらく乾かしてから?乾かさないといけないのだろうか?
育て方等をみていると、『何日か乾かしてから』とされているものが多いようです。
恐らく、そのまま植え付けると、傷から腐り枯れてしまうのだと思われます。
じゃあ、水やりしなければ平気かな?
50株以上(他の物もあるのでそれ以上)もそのまま置いておくのは邪魔なので植え付けも始めてしまうことにしました。
何日か乾かす位なんだから、一度に終わらなくても、ゆっくり何回かに分ければ少々放置しておいてもヘーキヘーキ☆
まさかこんなに大量になるとは思わなかったので、鉢も土も全然足りません。
今回使用した、培養土は『オザキフラワーパーク』の『メセンの土』。
他にも『サボテン』『多肉植物』『ハオルチア』など、オリジナル配合の専用培養土が販売されています。
なぜ、『メセン』専用培養土を使ったのか?
メインの植え替えが、メセンだったからで、特に意味はありません。
大きい物から順に植え付けました。
初めてオブツーサを購入した時って、丁度このサイズだったなぁ。
鉢は、ミニランプラ鉢2.5号を使用しました。
取敢えず、鉢と用土を追加発注して、残りは後日作業することとしました。
コレクターも沢山多肉の魔力
色々な種類が有って、それぞれにコレクター的なマニアが多い植物でもありますよね。
手軽に増やせるので、交換会などに行くと色々な種類が大量に手に入ったりします。
最近は、ホームセンターや100円ショップなどでも見かけることも多いので、育ててみると面白いですよ。