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整形外科で処方された薬、どんなもの?
腰痛で整形外科にかかると、何種類かのお薬が処方されます。
何となく言われるがまま飲んでいますが、そのお薬はどんな効果のあるものですか?
調剤薬局でも説明してもらえますが、痛みがひどい時は『いいから早くして!』と聞いていなかったり、お薬の説明の紙も帰ったら捨ててしまったり…。
消炎鎮痛剤
一般に痛み止めと呼ばれるお薬です。
体の痛みには『炎症』を伴うことが多く、炎症を鎮めることで痛みをとるお薬です。
胃薬
痛み止めに主に使われているNSAIDsは胃の粘膜を荒らして胃潰瘍が発生するリスクが高くなるため、これを防ぐために痛み止めとセットで処方されることが多いです。
筋弛緩剤
筋弛緩剤と聞くとぎょっとされる方が結構いらっしゃいます。
2000年に仙台で起こった事件が記憶に残っているためでしょうか。
腰痛などで痛みが強いと体はその部分を安静にする為に筋肉を硬くします。
筋肉が硬くなることで、血流が悪くなり痛みの物質が溜まります。
この負の循環を薬で筋肉を緩めることによって断ち切ります。
血流改善薬
血液の循環が悪くなることで悪化してしまう腰痛の症状に対し、血液循環をよくすることで回復させようとするものです。
抗うつ薬
ストレス等を原因として起こる心因性腰痛の軽減や、痛みに伴い発生する不安や恐怖心による増悪を軽減する目的で処方されます。
ビタミン剤
ビタミンB1は、筋肉の疲労による痛みの軽減等を目的として。
ビタミンB6、ビタミンB12は神経の機能回復を助け神経を正常に働かせるため。
ビタミンEは、末梢血管を広げて血流をよくし、症状を軽減させることを目的として処方されます。
漢方薬
薬のアレルギーのある方など、一般的な薬が使いづらい時などに処方されることが多いです。吸収されにくいので空腹時に飲まないといけない等、普通の薬と飲むタイミングが違う為につい飲み忘れてしまいがちです。
その他にも、お薬の効き具合等を見ながら少しずつ変えていきます。
お薬を止める時期も考えなければいけません
年配の方に多い印象ですが、『痛み止めは体に悪いから!』という理由で痛みが引くとすぐに服用をやめてしまう方がいらっしゃいます。
お薬が効いて痛みが引いた状態でも、急に体内から薬の成分がなくなってしまうと痛みがぶり返してしまう事が有ります。
抗うつ剤などではリバウンドが見られる場合もありますので、自己判断で急に止めないようにしてくださいね。
お薬に不安のある方は接骨院がお勧めです。
接骨院ではお薬は使いません。
接骨院で行われる治療は、ご自身の身体にもともと持っている『治ろうとする力』を助けるモノです、即効性は低いですが副作用等の心配も少ないですのでお薬に不安のある方も安心して受けて頂けますよ。