いつの間にか骨折。簡単に起こる背骨の骨折。椎体圧迫骨折。

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圧迫骨折

背中の痛み。骨折しているかもしれません。

”しりもち” をついたら背中が痛い。

滑ってしまって、しりもちをついてから、背中が痛いのが続いていた。

整形外科に行って調べてもらったら、背骨の圧迫骨折だった。

背骨が折れるなんて、そんな大変なことが、そんなに簡単に起こるの?

起こりうるのです。

意外と簡単に折れることがあります。

しりもち以外でもくしゃみをしたり、荷物をもったり体をねじることで起こることもあります。

以前、朝『布団を押入に入れようと持ち上げたら折れた』という方がいらっしゃいました。
毎日何気なくしている事で骨折が起こることもあります。

どこらへんが折れるの?

圧迫骨折は、胸腰椎移行部、第11~12胸椎と第1腰椎に起こることが多いです。

丁度背中の下のほう、一番下の肋骨あたりです。
胸椎と腰椎で可動方向が異なるために、この部分に力か集中しやすいのかもしれませんね。

誰もが簡単に折れる訳ではありません。

圧迫骨折は、高齢の女性に多い傾向があります。

そうです、骨粗鬆症骨折リスクをぐっと持ち上げます。

逆に、若者や男性は、ないわけではありませんが、多くはありません。

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症とは、骨量の減少、微細構造の劣化、それによる骨折頻度の増加をきたす全身性の骨疾患になります。

成因

遺伝的なもの:家系や体格
生活習慣によるもの:喫煙、無活動、過度の運動など
ホルモンバランスの変化によるもの:閉経など
栄養状態によるもの:牛乳不耐性、低カルシウム摂取、菜食主義、過度のアルコール摂取など
疾患によるもの:甲状腺既往亢進症、副甲状腺機能亢進症、糖尿病、クッシング症候群、胃腸肝胆道疾患、慢性関節リウマチ、溶血性貧血、神経性食思不振症、骨形成不全症など
薬物の服用によるもの:グルココルチコイド、甲状腺ホルモン過剰摂取、リン結合制酸剤、抗凝固剤、抗癌化学療法など

骨粗鬆症の予防

加齢による骨密度(骨量)の低下は、程度の差はありますが、誰にでも起こりえます。
骨が弱くなると、特に何をしたという自覚が無くても折れていることもあります。
骨折が起きると、それによりさらに骨折しやすくなるという負のスパイラルに陥ってしまうリスクもあります。
普段から、バランスの取れた食事、適度な運動、日光浴、危険の排除(足元にモノを置かない等)心がけましょうね。

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