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狂犬病の予防接種、平和ボケせず現状に即した予防法を再考する時では?

投稿日:2018-07-19 更新日:

平成30年度の狂犬病予防接種は済まされましたか?

犬を飼っていらっしゃるお宅には4月頃になると『狂犬病集団接種の案内』というものが届きます。
狂犬病予防法施行規則によると、生後91日以上の犬は4月1日から6月30日までの間に狂犬病の予防注射を受けさせなければならない。と定められています。

狂犬病の予防接種は通年、動物病院でうけることが可能ですが、昔は登録も年一回更新の必要があったので、愛犬の登録と予防接種を公民館などでまとめて行っていました。
1995年に狂犬病予防法改正され犬の登録が一生に一度となったことで、狂犬病の接種率が落ちたと言われています。
他にも、法律が施行された時代と異なり、小型の室内飼いの犬が増えたことや、ペットとしての立ち位置の違い、動物病院の増加。など、あえて集団接種にいかずとも掛かり付けの獣医師の元で落ち着いて予防接種を受けられる環境などから、必ず接種せねば!!という集団心理的なモノが働きづらくなったのか、はたまたうちの子は大丈夫という根拠不明の自信によるものか、接種率は登録されている犬だけでも70%程度。ペットフード協会の調査によると、かなりの数の未登録犬がおり、接種率は30%台まで低下しているのではないかとされています。

ところで狂犬病ってどんな病気??

ラブドウイルス科リッサウイルス属の狂犬病ウイルス という比較的大きなウイルス を病原体とする人獣共通感染症です。
感染した動物は、水を飲むと激痛があることから水を恐れるようになる特徴的な症状があるため、恐水病、恐水症 など呼ばれることも有ります。
感覚が過敏になるために冷風刺激や音などでも痙攣などの症状が出る事もあります。

1885年、フランスの学者ルイ・パスツールによって弱毒狂犬病ワクチンが開発されました。

現在、日本ではニワトリ胚細胞培養組織を用いて狂犬病ウイルスを培養し作成する組織培養ワクチン (PCECV)が使われています。

狂犬病の予防接種はなぜ毎年必用?

狂犬病の予防接種に使われるワクチンは狂犬病ウイルスを無毒化して作製した不活化ワクチンです。
不活化ワクチンというのは、ウイルスの毒性は無い状態とし、免疫を作るのに必要な成分だけを抽出したワクチンで、生ワクチンに比べると免疫力を獲得しにくく免疫力が続く期間も短い為、数年ごとに予防接種を受けなおさなければなりません。

外国では狂犬病の予防接種は3年に一度の所もあると聞いたけど?

単純に日本では1年の効果で認可がおりているからだそうです。3年に一度の国では3年で認可が下りているという事ですね。
個人的には、人間のワクチン製造ですら不正を行っていた会社がシェア100%をしめているのですから、そんな会社がわざわざ売り上げが減少するようなことはしないと思います。
しかも法律自体が『なぜか』1年認可の前提です。
つまり今後、摂取間隔が伸びることは無いかと思います。

人が発症した場合の致死率はほぼ100%だが日本では半世紀に渡り発生していない。

狂犬病は1956年の1人を最後に日本では根絶されたと言われています。
ただし、海外ではいまだ多くの方が亡くなっています。日本においても海外で感染して帰国した方が帰国後発症して亡くなっています、1970年に1例ネパールで感染、2006年に2例フィリピンで感染。

名前で勘違いしているヒトも多いが、犬だけの病気ではない。

狂犬病という名前と予防接種の義務づけられているのが犬だけという現状から、多くの方にイヌの病気だと思われています。
しかし感受性動物つまり感染するリスクのある動物は、ヒトを含む全ての哺乳類です。
主に噛まれることで、罹患動物の唾液に含まれるウイルスが傷口から感染します。粘液からも感染することも有ります。特殊な状況を除いて通常、ヒトからヒトへの感染はありません。

イヌの潜伏期間は2週間から2カ月程度ですが、ヒトでは潜伏期間が1カ月から3カ月以上と長く発症後の有効な治療法はまだ確立されていません

もしも罹患動物に噛まれた場合は、すぐに傷口を洗浄し、ワクチンを接種することで発病を防げます。その際、0, 3, 7, 14, 30日と5回のワクチン接種を行います、WHOでは初回接種時に人狂犬病免疫グロブリン20IU/kgを併用することを推奨していますが、日本では入手できないようです。

実際に狂犬病が日本に進入するとしたら、現行の予防接種だけで蔓延を防げる?

外国で狂犬病の媒介動物として問題になっている動物は、イヌの他に、コウモリ、ネズミ、フェレット、ネコ、アライグマなどです。
漁船などに乗ってきたイヌが日本で逃げた場合のリスクなども言われています。

もし日本に狂犬病が入ってくるとすれば、検閲をすり抜けた感染動物からの感染か、コンテナ等に紛れ込んできた感染動物からの感染でしょうか。

例えば感染したネズミが国内に進入した場合、どういった経路で人間の居住地区に問題が発生するでしょうか?
例)罹患ネズミがコンテナに紛れ込み入国→日本のネズミと接触蔓延→捕食によりイタチ→…
罹患動物とイヌが遭遇する前にかなり大規模に蔓延しそうですが…

厚生労働省のホームページによると
Q22
どうして犬に狂犬病の予防注射を受けさせないといけないのですか。
A22
狂犬病は全ての哺乳類に感染しますが、まん延の原因となる動物は限られており、アジア地域等、狂犬病の流行国では、犬が主なまん延源となっています。従って、飼い犬に狂犬病の予防注射を接種することで犬でのまん延が予防され、人への被害を防ぐことができ、日本でも万が一狂犬病が侵入した場合に備えて、飼い犬への狂犬病予防注射を義務づけています。

この国の責任者である厚生労働省のQ&Aです。
アジア地域等、狂犬病の流行国』ってなんでしょうか?日本での現状でなくて??

現在行われているのは、野犬や飼い主の判らないイヌがうろうろしている時代や地域を基準にした予防法です。
日本で再発例がないのは単に運が良かっただけかもしれません。

人間との距離や攻撃力を考えると蔓延した場合の脅威はやはりイヌが一番であろうと思います。
しかし、現状ではイヌに感染が流行するころには自然界にかなり大規模に狂犬病が蔓延した後になるのではないかと考えられます。

無毒化ワクチンとはいえ予防接種は100%安全ではありません。

病気の名前とイメージが先行していて、実際の予防になっているのか、もし日本に再び侵入が見られた場合に、果たして半世紀前に作られた、惰性と利権で継続されているのでは?と疑われるような対策に本当に意味があるのでしょうか?
本当にリスクを考えるのであれば、ヒトも含め外に出る全ての感受性動物に摂取すべきでは?
100%安全でないのなら、生涯に摂取する回数をできる限り少なくする工夫をすべきでは?
現状では生まれ月によっては、初年度には1年に2度接種受けることになります。

家族を守る手段はリスクと引き換えにした自衛しか選択できません、どこに危険が潜んでいるか判りませんから、今年も皆さん痛い思いをしていただきましたが…

-ペット

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