【C50154】ブルートレインに宿泊できた関ロッジ観音山公園に残る蒸気機関車【亀山市】

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亀山市の観音山公園は鈴鹿国定公園内に位置する自然豊かな場所にあります

観音山公園は、鈴鹿国定公園内に位置する自然豊かな公園です、テニスコート、フィールドアスレチック、生活環境保全林などがあり、かつての国民宿舎関ロッジがあった場所になります。

国民宿舎関ロッジは鉄道ファンには有名な場所でした

関ロッジは昭和42年に旧関町の公設宿泊施設として開業しました。4階建て延べ約2600㎡の建物で、26の客室を備えていました。
しかし赤字経営が続いたため、市は平成25年に指定管理者制度を導入して民間に運営を委託しましたが2年で撤退し閉館となりました。

ブルートレインの愛称で親しまれた20系の客車に宿泊することのできる客室があり、ブルートレインに宿泊できる唯一の施設ということで鉄道ファンには有名な施設でした。
関ロッジブルートレイン

ホテルの建物は『ゲストホテル関ロッジ』と名前を変え、素泊まり専用の宿泊施設として2017年7月に営業を再開しています。
HPによれば、残念ながら現在ブルートレイン客室としては使われておらず2019年ごろ解体されてしまう予定となっています。
内装等の見学は希望すればできるようです。

建物の隅にシルバーのカバーがかかっているのが、件の電車です。

静かな公園の片隅に残る蒸気機関車C50154

C50154
関ロッジの少し下にある第2駐車場の片隅に蒸気機関車が静態保存されています。
こちらの車両はC50形154号。昭和8年2月、三菱造船㈱神戸造船所で造られました。
39年と4カ月運行され、総走行距離は1806887kmにも達しています。
C50154関ロッジ
C50形は現在日本に残っているものは6カ所だけで、この車両はその一つなんだそうです。
C50形車両は樺太庁鉄道に納入された4両を除くと、154両が製造されているのだそうで、つまりここ、観音山公園に保存されている車輛が日本国内におけるC50形最終製造車両と言う事になります。

SLC50154蒸気機関車

こちらの車両には除煙板と呼ばれるパーツが無く、前がすっきりした感じです。
除煙板は機関車から出る煙を後ろに流れやすくする空力パーツで、運転席からの視認性を上げる効果が有るのだそうです。
見た目の印象がかなり変わりますね。
また、車輪がスポークのようになっているのが特徴です。
SLC50154スポーク車輪
運転室の窓には、普通のアルミサッシがはめ込まれています。

C50154

車両の横に設置されている腕木式信号は2段のタイプです。
関ロッジ腕木式信号
SL車両の後ろには、なぜかポストが設置されています。
関ロッジSLポスト
こちらのポストの投函口は閉じられており、オブジェのようです。

観音山の高台から、かつての宿場町を静かに見守るかつての主要機関車。
前にはベンチが設置されていますので、のんびり眺めながらかつての雄姿に思いを馳せてみてください。

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