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月兔耳葉挿し記録
月兔耳ってどんな植物?
月兔耳という植物をご存知でしょうか?
月の兔の耳…
なんともファンタジーなネーミングです。
月兔耳はアフリカマダガスカル中部原産の多肉植物で、ベンケイソウ科カランコエ属に分類されています。
学名の『tomentosa』は細かな綿毛が密集する様を表しています。
名前の通り、シルバニアファミリーのフロッキーのような細かな毛が葉の表面をびっしりと覆っています。
さほどデリケートな植物でも無いので、屋外のアプローチなどに植えられているのを見る事も有ります。
小さな株で売られているのを見る機会が多いので、草の様なイメージですが、原産地では50cm程の低木状となります。
月兔耳は簡単に増やせます
月兔耳は大きく育ってくると、茎の下方の幹は結構しっかりした樹状となるのですが、やっぱり下の画像のような状態が鉢植えとしてはカワイイですね。
かなり放置していた月兔耳を切り詰めました。
上の画像は、先端の方だけを茎挿しした状態です。
一週間程切り口を乾かしてから、サボテン培養土に挿して置いたものです。
1カ月程すると、根が出てきて普通の株になります。
葉挿しの記録
月兔耳は葉挿しでも増やすことができます。
葉を根本から毟って、日陰の土の上に転がして置くだけ。
一カ月程で根が出てきます。(5月6日撮影)
ちなみに、先端を切り取った株からも…
1カ月程で、何やら変化が…(5月6日撮影)
さらに2週間経過…(5月18日撮影)
1週間経過…(5月25日撮影)
成長は遅いですが、根が生えてきたら時々湿り気を与えつつ放置しておくと、小さな芽が生えてきます。(6月3日撮影)
葉挿しの葉が元気なら、葉挿しに使った葉も株の葉として稼働します。
水を吸えば膨らむし、光合成もしてるのかな?
子株と分離してしまわないように、あまりいじらない方が良いですよ。
でも、気になりますよね。ちょっと抜いてみましょうか…(6月11日撮影)
順調に成長していますね。
茎の方からも順調に葉が出ています(6月11日撮影)
経過報告(7/17追記)
茎挿し株(7月17日撮影)鉢の外に向かって根が飛び出しています。
葉挿し株(7月17日撮影)子葉も順調に育っています。
元株(6月22日撮影)
元株(7月15日撮影)
植え替え時や徒長株の切り詰め時、葉挿しに挑戦してみよう
上手くすれば、プラナリアの再生のように一気に何株も増産できそうですね。
既に根がついている『株』や、元気な葉が付いていて生長点もある『芽挿し』の再生は比較的容易なので、覚えておくと徒長株のリセットにも役立ちます。
成長は遅いですが、葉挿しにも挑戦してみると面白いですよ。
植え替え時や徒長株の切り詰めをする際に、落ちてしまった葉や元気な下葉を何枚かとって挑戦してみましょう。
上手くいけば、小さなウサミミの群れに囲まれてウハウハです♪