2018年8月7日、文部科学省が夏休みの延長を通知!?

今年の日本列島は異例の酷暑で、愛知県では校外学習後に小学生が熱中症でなくなるなどしました。
文部科学省は、学校での活動中に熱中症の恐れがあるとして、都道府県の教育委員会などに、必要に応じて夏休みの延長や臨時休業日の設定を検討するよう求める通知を出したそうです。

総務省消防局発表の今年度の熱中症による救急搬送者数速報

総務省消防局によると、7月30日~8月5日期間の熱中症による救急搬送人数は13575人と、平成29年度の5441人を倍以上となっています。

また、平成30年4月30日~8月5日における日本全国での熱中症救急搬送者数は、速報値ですが既に合計71266人にも達しています。

都道府県別搬送者数を見てみると、
1位 東京都 5994人
2位 大阪府 5272人
3位 愛知県 5195人
4位 埼玉県 4683人
5位 兵庫県 3610人
6位 神奈川県3436人
7位 千葉県 3114人
8位 福岡県 2636人
9位 京都府 2011人
となっています。

ちなみに昨年平成29年度の同時期における都道府県別搬送者数は

1位 大阪府 2504人
2位 東京都 2294人
3位 愛知県 2107人
4位 福岡県 1996人
5位 埼玉県 1986人
6位 兵庫県 1859人
7位 神奈川 1324人
8位 千葉県 1291人
9位 北海道 1067人
と、大幅に増えているのが判ります。

地域ごとに見てみると、関東地方、中部地方、関西地方では石川県、富山県、兵庫県を除く全域で、平成29年度の倍以上の人が熱中症により救急搬送されたことになります。
東北地方では宮城県のみが494人から1111人と倍以上となっています。
対して中国地方、四国地方、九州地方沖縄では増加はしているものの、いずれも倍の人数までには達していません。

全体としては人口の多い都市部で大幅に増えた印象ですが、元々暑い南の地域の人の方が暑さに強いのでしょうか?
平年との気温差と、熱中症搬送者数の相互関係なんて調べてみると興味深いデータが取れるかもしれませんね。

以降のスケジュール変更等を考慮すると、現実には難しいか?

ちなみに夏休みの延長対応をした場合、その分の授業時間を確保する為に、土曜日や冬休み等、他の休日がカットされるそうですよ。
他の地域とのずれや、年間のスケジュール等を考えると、夏休みの延長をするのは難しそうです。
果たして『夏休み延長』に踏み切る地域はあるのでしょうか?