2018年 12月 の投稿一覧

コギャル三種の神器ポケベルが来年9月末でサービス終了

90年代に一世を風靡したポケットベルが消滅

名刺入れ程の四角い本体に、細長い液晶画面が配置され、小さなスイッチが数個のみ。
今の子供たちに見せても『電卓?』といわれてしまいそうな、その装置はかつて一世を風靡したポケットベルです。
殆どの女子高生、中学生、大学生から社会人にいたるまで、誰もが持っていたアイテムです。

端末の製造は20年程前にすでに、終了してしまっていますが、サービスは東京テレメッセージ一社のみが、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県で提供を継続していました。
12月3日、東京テレメッセージはこのサービスの提供を、2019年9月末で終了する事を発表しました。

90年代コギャル三種の神器ポケットベル

ポケットベル『ポケベル』『ベル』などと呼ばれ、全盛期の90年代には、『三種の神器』などとも呼ばれた、コギャルと呼ばれた当時の女子高生達のマストアイテムでもありました。

ポケットベルは1958年、米国でサービスが開始されました。

日本では1968年に日本電信電話公社がサービスを開始しました。

電話の様に双方向での通信手段ではなく、呼び出す側が電話を掛けることにより、ポケベルの電子音が鳴るという、一方通行の無線呼び出し機でした。
やがて、1987年には、呼び出す側が、数字のメッセージを送信できる、数桁の画面が搭載されたモノが発売されました。

メッセージ交換ツールとして大ブレイク

当時は、発信した側が折り返し連絡の欲しい、自分の電話番号を送信するための画面でしたが、数字の語呂合わせによりメッセージを送る手段として、急速に普及していきました。

数字の語呂合わせには『0840』『0833』『724106』『8110』『0906』など、様々なパターンが有りました。
ちなみに上は、『オハヨー』『オヤスミ』『ナニシトル』『バイト』『オクレル』となります。

やがて、表示できる文字数が増えて、カタカナ表示に対応した機種が販売されます。
カタカナは50音を二桁のコードにした表で、例えば『あ』だとア行→1、の一番上で『11』、『き』だとカ行2の二番目で『22』といった具合に使われていました。
ポケベル本体のボタンを押すと自動で変換される機種や、発信側が特定の文字列を冒頭に打ち込む事でカタカナが表示できる機種などが有りました。
カタカナが表示できる機種では、メッセージの送信側が失敗すると、謎のカタカナメッセージが送られてきたりしたものです。
ボタンを押して数字をカタカナに変換するタイプだと、数字の状態のまま自力で解読すれば済んだのですが、カタカナで表示されるタイプですと、一度カタカナを数字に置き換えてから、もう一度解読する必要がありました。

ポケベルの衰退と共に公衆電話も姿を消していきました

学校などの公衆電話の数が少ない場所では、休憩時間にポケベルを打つ為の行列ができていました。
町中には今と違い、いたるところに公衆電話が有りましたが、深夜に公衆電話で、ひたすらダイヤルを打つ人を見ることができました。

一度に送信できるメッセージはカタカナで14文字程度と少なかったので、俳句を考えるように、文字数を数えながら、送信するメッセージの内容を考えたものです。

ポケベルは携帯電話よりも、建物内などでも受信はしやすいのですが、返信をする為には公衆電話を探す必要があるのが難点で、初めての場所に行く時には、公衆電話の位置を確認するのが、習慣となっていました。

やがて送受信ができるPHSにその座を奪われ、ポケベルは急速に衰退していきました。
そのPHSも、2018年3月31日には新規契約の受付を終了し、2020年7月末には法人向けのサービス以外はサービス終了となる予定となっています。

現在隆盛を極めるスマホもやがて過去のモノとなるのでしょうか

送信できる文字数が増え、種類が増え、色が増え、画像が送れるようになり、現在ではそのままTVで放送できるようなレベルの動画までが気軽に送信できてしまう時代になりました。
現在の最新技術も、今の子供たちが大人になるころには、懐かしいレトロな技術となってしまうのでしょうか?

スコシサミシクモカンジマスネ(14文字)

【デリカD:5】ビッグマイナーチェンジの先行展示会に行ってきた【三菱自動車】

デリカビッグマイナーチェンジ

三菱デリカの新型が発表されました。

当家の愛車デリカD:5
先代となるデリカスペースギアは、1994年から2007年にかけて販売され、5代目となる現行のD:5も発売から10年以上が経過しました。
『車内は広く、悪路の走破性も欲しい。』需要の僅かな隙間をつき、熱心なファンも多い車種ですが、『そろそろフルモデルチェンジして6代目か?』とのうわさがチラホラときかれていました。

そしていよいよ、待望の新型が発表されました!!

現行D:5ディーゼルエンジンモデルのビッグマイナーチェンジ

結局今回は、モデルチェンジではなく、現行D:5の『ビッグマイナーチェンジ』となったようです。
マイナーチェンジが行われたのは、ディーゼルエンジンのモデルのみで、11月21日から全国の系列販売会社にて予約注文の受付が開始されました。

ネットでは、変更されたフロントフェイスが『電動シェーバー』などと呼ばれ、やや不評気味?

ショールーム先行展示会で新型D:5 を見に行ってきました

三重県でも、ショールーム先行展示会があるとのことで、実際に新型D:5を見に行ってきました。

三重県、四日市市新正4丁目9‐28にある、『三重三菱自動車販売(株) 四日市新正店 』
此方のショールームでは11月29日から12月2日まで、ニューD:5 の展示が行われました。

三重県での先行展示は、この店舗のみ。
いつもお世話になっている、ディーラーさんよりかなり大きいです。

新顔D:5はボリューム感アップ?

ショールームに、ドーンと展示された、新顔D:5 。
日曜日と言うこともあってか、結構沢山の人が集まっていました。
商談中の方もちらほら。

気になっていた、シェーバー顔ですが、実車を見るとあまり気にはなりません。
全体として、フロント回りのボリュームが膨らんだ印象です。

ライトは、何だか違和感が有りますねぇ。

後ろ側のライトも、たれ目になりました。
写真でみるよりは、違和感はないです。

展示車両は、最上位グレートの『p』ですかね、
225/55R18マッド&スノータイヤと切削光輝仕上げアルミホイールが付いていました。

スイッチ多い…
始めて見るマークが有って、何のスイッチだか判りませんが(笑)

始動はスタータースイッチですね。

ハンドルのスイッチ類は、メカメカした感じになりました。
クルーズコントロールとボリュームのUPDOWNボタンは、スイッチレバーを上下に倒して操作するタイプです。

 

純正ナビのモニターは10.1インチ。
写真だと判り辛いですが、デカイ。

パーキングブレーキも、スイッチ式になっています。
シガーソケットの隣にはUSBが付いています。

基本現行車と同じだが、あちこち細かく変化しています

内装の装備は、マイナーチェンジと言う事もあり、基本的には現行モデルと同様です。
少し変わったかな?という場所の画像を撮ってきました。

バイザーの鏡、運転席・助手席とも蓋の部分にカードが挟めるようになっています。

ルームミラーはモニターが内蔵されています。(グレードによってはオプション)

ヘッドコンソール部分にはサングラスホルダーが有ります。
むしろ、何でこれまで付いていなかったんだろう?いるでしょ??

運転席と助手席のシート後部には、上部に小さなポケットが追加されました。
運転席後ろのフックは現行と同じモノが付いています。

3列目シートの天井です。
ルームミラーが追加されました。


車載工具には、パンク修理剤が入っています。

個人的に良いなと思った場所はここ。↓

判り辛いですが、フロントのドアについている把手です。
現行では、ただの穴なんですが、きちんとヘリの部分が膨らんで中が広く、手をかけやすい形状となっています。

実際に販売開始されるのは2月か3月ごろになるか?

新型D:5は、当初2018年内の販売予定でしたが、延期となっていました。来年春ごろまでには、実際に町中を走る姿を見ることができるでしょうか。

 

装備などについては、展示されていた車両を素人が見感想です、実際の装備などはメーカーにてご確認くださいね。

【新商品】キリン午後の紅茶Fruit×Fruit TEA ピーチ&マスカット【口コミ】

午後の紅茶 Fruit×Fruit TEA ピーチ&マスカット

キリン 午後の紅茶 Fruit×Fruit TEA ピーチ&マスカット

11月27日、キリンより午後の紅茶Fruit×Fruit TEA第2弾が発売されました。
Fruit×Fruit TEAは、フルーツをミックスすることで、複数のフレーバーを合わせ、嗜好性を高めたシリーズです。
2018年9月18日に発売された、Fruit×Fruit TEA第1弾『オレンジ&ベリ』に続きFruit×Fruit TEA第2弾として今回登場したのは『ピーチ&マスカット』

キリンHPの新商品紹介によれば

華やかな紅茶の香りとスペイン産ピーチ果汁、爽やかなマスカットの香りの掛け合わせを楽しむフルーツティー。

だそうです。

午後の紅茶 Fruit×Fruit TEA ピーチ&マスカットの栄養成分表示

午後の紅茶 Fruit×Fruit TEA ピーチ&マスカットの100ml当たりの栄養成分表示は下記のようになっています。

エネルギー 28kcal 500mlペットボトル1本当たりですと、140kcalとなります。
たんぱく質 0g
脂質 0g
炭水化物 7g
食塩相当量 0.02g

紅茶ポリフェノール入り

どうして桃がスペイン産?

スペイン産のモモを使用、と表示されていますが、スペインってモモが有名なのでしょうか?

桃はスペイン語でmelocotonといいます。
世界での桃の生産量が最も多いのが中国。そして第2位の生産国がスペインなのだそうです。
2016年度の生産量は153万トンと、日本のもも生産量の10倍以上となっています。(日本は13万トン)

午後の紅茶 Fruit×Fruit TEA ピーチ&マスカットを飲んでみる

色はストレートティよりやや薄めな感じがします。

PETボトルを開けると、モモと紅茶の芳醇な香りが漂います。メーカーの商品紹介に書かれている『爽やかなマスカットの香り』は、ちょっと私には判りませんでした。

味はピーチティに特有の、少し若いモモの果実のような、若干渋みのある、ほんのり甘い味わいです。
喉の奥の方に、少し渋みが残る感じがします。

甘すぎず香りも良く、落ち着いた仕上がりの味わい

残念ながら、商品自体の売りとなっている、ミックスされている『マスカットの香り』と言うのが、いまいちピンとこなかったのですが、美味しそうな香りはしていますし、リラックスタイムにピッタリな深みのある紅茶の味わいにしあがっていると思います。

【松阪市】松坂城址はかつて『公園』でした。今も松阪公園ですが…

松阪公園恐竜

松阪市の中心部に位置する、古い城跡公園。

松阪城址
松坂城址松阪公園とも呼ばれ、散歩コースやお花見スポットとして、市民に親しまれています。
城跡にはお城の建物こそ残っていませんが、その美しい石垣は日本の名城100選にも選出されています。
石垣は、築城当初の部分、後に修復した部分など、種類の違う石垣の積み方が使用され、一カ所で複数の時代の石積み技術を比べられるという、珍しい史跡としても有名です。

松坂城址内にはお城とは無関係な建築物が配置されています

松阪城址の中には複数の、あまりお城とは関係のない建物が建っています。

松阪市立歴史民俗資料館
本居宣長旧宅鈴屋
裏門の前にある立派な常夜灯
市民病院市営プール殿町中学校の体育館の有る場所も、実は松坂城の敷地内で、三の丸跡と呼ばれる場所にあります。

松阪市は、史跡としての城址を目指してか、これでも昔と比べると、ずいぶんすっきりとしてしまいました。
昔の松坂城跡は、『城址』というよりは『公園』だったのです。

今は無くなってしまった様々な(お城と関係のない)施設

表門から松阪公園に入り、東側の二の丸と呼ばれる場所には、ミニ動物園がありました。

ライオン、クマ、サル、鳥(インコ?)などが飼われていた記憶がぼんやりと有ります。
ライオンはタテガミのない雌で、檻の中には、毛のない鶏の頭が転がっていたような…。
恐らく、餌の鶏の水煮だと思うのですが、記憶はそれだけです(笑)

二の丸の入口には、恐竜2体が向かい合うようなオブジェがありました。

ティラノサウルスのような形で、顔がカモノハシのような嘴のついた恐竜と、トリケラトプスだったような気がします。登りたくてしょうがなかったのですが、よじ登るにはかなり大きかったような…

天守閣の下側の空井戸がある広場には、何か謎のコンクリートの建物が建っていました。

裏門の脇の広場には、SL機関車がありました。

市営プールは現在の市営駐車場の場所にありました。

古いアルバムの中に隠れて~思い出を発見。

昔のアルバムの中に、松阪公園の恐竜を発見しました。
恐竜は、トリケラトプス『トラコドン』です。

松阪公園恐竜
トラコドンとは?

今の恐竜図鑑にトラコドンは載っていません。
トラコドンは『荒々しい歯』『粗雑な歯』を意味するギリシャ語を語源とする名称で、白亜紀末期に生息していた水棲の恐竜と考えられていました。
現在では陸生の恐竜と考えられており、またトラコドンの名称も、別に見つかった恐竜と同種のカモノハシ竜であるとされ、名称自体が過去のモノとなってしまっています。

松阪公園に設置されていた恐竜は、コンクリート製で、1971年6月30日に設置され、1992年10月9日に撤去されたそうです。

松阪公園に動物園は存在したのか?

松阪市の資料の中に下記のような記述が有りました。
1952年9月23日 熊舎新設
10月30日 狐狸舎新設
12月9日 ワニ舎新設

ライオン。いなかったのでしょうか。確かにオリが3棟建っていたような気はするのですが、ワニとタヌキやキツネは全く記憶に有りません。

猿舎新設についての記載は見つけられなかったのですが、2005年3月30日に、本丸跡の猿舎が撤去されたと記録されています。
インコがいた結構大きなオリも、結構長く有ったような気がするのですが、資料には見当たりませんでした。

本丸にあった謎の建造物の正体

1952年の4月に本丸跡にあった南竜神社が御城番屋敷横に移設され、同年12月25日に『上水道配水池』が造られています。神社を押しのけてまで、なぜこの場所に?
上水道配水池は1990年の7月に撤去されています。

建物とは全く関係ありませんが、1970年代末に全国的に流行した都市伝説、『口裂け女』。
松阪で口裂け女が出る、と噂されたのも、この松阪公園の本丸でした。

蒸気機関車くろすけ

くろすけ松阪公園
蒸気機関車くろすけ(C5851)は現在中部台運動公園の駐車場に設置されています。

1971年11月22日に松阪公園の東側に設置され、その後1990年2月1日に中部台に移転しました。
移転当時は屋根があったのですが、台風で飛ばされてしまい、現在は雨ざらしとなっています。

松阪市営プール

市営グラウンドを挟んだ市民病院側、現在の市営駐車場の場所(三の丸)に市営プールが有りました。

1953年8月25日に三の丸に市営プールが完成、三重国体が開催された1975年に改築が行われ、1993年6月17日に現在の場所に移転されました。
ちなみに、現在市営プールがある場所には、1976年にテニスコート、1977年には弓道場が造られていました。

史跡としての価値は上がったのか?

今回は、松阪公園にあった、現在は無くなってしまった施設について書いてみました。
時代の流れと共に、変わっていく景色。
やがて忘れられていってしまうのは仕方のない事なのでしょうか。