いよいよ黄色い悪魔がやってくる

節分も過ぎ、最近なんだか目が痒い…
鼻もムズムズする気がする…

気になる、花粉の飛散状況を、ほぼリアルタイムで知る事が出来るデータが公開されているのをご存知ですか?

環境省花粉観測システム

Google検索で『はなこさん』と入力して検査すると、一番上に出てきます。
間違えて『花子さん』と検索すると、違うものが出てきますので、怖いのが苦手な人は注意が必要です。

リアルタイムで花粉飛散状況が見られる『はなこさん』

『はなこさん』はこの環境省花粉観測システムの愛称なんです。
毎時35分頃に観測地点から自動で集計されたデーターが更新され、ほぼリアルタイムでの花粉飛散情報を閲覧する事が出来ます。

2019年度は2月1日から、関東地域 、中部地域 、関西地域 、中国・四国地域 、九州地域 での花粉飛散状況の情報提供が開始されました。
東北地域の花粉飛散状況の提供開始は2月15日から、北海道地域の花粉飛散状況の提供開始は3月中旬程となります。

花粉の飛散量測定方法

花粉の飛散量測定には、従来ダーラム法という手法が取られていました。
固定式の採取器で一定時間の花粉を採取し、顕微鏡で花粉数を数える方法です。
この方法だと、測定に時間がかかってしまうのが欠点です。

はなこさんの花粉飛散量の測定に使用されているのは、花粉自動計測器です。
こちらの装置は百葉箱内に設置され、内蔵の吸引ポンプで、大気を吸引して、レーザー光線を照射し、その散乱光を観察分析することで、粒子の数を求めます。
その構造上、空気中のちりや雪、黄砂などの気象条件によって、測定値に誤差が出てしまうこともあるのですが、ほぼリアルタイムでのデーター観測が可能となりました。

はなこさんを見てみよう

環境省は、平成14年度から、全国に花粉自動計測器を順次設置し、平成19年度には、北海道・東北地域にも花粉自動計測器の設置が完了したことで、花粉飛散量の少ない沖縄県を除く全国132地点でのリアルタイムの花粉飛散量を測定し、例年2月から5月、主に杉花粉の飛散量を測定しています。

はなこさんでは、1時間平均の花粉数が(個/m3)の赤い丸で表示され、地域ごとにAMeDASで観測された風向風速と共に地図上に表示されています。
また観測局毎に、花粉飛散量をグラフで閲覧することも出来ます。

早めに耳鼻科を受診しましょうね

田舎ですと、山から黄色い煙のような花粉が飛ぶのを見る事ができますし、飛散量が判ったからどうなる訳でもないのですが、それでもやっぱり気になる花粉の現在状況。

はなこさんでチェックしてみてくださいね。