トミカドア修理

今日もトミカは大活躍

子供の玩具の定番『トミカ』。
我が家でも御多分に漏れず、今日もトミカが、家のそこかしこで渋滞しています。

トミカは、床を走ったり、ずらーーっと並んだり、時には空中を飛んだり!?、パパのブログの画像素材になったりと大活躍。

トミカドア修理
中でも、当家の子供が気に入っているのが『パトカー』です。
こちらは、大阪府警の南01。細かいですね…。
トミカって、小さいのにちゃんとサスペンションが効いていたり、ドアやトランクが開いたり細かいギミックが付いています。

トミカのドアが閉まらなくなった?!

細かなギミックが付いていながらも、「子供が乱暴に遊んでも壊れない」というのが良いところなんですが、絶対壊れないかと言えば、もちろんそうでもなく(笑)、一番のお気に入りのパトカーのトミカが壊れてしまいました。
『パトカーのドアが閉まらなくなったー』との訴えに、見てみると
ドアが開いたままになっており、閉じようとするとまるで脱臼した肩のように、ミョンと開いた状態に戻ってしまいます。
落とした拍子に壊れてしまったようです。
ドアの隙間から車内を覗いてみるとドアに付いていなければいけない、針金のようなパーツが外れてしまっているのが見えました。

ピンセットで四苦八苦してはめ込んでみるも、なんだか針金の長さが足りずにすぐに外れてしまいます。
ドアが外れないように抑えるパーツとしても働いているらしく、ドアも簡単に外れてしまう。
このままでは、近いうちにドアのパーツが行方不明になって廃車となってしまいますね…。

トミカ車体の分解修理をしてみる

と、言う訳で大阪府警南01トミカさんの修理を執り行います。

トミカ修理

トミカの分解に必要な工具はミニルーターのみです。

ミニルーターとは、DIYによく使われる工具の一つで、研磨やカットに使うことができます。ビットと呼ばれる替刃があり、用途に合ったものを取り付けて使います。安いものだと1,000円くらいから売られているので、家に一つあると便利ですよ。

さて、そのミニルーターを使い、下の画像に写っているドーナツのような部分を削り取ってしまいます。

トミカドア修理
なぜなら、トミカは上下パーツがネジではなく、ハトメというリング状の金具を使ってかしめてあるので、削り取るしか方法がないのです。
(※ハトメの金具とは、スニーカーなどの靴の紐を通す穴に使われているアレです。)
トミカ分解
チュイーンっと。
ハトメの外側の部分が広がって、下側のパーツを固定しているので、画像のように中心を削っても実はあまり意味が有りません(笑)。ハトメの外側を削るようにしましょう。
下側パーツはプラスチックで柔らかく削れやすいので、画像のモノよりもっと大きいビットを使って広めに一気に削った方が良さげです。
小さなビットしか持っていなかったためかなり苦戦しました。

※ハトメを削っていると、摩擦熱でかなり熱くなります。
軍手を使用する、トミカが動かないように固定する、金属粉が目に入らないようにゴーグルをするなど、安全装備も忘れずに使用してくださいね。

トミカの内部はどうなってるの?

ミニルーターを使い数分後。ジャジャーン!こうなりました。

トミカドア修理
ハトメを削ってしまえば、簡単に上下パーツが分かれます。
トミカドア修理
因みに、サスペンションはこんな構造になっています。
シンプルで実に合理的ですね。

トミカドア修理
ドアの方は、スプリングの腕が曲がってしまっています。
ドアがおかしくなって、無理に閉めようとした際に曲がってしまったのでしょうね。
トミカドア修理
スプリングを取り外して、曲がった部分を伸ばしました。

トミカドア修理
スプリングを元の位置に戻し、ドアのパーツを取りつけて溝にスプリングの腕をはめ込みます。

トミカドア修理
このスプリングで、ドアがカッチリ止まるようになっているんですね。
シンプルで実に合理的ですね(2回目)。

固定されているのは最初に削ったハトメ状のパーツだけで、内部の運転席やドア等のパーツはすべて挟み込まれる事で固定されるようになっています。
実にシンプルで合理的(3回目)。

分解したトミカを組み立てる

分解しただけではいけません。ドアを直して、元通りのトミカにするまでがパパの仕事です。

上下のパーツを固定するのは、穴をあけて小さめのビットでねじ止めするのが強度的にも良さそうですが・・・。
残念ながら小さなトミカにネジ穴を切るような道具は持ち合わせていないので、今回は接着剤で止めておくことにしました。

トミカドア修理トミカドア修理
この様に、ドアは元通り!きちんと開閉できるようになりました。

これでパパの株も上がったかな?

分解は比較的容易だが組み立て後の強度は…

トミカを分解してみると、外装のパーツで内部のパーツをサンドイッチ状に挟み込み、上下のパーツをカシメることで組み立てられていることが判りました。

トミカドア修理
少ない工程で合理的に組み立てられるように考えられているんですね。

実は、接着剤で固定する前に、試しにホットメルトと呼ばれる、熱で糊を溶かし冷めると固まるモノで止めてみましたが、接着強度が足りませんでした。

トミカドア修理

ブルーの工具がホットメルトです。

接着剤で固定してしまうと、今後同じように壊れてしまった際に修理が出来なくなってしまいますし・・・。
かといって、壊れたらすぐに捨てるということもしたくないのですが・・・。

結論:トミカの修理はできるが、組み立てる際の固定方法が難しい