自作アイスコットンマスク

夏場のマスク対策どうしよう

マスクをずっとつけているには暑い季節になりました

松阪こた堂接骨院のある東海地方も、梅雨入りとなりました。
梅雨入りに伴い、どんどん気温も湿度も高くなってきています。
しかし、新型コロナの脅威は去った訳ではないため、外出時などのマスク着用はまだまだ必要です。
冬場とは違い、マスクを着用する事による熱中症のリスクにも注意が必要な状態となっています。

子どものマスク着用による熱中症が心配

大人でさえ、暑い日にマスクをつけていると熱中症になる危険性があるのに、まして子どもともなると、熱中症になる危険性はもっと高いと言えます。
厚生労働省も、新しい生活様式における熱中症予防行動のポイントで、「高齢者、子ども、障害者の方々は、熱中症になりやすいので十分に注意しましょう」と注意喚起をしていますし、公益社団法人 日本小児科医会は、2歳未満の子どもにマスクを使用するのはやめましょう、と呼びかけています。

息子の通う保育園では、マスクは絶対着けなければいけないわけではないのですが、我が家は念のため、息子にマスクを着けてもらって登園しています。
これからも、そのスタイルを変えるつもりはありません。

う~ん、これは、子ども用夏マスクを自作するしかないか。

子ども用夏マスクを作ろう!

子ども用夏マスクに求められること

夏場のマスク着用時の一番の敵は、「蒸れ」でしょう。
自分の吐く息で、マスクの中がジメジメ高温になるのが不快だし、マスク内の蒸れによって熱中症を引き起こす可能性も出てくるわけです。

なので、ハンドクラフト子ども用の夏マスクに要求される蒸れない工夫としては…

  • できるだけ通気性の良い布地を使う
  • 鼻や口の前に可能な限り空間をつくる
  • 接触部分が冷たく感じる布を使用する

この3点に絞ることにしました。
メカニカルなモノや保冷剤を使用するとどうしても重くなってしまいますので、現実的だと思います。

通気性については、マスクの目的を考えるとあまり極端なモノはちょっとどうかな?と思う部分も有りますが、直接的な飛沫の予防なら薄い布でもそれなりに効果があるでしょう。
先程書いた、「新しい生活様式における熱中症予防行動のポイント」でも、マスクは「飛沫の拡散予防」のために着けてくださいと書かれていますしね。

さて、子ども用夏マスクを作るうえでの工夫を絞り込んだので、それらを盛り込んでマスクを作っていきましょう。

通気性の良さ&接触部分が冷たく感じる布を見つける

通気性と接触部分が冷たく感じる、その両方を備えた生地ってあるのかな?と色々とネットで調べていると、なんだかすごい生地を見つけてしまいましたよ。

それは、廣田紬株式会社のアイスコットン

アイスコットンは

・スイスのスポエリー社が開発した特殊紡績技術を使うことにより、天然素材である綿を使って接触冷感を実現
・綿本来がもつ肌に対する自然で優しい触り心地そのまま

という、すごい特徴があるんです。
ほほ~、これは子ども用夏マスクを作るのにぴったりじゃないですか。大人の夏マスクにもぴったりですが(笑)。

そして、嬉しいことに、個人でも廣田紬株式会社のホームページから、10cm単位で購入可能なのです。
この、10cm単位というのがまたマスクを手作りする自分にとってはありがたいんですよね。
メートル単位で買っても、そこまで大量に作りませんからね(笑)。

と、言うことで、子ども用夏マスクの布は、廣田紬株式会社のアイスコットンに決定しました。

廣田紬株式会社のアイスコットンを購入

早速、ネットで注文しましたよ。

冷感マスク
注文の翌日に、郵便で発送されました。
発送連絡のメールもしっかり届きましたよ。

届いたのは、こちら。

冷感マスク
今回は、アイスコットン着物生地(藍縞)を10cm購入してみました。
布地の幅大体40cm程度でした。

手触りは、ちょっとしっかりしたガーゼ、といった感じでしょうか。

子ども用夏マスク製作開始

このアイスコットン生地から、マスクの型を切り出していきます。

冷感マスク

ギリギリ1個分、材料を切り出せました。
ちょっと余裕が無さすぎて、生地の向きがずれていますが、小さいモノなので大丈夫。かな。

大人用のマスクを作る場合は、10cmでは足りないと思いますので、もうちょっと多く生地を購入するようにしてくださいね。

冷感マスク
マスクは既に何回か作っていますので、製造工程は慣れたもの♪
(前回マスクを作った時の、もっと詳しく行程が書かれた記事を最後に添付しておきます。)

2枚の布地を縫い合わせます。アイスコットン生地は裏表が無いので気にしなくてもOK。楽々ですね。

冷感マスク
曲線部分にハサミで切れ込みを入れてから、

冷感マスク
縫い代を両側に割って、両側にミシンを掛けて縫い止めます。

口や鼻周りに空間を作る工夫

冷感マスク
マスクの中で、口の部分はどうしても湿気がたまり濡れた状態となってしまいますので、口の前に空間が出来るようにマスク中央部分に芯を入れてみました。
こちらの芯は、使用済みの使い捨てマスクから取り出した部品を再利用しています。
ジグザグミシンで、顔側の布地に縫い付けました。

冷感マスク
中表で重ね合わせ、上下を縫製してから、裏返します。

冷感マスク
アイロンでしっかり形をつけて、上下にステッチで縫い止めます。

冷感マスク
両端を折り返してから縫い留めて、ゴムを通す部分を造ります。

子ども用夏マスク完成

冷感マスク
こんな感じとなりました。

マスク中央部分に入れた芯のおかげで、かなりマスク内に空間ができてます。

冷感生地マスク

薄い生地なので、光に透かすと向こう側が見えています。
通気性に期待ですね。

最後に、ゴムを通せば、完成!!

子ども用夏マスク 着けた息子の感想

完成した夏マスクを、息子に着けてもらいました。

自作冷感マスク

うん、サイズも丁度いいですね。我ながら上出来です(笑)。

息子的には、キャラクターが付いていないのがちょっと不満みたいです。

着け心地を聞いてみると、最初は良かったのですが、少し経つと

「びちょびちょー」

と・・・・。
まぁ、子どもの呼吸回数を考えると、アイスコットンの吸湿性・通気性でも追いつきませんよね・・・。それは仕方ない。
通気性だけを考えるなら、両サイド部分に空気抜きのスリット穴でも作ってみてもイイかもしれませんね。
(飛沫拡散防止効果のことを考えると、悩ましいところですが。)

でも、「暑い」とは言ってなかったので、触感冷却の効果はあるの・・かも。
まぁ、マスクを着けて暑くなる原因は、マスクと肌が触れていることではなく、マスク内に籠った空気ですからね・・。

夏に使うものですし、汗をかいて湿ってしまうことも多いでしょうから、洗い替え用のマスクを数枚作っておいた方が良さそうです。

 

 

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