アングラーズデザイン釣り用フローティングベストADオールラウンドベスト【初心者釣り記録】

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目次

釣りを楽しむのに必要なモノ それはライフジャケット

釣りの名所 JFE突堤に初訪問

松阪こた堂のある松阪市近辺で、有名な釣り場と言えばJFE突堤。
昔の『日本鋼管』の名称の方が有名かもしれませんが。
ここは、地元だけでなく、県外からも多くの釣り人が訪れる人気の釣り場です。


延々と続くテトラ帯には、フナムシやカニなど餌となる生物も多く生息し、恰好の漁礁となっています。
釣れる魚は、根魚からタコや青物まで多彩で、伊勢湾ショアから釣れる魚種なら大体こちらでお目にかかれるという感じ。

津日本鋼管

日本鋼管のテトラ帯は初めて訪れると、どこに釣り座を構えれば良いのか判らない程の長さ。

津日本鋼管
しかし大半のポイントはテトラ上からの釣りになります。
いい具合にコンクリが劣化していて、滑りやすくはないですが、ライフジャケットは必須ですよ。

釣り場によってライフジャケットは変えたほうがいいかも

膨張式救命具
私は釣行時には、以前購入したSHIMANOの『ラフトエアジャケット VF-052K』を使用しています。
膨張式のライフジャケットは必要な時に膨らんで浮き輪状態となるので、装着時にも邪魔にならず携帯性には優れているのですが…
日本鋼管のような場所で落水した場合、擦れて穴が開いてしまうリスクも高そうですね。
いざという時の保険ですから落水しないのが一番ですが、いざという時に役に立たなかったら困ります。

やはりテトラや磯場では、転倒時や落水時に防具替わりにもなるベストタイプのライフジャケットの方が安全性が高そう。

アングラーズデザインのオールラウンドベストを購入

一目ぼれしたアングラーズデザインのオールラウンドベスト

アングラーズデザインライフジャケット
ポチっとしたのは…

ADオールラウンドベスト
こちらのアイテム。

アングラーズデザインのオールラウンドベスト。

カテゴリー的には『フローティングベスト』というアイテムとなります。
なんと定価の半額程で売り出されていました。ラッキー!
しかし、いつも定価の半額という訳ではないので、まめにチェックをしてお安いときを狙ってくださいね。

アングラーズデザインとは

アングラーズデザインは2010年に開業したフィッシングギアのブランドです。
残念ながら2019年に廃業してしまいましたが、市場にはまだ在庫品が流通しています。

私、実はアングラーズデザインという会社を知らなかったのですが、
たまたま釣具屋さんでこの『オールラウンドベスト』を見つけて、一目ぼれしました。
今回は、運よくネットで見つけ購入することができました!

アングラーズデザインの釣り用フローティングベストは4アイテムだけ流通?

実は、この『オールラウンドベスト』ネット上にあまり情報が無いんです。
廃業したため、メーカーのHPも既に閉鎖してしまっています。

現在流通している、アングラーズデザインのフローティングベストは在庫品のみで

  • エクストリーム Ⅱ
  • エクストリーム Ⅲ
  • オールラウンドベスト
  • エボリューションゲームベストⅢ

色々検索してみましたが、流通しているモノは上記の4アイテム(しか見つけられませんでした)。
もう4アイテムしか流通していないのか、私が見つけきれなかったのかはちょっとわかりませんが・・・。
見つけた製品も、エントリーモデル帯とハイスペックモデル帯の両極端で、中間の価格帯設定モデルが無い状況でした。

では、今回見つけた4アイテムはどんな特徴があるのでしょうか。

エクストリームⅢ Ⅱ

このエクストリームシリーズが、アングラーズデザイン製フローティングベストのフラッグシップモデルとなるのでしょうか。
定価は2万円台後半。
ネット上でも、インプレッション記事や商品が多く見つけられました。
背面のポケットが可動式となっており、ベストを脱がなくとも背面ポケットに収納した物が取り出せる『背面可動式ポケット』が採用されています。
また、インビスタ社のコーデュラという布地が使用されています。
コーデュラは、コーティング回数を通常より多く施工した裂けや切れに対して強い布地で、米軍の軍服等にも採用されているのだそうですよ。

エクストリームⅢはエクストリームⅡの後継モデルで、2016年4月頃の発売です。
ⅡからⅢの変更点は、

  • 塩噛みの多い止水ファスナーを減らし、プラファスナー(ビスロンファスナー)を採用
  • メインポケットの大容量化

などが主となっています。

浮力は7.5㎏/24hと、救命胴衣と遜色ない浮力設定となっています。
7.5㎏/24hというのは、7.5㎏の錘を24時間水に浮かべる事が可能な浮力を有しているという事です。
救命胴衣の目安としては体重の1割程の浮力が必要とされています。つまり体重(装備込み)75㎏の人が24時間水面に浮いていられる浮力が有ると言う事ですね。

エボリューションゲームベストⅢ

エボリューションゲームベストは、メーカーが設定した定価で1万円台前半、実売価格が6千円台~とエントリーモデル帯のお値段設定となっています。
エボリューションゲームベストⅠの発売が2012年9月。Ⅲの発売日は見つけられませんでしたが、アマゾンの取り扱い開始日を見ると2018年頃の発売だと思われます。
エボリューションゲームベストⅢも、浮力は7.5㎏/24hとなっています。

オールラウンドベスト

今回入手したオールラウンドベストは、2017年12月に発売されたものです。
2014年3月に発売された、アングラーズデザイン・ロックショアベストの後継モデルとなります。
ネット上でオールラウンドベストの情報はあまり見つけられなかったのですが、ロックショアベストはインプレ記事等をいくつか見つけることが出来ました。
ロックショアベストは、収納性よりも機動性と安全性を重視して開発されたモデルのようです。
足場の悪い磯場での移動や、泳ぐことまで考慮されており、エクストリームよりも機動力に優れているという特徴があります。

アングラーズデザインのオールラウンドベストを詳しく見てみよう

では、ここからは、アングラーズデザインのオールラウンドベストがどんなものか、写真で詳しく見ていきましょう。

アングラーズデザインのオールラウンドベスト 正面

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正面から見るとこんな感じ。
フロントの収納は、左肩に1つと左右の身頃にポーチが各1つずつ、計3つあります。
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前ポーチはプラファスナー(ビスロンファスナー)で、スライダーが2つ。
ココに限らず、全てのファスナーのスライダーには大きなループ状のつまみが付いています。

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ファスナーの取り付けには、ポーチの中のものが落ちにくくなるような工夫がされています。
ちょっとわかりにくいですが、上の写真で開口部左側の方が右側より深いところまでファスナーが付いていますよね。
なので、ファスナーを全開にしてもポーチの前面がベロンと下にめくれることがないのです。

前ポーチの容量は、山田化学のW210、明邦化学工業の3010が左右のポーチにそれぞれ1個づつ収納できるサイズとなっています。

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W210浅型を前ポーチに入れてみると…

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厚みには、少し余裕があります。

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W210を収納してみます。
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ちょっとミチミチですが…
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ピタリと収まりました。
W210は蓋が底面に対し若干サイズが大きい形状となっているので、画像と表裏を逆に蓋が体側となる方向で入れた方が入れやすそうです。

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前ポーチの前面には斜めの薄いポケットが装備されています。

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左肩部分には、中にクリップがついた小さなポケットが装備されています。
こちらは止水ファスナーが使われて簡易防水仕様となっています。スライダー部分は完全に密閉はできませんので落水すればさすがに少しは水が浸入しそうですが、雨や水しぶき程度であれば十分ガードできそうです。
ポケットのサイド部分には、平ゴムのループが装備されています。
こちらは、用途が判らなかったのですが、エクストリームを使用されている方に聞いてみたところ『サングラスホルダーだと思われる』との事でした。

アングラーズデザインのオールラウンドベスト 背面

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背面はこんな感じ。
大きなD環が3カ所に配置されています。
そして、収納がたっぷりできる大きなポーチが1つあります。
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背面のポーチには開口部が4か所、いずれもプラファスナーでスライダーにはループ状のつまみが付いています。

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一番外側のメッシュポケットは両サイドがファスナーで開くようになっています。

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伸びのあるメッシュ素材なので、ペットボトルが収納可能です。

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ファスナーを閉じると、こんな感じ。

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がんばれば、500mlのペットボトルが2本はいりますね。
メッシュポケットの上部のファスナーは薄いポケットとなっています。

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上部のスライダーは2個。こちらは前ポーチよりも大きめで幅23cm深さ20cm奥行は4.5cm位となっています。
エクストリームシリーズでは、この背面ポーチがマジックテープ式で可動となっているのですが、オールラウンドベストでは固定されています。

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背面ポーチの中には、ターポリン製の収納ポーチが伸縮コード付きでセットされていました。

アングラーズデザインのオールラウンドベスト 内側

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内側。
前面の両側にはメッシュのポケット。
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メッシュポケットは、2段ポケットになっていて、奥には大きなものが1つ、前面に小さなものが2つあります。

アングラーズデザインのオールラウンドベスト 装備品

エマージェンシーホイッスル

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左側の内ポケットには、エマージェンシーホイッスルが標準装備♪
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エマージェンシーホイッスルには穴が二つ。
それぞれを単独で吹くとピーという高温とポーというやや低めの音がします。
雑音にも聞こえやすい仕様なんでしょうか。

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エマージェンシーホイッスルのボディはクリップ状となっています。

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こうやって、挟んで止める事もできます。
結構タイトフィットなので、ポケットに収納していると肋骨辺りにゴリゴリ当たって痛いんですよね、助かります。

股ベルト

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逆側のポケットに収納されていたのは…

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こちらは、股ベルトです。
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フロントの両側と背面中央の下にあるバックルとつなげ、前からの紐を股の間に通して使用します。
ライフジャケットの浮力はとても強いので、勢いよく落水した際に水面でライフジャケットが脱げ人間だけが水中に沈んでしまう。という事故を防止する為のモノです。

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前側は、ファスナー止めに+バックルが2箇所。
ファスナー上部と、前側の浮力体上方で止める仕様となっています。

簡易ロッドホルダー

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簡易のロッドホルダーも付いています。
下側のループにロッドを差し込んでリール部分でひっかけ、上側のベルクロ付きのループでロッドの上側を止めて使います。
地面にロッドを置けないような場所でも、これなら両手が使えます。

フィッシュグリップホルダー

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前ポーチの外側サイドにあるベルクロ付きのバンドはフィッシュグリツプホルダー、左右両側に装備されています。

プライヤーケース

ADオールラウンドベストフロント
前ポーチ右手側にはプライヤーケースが付いています。
立体的に芯が入った設計となっています。私の所持しているアルティマプライヤーデミニッシュを入れると画像のようになります。

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底部分は貫通しているので、大き目のプライヤーも収納できそうですね。

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プライヤーケースのバックルは、手袋をしていても使いやすい軽い力で外せるタイプですね。

浮力材

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浮力材は、5pcsセットされています。

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浮力材は、ベスト内側下のマジックテープ部分から出し入れできます。

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浮力材は薄いPEフォームが何層か重ねて入っています。
厚みは約5cmですね。

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右側の浮力材ポケットの中に洗濯表示タグがありました。

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浮力材には、水抜きのハトメが付いています。

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肩から背中部分はメッシュ素材ですが、浮力材で殆どふさがれてしまいます。

その他

水が抜ける構造

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前ポーチ、後ポーチ共に、ファスナー部分より下側は、メッシュ素材で水がたまらないようになっています。

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薄いポケットの方は、これも前ポーチ後ポーチともに大きなポケットと連絡する穴あきのハトメが2個ずつ装備されており、水が入ってしまっても抜けるようになっています。

D環の個数

アングラーズデザインのオールラウンドベストには、13個のD環が装備されています。

  • 前面左 3個
  • 前面右 4個(左と同部位+プライヤーケースサイド)
  • 後面 5個 (うち大3個)
  • 後面ポーチ内 小1個

結構いろいろなものがぶら下げられそうです(笑)。

謎のループ

アングラーズデザインのオールラウンドベストには、ロッドホルダーやサングラスホルダー(?)以外にも、ループ状の平テープが何か所が装備されています。

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浮力材の取り出し口についている4個は、マジックテープ用のつまみでしょうか?
前合わせ部分のジッパー下部の両側にも1カ所ずつ2個装備されています。
何に使う事を想定したものなのでしょうか?

アングラーズデザインのオールラウンドベストはあくまでも「レジャー用」

オールラウンドベストや、エクストリーム、エボリューションゲームベストは、ライフジャケットとは言っても『救命胴衣』ではなく『フローティングベスト(レジャー用ライフジャケット)』という位置付けになるようです。
浮力は、「7.5㎏/24h」という国土交通省の定める”作業用救命衣・小型船舶用救命胴衣の型式承認試験基準”を満たしていても、船舶に乗る際のライフジャケットとして使用することはできません。
オールラウンドベストは救命胴衣と同じくエマージェンシーホイッスルも装備されていますが、浮力が明記されているサイトを発見する事はできませんでした。
あくまでも、陸地をベースとした釣り場で使うアイテムとして考えるのが良さそうですね。

アングラーズデザインからの保証が受けられないことを理解したうえで購入しましょう

アングラーズデザインは残念ながら閉業しているので、どの製品もメーカー保証等のアフターフォローを受ける事はできません。
しかし、今回買ったオールラウンドベストに使われているコーデュラ生地は強度も十分で、縫製なども見る限りとてもしっかりとしています。
在庫処理などの大幅な値引きも期待できますので、釣り用ライフジャケットの購入を考えている方は候補に加えてみても良いかと思いますよ。

 

 

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