多肉植物

我が家の多肉植物【オブツーサ】【ハオルチア】【臥牛】【アドロミクサス】【月兔耳】葉挿し後の成長記録

オブツーサ葉挿し

多肉植物夏の断水期もそろそろですね

我が家の多肉植物断水期がもうすぐ始まります

4月も後半となり、今年もだんだん暖かくなってきましたね。
午前中でも日差しが強くなり、油断しているとせっかく大きくなった玉型メセン達が日焼けしてしまいそうです。
春秋型の多肉植物達の断水期もそろそろ。
当家では4月末頃からゴールデンウイーク頃にかけて土を乾かし夏期の断水を開始しています。

以前葉挿しした多肉植物が随分大きく育ってきたので、どのように育ったかをお披露目します。

葉挿し多肉植物 成長記録

オブツーサ

2019年3月葉挿し

雫石オブツーサ葉挿し

2019年3月に、オブツーサの植え替えをしました。
植え替える際に株の形を整える為に、ちぎって置いて有った葉っぱですが…

オブツーサ葉挿し発芽
捨てずに40日程陰干ししておくと、ちぎった葉っぱの付け根から発芽しました。

多肉は挿し
その後、日陰で少し大きくなるまで育てて。

ある程度大きくなった株を、単独で植え付けて育てていました。
日照は、午前中1~2時間直射。それ以降は明るい屋内管理。
水やりは、生育期1週間に1回。断水期2~3週に1回。
追肥無し。
と、かなり雑な管理状態です。

2021年4月現在

2019年3月に葉挿しを行い、40日後の4月に目が出た葉挿しのオブツーサ。
丸2年程が経過した現在の様子です。

オブツーサ葉挿し
2年の間に、枯れてしまった鉢もありますが、何鉢かは無事に成長しています。
大きく育つ程、成長速度が速くなる印象なので来年はもっと大きくなる、かな。

ハオルシア葉挿し
オブツーサ以外にも、植え替えた多肉の整理した葉で何種類かの葉挿しをしていたのですが…
2年で、だいぶ大きくなりました。

カランコエ属 月兔耳

2019年3月葉挿し

月兔耳
6月頃発芽しました。

2021年4月現在

月兔耳
葉挿しも、切り分けた挿し芽株も順調に育っています。
葉挿し株の元葉も最近まで残っていましたが、鉢を倒した拍子に外れてしまいました。

アドロミスクスクーペリー 青い卵

2019年6月植え付け時

この株は購入時期が違い、購入時に鉢の隅で既に発芽していた物を植え付けました。
青い卵

2021年4月現在

青い卵
窓辺の環境がマッチしたのか、直射に当たる時間が長い場所に置いてある株の育ちが良いです。
元株はベルファームで行われた雑貨マルシェで購入しました。(購入時の記事リンク)

 

ハオルチア属 寿

2019年3月葉挿し

ハオルチア葉挿し
10月ごろ、発芽した株はまだ小さいですが、元葉はすっかり干からびてしまいました。

2021年4月現在

ハオルチア寿

ガステリア属 臥牛

2019年3月葉挿し

臥牛
10月上旬に小さな芽が出た株を鉢植えにしました。

2021年4月現在

臥牛
意外と目吹が良く、ちょっと大変な事になってしまっています。

ハオルチア属 玉扇…かな?

2019年3月葉挿し

扇葉挿し
7月上旬に発芽。画像は7月末頃。

玉扇葉挿し
10月23日植え付け時。元葉は完全に枯れてしまっています。

2021年4月現在

扇
扇状に揃うには、まだまだ時間がかかりそうですね。

春鴬囀

2019年3月葉挿し

根は出ていたものの、最後まで芽が出なかった春鴬囀。
葉挿しを行ってから7カ月ほど経過した10月末、ついに発芽しました。
春鴬囀

2021年4月現在

春鴬囀葉挿し
元葉はすっかり乾燥してしまいましたが、外れずにくっついています。

のんびりとした成長を見守るのも楽しい

長く楽しめる多肉植物の栽培

こちらの成長記録からもわかるように、多肉植物の成長はかなりゆっくりのんびりしています。
つまり、自分で葉挿しした多肉植物を理想の形にまで成長させるのを長く楽しめる、ということです。
上手く育てられれば、無限増殖もできますし(笑)、多肉植物の楽しみ方は色々ですよ!

多肉植物関連記事はこちら ↓

【雫石】なんだか不思議な水晶のような植物オブツーサ、増やし方、育て方。

【雫石】10年ぶり位にオブツーサを植え替えてみた【多肉植物ハオルチア】

【雫石】葉挿しオブツーサが発芽しました【多肉植物ハオルチア】

オブツーサが溶けた!!初夏の強い日差しに注意【多肉植物ハオルチア】2019年10/1その後追記


http://comoestas.net/tukitoji/ ‎

オブツーサが溶けた!!初夏の強い日差しに注意【多肉植物ハオルチア】2019年10/1その後追記

オブツーサ

オブツーサに強い日差しは必要ないが

オブツーサは、さほど日照を必要としない多肉植物です。
室内で、レースのカーテン越し程度の日照が有れば、水をやりすぎたりせずにうまく管理すれば徒長せずに十分育ちます。
元々、地面に半分埋もれたような状態で生えていて、上部の窓から少ない光を取り込み成長するのですから、少ない光でも大丈夫なんです。
でも、植物なので上手に管理できれば、できるだけ明るい場所の方が成長するのもまた事実。

午前中の日照で短時間だからと油断が悲劇を招いた

当家のオブツーサ達は、植え替えて以来毎日、午前中3時間程直射日光で日光浴させていました。
葉焼けしないギリギリがいいんだよねー☆彡
なんて調子に乗っていたら…

オブツーサオブツーサ
6月の終盤の暑い日が続いたある日、小型のオブツーサのいくつかが透明になってしまっていました。
比較用に並べてみました、画像右側の緑色が濃い方が本来の色です。
窓以外の部分が白くなって、全体が透明になってしまっています。

新種の『透明オブツーサ』や~っ!!

なんて、現実から目を逸らしても今更どうにもなりません。
これはもう、『葉焼け』といったレベルではなく、熱した玉葱のごとく、すっかり茹で上がってしまい透明になった状態ですね

せめて、今後の資料として記録を残しておこうと思います。

強い日差しで透明となってしまったオブツーサの記録

オブツーサ
6月20日。
白く、葉焼けしている葉もあるが、全体に透明になってしまっています。

オブツーサ
6月26日。
透明になった葉がしおれてきました。
中央付近は無事なように見えていたのですが、生長点もとけてしまっているようです。
全体にくったりとしてしまいました。

オブツーサ
6月28日。
透明な葉の水分は急激に失われてしまいました。
中央付近の緑の部分もやはりダメそうですね…

オブツーサ
7月3日。
残念ながら株全体が消滅してしまいました。

気温が急上昇する時期の日光浴は要注意

株の外側に位置する葉程弱いらしく、何鉢かは株の外側の葉が枯れたのみでサイズこそかなり小さくなってはしまったものの生き延びました。

今回、同様に日光浴をさせていた大型種のオブツーサには被害は見られず、小さなオブツーサの小さめの株が今回の状態となりました。
日差しによる『葉焼け』というよりは、気温の急上昇と日差しによって『煮えて』しまったのが原因ではないかと考えられます。
気化による冷却能力のキャパシティーを越えてしまったんでしょうね。
多肉植物はその性質上、活発に水分を放出しないでしょうし、植え込みの密度の低い単体の鉢植えだった事が災いしてしまいました。
小さな株はもう少し気を使わないといけませんね。

10/1追記 生き残った個体のその後

外側の古い葉から透明になってしまう被害が多かった為、生き残った個体はそのままサイズダウンして育つかと思っていました。
しかし、10月1日現在、中央付近から新芽が育ってきました。
ダメージは元気のない古い葉だけでなく、サイズの小さい成長点近くの葉にも及んでいたということでしょう。

オブツーサ脇芽
残暑が厳しく、外に出すタイミングを計りかねています。

【津市】赤塚植物園に行ってきました【多肉植物色々揃います】

赤塚植物園

赤塚植物園にやってきました。

赤塚植物園は県下でも最大クラスのガーデンショップ(?)津市民でガーデニングをしているヒトは取敢えずこちらに行けば何でもそろう!といったお店です。

赤塚植物園

こちらの建物は県道10号線の東側に位置する『赤塚FFCパビリオン』、赤塚植物園の直営店舗となっています。
県道10号線を挟んで西側には、『FFCミュージアム』等があり、かなり広大なガーデンセンターとなっています。

FFCミュージアムは入場無料

FFCミュージアムは赤塚植物園を経営する赤塚グループの軌跡を紹介するミュージアムなんだそうです。
今回は、すでに閉館時間だったため、見る事はできませんでした。
入場無料で、開館時間は11:00~15:30、定休日は火曜日となっています。

赤塚FFCパビリオンで多肉植物をさがすよ

FFCパビリオンの建物と巨大な温室には、色々な植物が所せましと展示されています。
建物の外にも色々な園芸用品がズラリ…。
初めてだと、目的の植物を探すのも一苦労となりそう💦

赤塚植物園多肉 赤塚植物園
多肉植物コーナー発見!!!
かなりの品ぞろえです。
月兔耳
月兔耳だけでも三種類♪
奥には、何度も挑戦した結果、溶かして全滅させてしまった、プレイオスピロス も…。

黒法師
こちらは、アエオニウム属の黒法師
時々、大きな株に育てているのを見かけますが、ここまで大きくなるんですね。
お値段はビックリ、15000円でしたΣ(・ω・ノ)ノ!

金鯱
こちらは、『The サボテン!!』金鯱です。
シャボテン公園とかにあるようなサイズ。
22年ものでお値段22マン円ですって!!
運ぶの大変そうですね。

多肉の品ぞろえ、数は多いけど、マニアック(高額)なのは無いなぁと思いながら他の植物も見ていたら…。
レジ近くの一画で発見!!

赤塚植物園
ハオルシア系が多いのかな、5000円前後のクラス。かなりキレイです。
じゅるり…買えませんケド💧

今の時期って、お高いハオルシア系は干からびてて、お安い商品はプルプルしているイメージなんですが、こちらのお店ではお安いハオルシア系のほうが干からびている感じでした。

インテリア雑貨なども販売されています

赤塚植物園ベタ
その他にも、2階の一画では、タイから直輸入の『ベタ』が販売されていました。
ハスなどと共に、メダカも販売されています。

赤塚植物園
気になった商品。
インテリア雑貨になるのかな?流木に乗った金魚鉢です。
上の金魚鉢が流木の形にパズルのようにピッタリの複雑な形状となっています。
凄くオシャレ。

さすがの品ぞろえ!大抵のモノはこちらで見つかる、かな

販売スペースも広くて、見て回るだけでも中々のボリュームで楽しめます。
マニアックな植物も、入門クラスなら十分揃う印象。
さすが、いろんな人が『行ってみな』とお勧めしてくれるだけの事は有ります。

『庭』として、植えこまれた状態の植物を見たい場合には、近くに赤塚植物園の栽培見本農場『レッドヒルヒーサーの森』があります。

 

【多肉植物】コノフィツムが溶けた★ストリックス救出作戦【女仙・メセン】

女仙

コノリト休眠期の水やりどうしてます?

冬型メセンの休眠期の水やりどうされています。
当家のリトープス・コノフィツム系の鉢植えは、完全断水。GW頃から天気を見ながら断水して5月中旬には完全に乾いた状態としています。
あせって日陰に移動して管理すると、葉の中に蓄えている水分を使って(?)新葉が徒長気味に成長してしまうので、表面の旧葉が乾くまでは場所は変えずに断水状態で管理しています。

完全断水は必ずしも必要でない

完全断水とすると、蒸れて腐るリスクは少ないのですが、根が完全に枯れてしまい、翌年挿し芽で根を出さないと復活を失敗することもあります。
実際、断水と日陰管理はしなくても夏越えは可能で、ハオルチアと同じ鉢に植えていた玉型メセン(コノフィツム/聖像)が、夏場も2週毎の水やりで何年も普通に夏を越えていました。
聖像聖像
画像は同じ鉢植えです。10年以上水やりのみで放置していました💧

完全断水しないと、身割れがおきて来年の新葉が大きくなって出てきてしまいますが、その分成長するわけですから生育と言う面では断水しない方が有利でしょうね。

コノフィツムが溶けた

先日購入してきたコノフィツムも、6月初旬で既に当家のモノは完全に茶色い状態に乾いている時期ですが、緑色でぷりぷりです。
群生している方は、身割れが起きていたり、既に茶色く乾いているモノも混在している状態です。

多肉植物

せっかくなので、日当たりの良い窓辺に置いておいたら…

コノフィツム
溶けました💧
コノフィツムを気温の高い日に強い日差しの下に置いておくと、たまに溶けます。
葉の中の水分で、茹でられたような状態になってしまうのでしょうか。
幸い被害はこの一つのみでした。
触ってみると、表面の旧葉がダメになったのみで、中に有る新葉は無事そうです。

女仙
乾くまで放置すれば良いかな?
と思ったのですが、表皮が水分の蒸発を妨げるのか 2日程経ってもあまり変化は見られず。

そして、ふと気づきました。
乾く前にカビでも発生してしまうと中の新葉もダメになってしまうのでは?

不安になったので、溶けてしまった葉を取り除くことにしました。

ストリックス
表面を擦ってみると、溶けた旧葉が簡単にドロッと取れてきました。
水分をたっぷり含んだ葉はゼリー状になっています。
栄養もたっぷり含んでいるでしょうし、カビが発生したら即全体に広がってしまいますね。

ストリックスメセン
中の新葉を傷をつけないように、出来るだけ傷んだ旧葉を取り除きます。
慎重に慎重に…

玉型メセン
新葉は3つ出来ていました♪
薄い皮が被っているようですが、気にしない気にしない。来シーズンに成長が始まれば取れてしまうでしょう(多分)。
メセンの葉は1シーズンに1枚のみ、新葉に傷が付いてしまうと来年の成長に影響が出るかもしれません。

全部キレイに取りたい所ですが、群生していて隣が詰まっているので、隣の葉を傷つけない程度にゼリー状となってしまった旧葉を出来るダケ取り除きました。
あとはティシューで水分を取って、風通しの良い所で乾かしておきました。

取敢えずは大丈夫そう、かな?

冬型のメセンが断水期にはいる6月頃の日本は梅雨時で気温も湿度も高めです。
蒸れてカビや腐敗が起こりやすく、かといって小さい株では断水に耐えられない事もあり、水やりは悩む所ですよね。

室内に置いている場合は扇風機で風を当てる等もムレ対策に効果的です。
ソーラー電源で動くミニ扇風機なども、良いかもしれませんね。

松阪農業公園ベルファームで行われた雑貨マルシェでアドロミスクスクーペリー青い卵を入手【多肉植物】

アドロミスクスクーペリ青い卵

松阪農業公園ベルファームにやってきました
松阪農業公園ベルファーム

松阪市のシンボル(?)『驛鈴』
松阪こた堂接骨院のある三重県の松阪市と言えば『松阪牛』が全国的に有名です。
市内には牛のオフジェや看板などもありますが、実際に来てみると牛以上によく見かけるのがこちらの『驛鈴』です。

此方の大きな驛鈴のオブジェがあるのは、松阪農場公園ベルファームです。

今回のお目当ては『クラフト&雑貨マルシェ』

やってきたのは、松阪農業公園ベルファーム芝生広場で行われた
『クラフト&雑貨マルシェINベルファーム~2019 early summer~』
雑貨マルシェ
前日の土曜日に開催予定でしたが、雨の為翌日の日曜日に変更になりました。
ベルファームの芝生広場は、なかなか水はけが良く足元は、ちょっと芝生が湿っているなぁという程度。

クラフト&雑貨マルシェは、クラフター&カントリー業界の底辺拡大・普及、地域の活性化などを目的として、ベルファームやメッセウイング等東海地区で行われている『クラフト&雑貨マルシェ実行委員会』が主催するイベントです。

以前、たまたま開催しているのに遭遇して、多肉植物を扱っているブースが有ったので、今回もいらっしゃるかな?と見に来ました。

思った以上に多肉ブームだった(笑)

多肉植物を扱っているブースも何件かありました。
ハンドメイドのプランター等とも相性がいいので、クラフターに人気の植物なのでしょうか??

クラフト&雑貨マルシェに来る前に立ち寄った『農業屋クラギ農場祭』でやっと見つけた『熊童子』も普通にモリモリで売られていました💧

 adromichus cooperi アドロミクサス青い卵を入手!

クラフト&雑貨マルシェに出店されていた『ともぞう園』さんのブースで…

アドロミスクス青い卵
変わった多肉さんを発見。
ネームプレートには
『アドロミクサス  青い卵 adromichus cooperi』
と表記されていました。


収集している多肉達とは、ちょっと系統が違うので、結構悩みましたが購入しました。

アドロミクサスクーペリ青い卵
餃子の耳の様に波打った先端と、卵のようにぷっくり膨らんだ葉にはウズラの卵のような柄が入っています。

アドロミスクスクーペリ青い卵

落ちた葉から発芽している新芽の感じだと、金のなる木(クラッスラ)系統でしょうか…
買い物袋に同梱してくれた育て方のパンフでは、『春秋型』の育て方説明がされていました。

インターネットでアドロミクサス クーペリーの情報を探す

どうもヒットしない…💧

ネームプレートは『アドロミスクス adromischus』の誤記ではないかと思われます。
アドロミスクスなら『緑の卵』『赤い卵』も有るし、形状も近いモノがありますね。
『adromischus cooperi アドロミスクス クーペリー 青い卵』が正解かな?
ネット上では全然情報が無かったので、『青い卵』は新しい品種なんでしょうか。

アドロミスクス クーペリー adromischus cooperi

ベンケイソウ科 アドロミスクス属
原産地は南アフリカ
クーペリーはアドロミスクスに限らず、多肉植物の学名によく見かけます。学者さんのお名前の様ですね。

adromischus cooperi アドロミスクス 青い卵 は暫く見守りです

どうもアドロミスクス クーペリーは、春秋型の多肉植物のようなので、しばらくは放置で様子見となりそうですね。
葉っぱには水分をたっぷり蓄えていそうなので、干からびる心配はあまり無さそうです。

 

 

【ベルファーム】イベント盛り沢山の農業公園【松阪市】

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農業屋クラギの農場祭で熊童子を入手【多肉植物】

熊童子

農業屋クラギの農場祭に行ってきたよ

農場祭
大きなハウスが立ち並んでいます、こちらの場所は『農業屋クラギ』の『嬉野生産農場』
『農業屋』は三重県を中心に展開する、日本初の農業用品専門店で、創業はなんと1603年。
此方の生産農場は、『農場屋』で販売している苗等を生産している場所のようで、普段は店舗ではないのですが、年に数回の『農場祭』では会場となり、一般の人も入ることができます。
場所は、E23伊勢自動車道の松阪インター近くなんですが、あまり来ることのない場所で、近くには松阪牛の生産牧場などが集まっている地域になります。
農場祭の会場は、ハウス3つ分。
ハウス一つでも体育館程もあり、屋台や休憩スペースが十分とれる広々サイズです。

元気な苗が色々揃っています

農場祭
こちらのハウスは苗等が売られています。

農場祭
皆さん、台車に一杯お買い物をしています。
トレー(24個入り?)一杯で1500円♪

多肉植物に食虫植物も

多肉植物も、沢山売られていました。
結構なブームになっていたみたいですね。ちっとも知りませんでした。

農場祭
こちらは、ペペロミアニパドラ
厚い葉っぱに透明の窓がある形状は、当家にもあるハオルチアと似ていますね。
見た目涼し気な和菓子の様で、なんだかすごく美味しそうです…💧

食虫植物も売られていました。
大きなサラセニア。
花が咲いています。

農場祭
食虫植物も一時育てていたんですが、環境を整えるのが割と難しいんですよね。
コノフィツムやリトープスとは全く違う環境を作る必要があって、個人宅の限られたスペースではなかなか両立は難しいです…

熊童子を手に入れた

農業用品の専門店だけあって、のこぎりの実演販売や、害獣駆除用のモデルガンが売られていたり、ロボット芝刈り機の実演販売などもあります。
その他にも、芝生広場がドッグランとして開放されていたり、屋台等のあるハウスでは、カブトムシや金魚、メダカなどの販売も行われるなど、ちょっとしたお祭りの様子で子供も楽しめる内容となっています。
なにより、殆どがハウスの中なので、雨が降ってもゆっくり買い物を楽しむことができます。

熊童子

今回は、こちらを購入してきました。
探していたケドなかなか見つからなかった『熊童子』。
南アフリカ原産のベンケイソウ科コチドレン属。
厚手の丸い葉っぱの先は、指の様に分かれています。
学名はCotyledon tomentosa spp. ladismithensis
可愛らしい見た目が人気で、約3亜科1400品種もの仲間がいるんですよ。

【月兔耳】月兔耳の葉挿し3カ月経過…順調に根と芽が出たよ【多肉植物カランコエ】その後の追記あり7/17

月兔耳

月兔耳葉挿し記録

月兔耳ってどんな植物?

月兔耳という植物をご存知でしょうか?
月の兔の耳…
なんともファンタジーなネーミングです。

月兔耳はアフリカマダガスカル中部原産の多肉植物で、ベンケイソウ科カランコエ属に分類されています。
学名の『tomentosa』は細かな綿毛が密集する様を表しています。
名前の通り、シルバニアファミリーのフロッキーのような細かな毛が葉の表面をびっしりと覆っています。

多肉植物植え込み
さほどデリケートな植物でも無いので、屋外のアプローチなどに植えられているのを見る事も有ります。
小さな株で売られているのを見る機会が多いので、草の様なイメージですが、原産地では50cm程の低木状となります。

月兔耳は簡単に増やせます

月兔耳は大きく育ってくると、茎の下方の幹は結構しっかりした樹状となるのですが、やっぱり下の画像のような状態が鉢植えとしてはカワイイですね。
月兔耳
かなり放置していた月兔耳を切り詰めました。
上の画像は、先端の方だけを茎挿しした状態です。
一週間程切り口を乾かしてから、サボテン培養土に挿して置いたものです。
1カ月程すると、根が出てきて普通の株になります。

葉挿しの記録

月兔耳は葉挿しでも増やすことができます。
葉を根本から毟って、日陰の土の上に転がして置くだけ。
月兔耳葉刺し
一カ月程で根が出てきます。(5月6日撮影)

ちなみに、先端を切り取った株からも…

月兔耳
1カ月程で、何やら変化が…(5月6日撮影)

月兔耳新芽
さらに2週間経過…(5月18日撮影)

月兔耳
1週間経過…(5月25日撮影)

月兔耳
成長は遅いですが、根が生えてきたら時々湿り気を与えつつ放置しておくと、小さな芽が生えてきます。(6月3日撮影)

葉挿しの葉が元気なら、葉挿しに使った葉も株の葉として稼働します。
水を吸えば膨らむし、光合成もしてるのかな?
子株と分離してしまわないように、あまりいじらない方が良いですよ。

月兔耳
でも、気になりますよね。ちょっと抜いてみましょうか…(6月11日撮影)

月兔耳
順調に成長していますね。


茎の方からも順調に葉が出ています(6月11日撮影)

経過報告(7/17追記)

月兔耳
茎挿し株(7月17日撮影)鉢の外に向かって根が飛び出しています。

月兔耳
葉挿し株(7月17日撮影)子葉も順調に育っています。

月兔耳
元株(6月22日撮影)


元株(7月15日撮影)

植え替え時や徒長株の切り詰め時、葉挿しに挑戦してみよう

上手くすれば、プラナリアの再生のように一気に何株も増産できそうですね。

既に根がついている『株』や、元気な葉が付いていて生長点もある『芽挿し』の再生は比較的容易なので、覚えておくと徒長株のリセットにも役立ちます。
成長は遅いですが、葉挿しにも挑戦してみると面白いですよ。
植え替え時や徒長株の切り詰めをする際に、落ちてしまった葉や元気な下葉を何枚かとって挑戦してみましょう。

上手くいけば、小さなウサミミの群れに囲まれてウハウハです♪

 

 

 

【四日市】サボテン専門店CORON CACTUS コロンカクタス に行ってみました

コロンカクタス

田舎で多肉趣味の方ってどうやって入手しているの?

都会って便利ですよね。
特にマイナーな趣味を持っているヒトにとっては天国です。
田舎に住んでいると、『選択肢がある』こと自体がうらやましかったりします。
メセンやハオルチア、ガステリア系の多肉植物が好きで栽培しているのですが、都会だとホームセンターでも見かける品種でも探すとなかなか見つからなかったりします。

相方が突然、熊童子が欲しいと言い出した

相方が唐突に『ガーデニングしたい症候群』を発症しました。
しかし、相方は虫が大嫌い
土が有って植物が有れば、虫は殆どもれなくついてきます。

聞いてみると、当家には『月兔耳』というベンケイソウの仲間があるのですが、そのお仲間の『熊童子』が欲しいと…
本棚に置いてあった、多肉植物の写真集を見ていて、その可愛らしい見た目に惹かれて欲しくなった様子。

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多肉植物とかサボテン系なら、土も少なくて良いし、虫も付きにくいかな…と。

最近は、通販で余裕で手に入るよ。と思っていたら。

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実物を見てから決めたいと言い出しました。

多肉植物自体の取り扱い店は昔より多くなったものの…

冒頭にも書きましたが、なかなか売っている店が無いんですよね。
近くの草木店を何店舗か探してみましたが、『月兔耳』しか見つけられませんでした。

ネットで検索してみると、四日市市に専門店らしき店を発見して、行ってみることにしました。

ちなみに月兔耳はこんな感じの植物です↓

月兔耳
シルバニアファミリーのような短い毛に覆われた、ウサギの耳のような植物。(そのまんまですね)
熊童子は熊の手のように丸っこい葉の先がいくつかに割れたような形状をしています。

四日市のサボテン専門CORON CACTUS コロンカクタス

やってきたのは、四日市市にある『CORON CACTUS コロンカクタス』

月に数回だけ開いている、サボテンの専門店です。

コロンカクタス

あれ…?
定休日😨

Facebookで『本日営業』を、確認したつもりが、前日の書き込みだった様子…💧

コロンカクタス
こちらは、割とガチ系の『サボテン専門店』の様ですね。
ハウスの中には、立派なサボテン達が並んでいます。

きっと、ナンパな多肉なんて置いてないさ…(負け惜しみ)

品揃えならこっちかな?ガーデンショップ G.truth

諦めて、近くの『ガーデンショップ G.truth』に移動


こちらは、ガーデニングショップということで、色々な植物が沢山置いて有ります。
多肉は、ハオルチア系が多かったかな?結構珍しい種類も置いてありました。

子供が飽きてぐずり出したので早々に退散。

熊童子探しは、もうしばらく継続です。

月兔耳は葉挿しも可能

当家の月兔耳は長期に渡り放置されていたので、現在調整中です。
上に使用した写真は切り詰めたモノ。

月兔耳葉挿し月兔耳新芽
元株も、ついでの葉挿しも着々と復活中です。

 

 

 

【雫石】葉挿しオブツーサが発芽しました【多肉植物ハオルチア】

雫石葉挿し

葉挿しオブツーサその後

葉挿しオブツーサからついに小さな芽が出た!

多肉植物を育てていると、挑戦したくなるのが『葉挿し』ですよね。
当家にあるオブツーサも、元々は一目ぼれして購入した1鉢を葉挿しで増やしたモノなんです。

雫石オブツーサ葉挿し

一カ月以上前に、オブツーサの植え替えをしました。

【雫石】10年ぶり位にオブツーサを植え替えてみた【多肉植物ハオルチア】

植え替えの際に株の形を整える為に、ちぎって置いて有った葉っぱですが…

本日、見てみると
オブツーサ葉挿し発芽
見えますかね?葉の根本の部分に小さな子株が出てきました。
葉を取ってから40日程経過しています。

オブツーサの葉挿し方法

・元株から出来るダケ茎に近い部分で葉をとる。
・10日程度風通しの良い日陰で乾燥させる。
・土に挿す。
一般的に水やりは不要とされていますが、以前交換会でお話した先達は『鉢底に少し土を入れて霧吹きで湿らせてから、乾いた土を入れて挿すと良いよ』と教えてくれましたので、土に挿すという状態はある程度湿度を確保する必要が有る。という事かもしれませんね。

今回は、ティッシュペーパーに乗せて、室内の本棚に適当に置いてありました。

基本通り元気なプルプルの葉を使うべきです

葉挿しを行う時は、元気な葉を使うと出芽率が良いです。
今回は株の外側の方の要らない葉ばかりで試みたので、元々少し萎れていたりするあまり良い状態とは言えない葉でした。
土に挿さなかったことも有ってか、現時点でかなりの数が干上がってしまいました。
発芽したのは、大型種オブツーサの何れも元気なプルプルの葉。

画像右から2番目のモノは、茎から取り外す際に斜めに折れてしまっていたのですが、僅かに残った葉の付け根部分から発芽しました。
何も考えずに、適当に転がして有ったのですが、葉っぱの付け根が下向きになっていたモノから発芽した様子です。
そういえば理科の授業で、発根の為の物質は重力方向に下がるような内容が有った気がしますね。
葉が親株から離れ、水分が減ることで、発根の為の物質の濃度が上がり、発根するという事でしょうか?

生育が遅くなかなか比較実験は難しいですが

観察しやすいように、適当に転がしておいたのですが、ある程度乾燥させたら、土に刺しておいた方が良いかもしれませんね。
品種によっては、湿った土に挿すのが良いとおっしゃる方もいたりと、経験則が育成の主流となっていて、画一的な育成方法が実は完成していない分野なのかな?

常識にとらわれずに挑戦すると、現在主流となっている育成方法がひっくり返る研究となるかもしれません。

ぜひ、挑戦してみてくださいね。

【雫石】なんだか不思議な水晶のような植物オブツーサ、増やし方、育て方。

【雫石】10年ぶり位にオブツーサを植え替えてみた【多肉植物ハオルチア】

オブツーサ

鉢一杯に増えたオブツーサを株分けして植え替える

初めて育てた多肉植物オブツーサ

もう10年以上も前になりますが、東京にある小さな多肉植物専門店でその植物に出会いました。
黒い鉢に植えられたその植物の、丸い透明の窓がドーム状に展開する、不思議な建造物のような姿に惹かれ僕はその植物を購入して帰りました。

オブツーサ 別名 雫石
ユリ科ハオルチア属
学名Haworthia obtuse

まだ、ネット上にもあまり情報が出回ってない頃でしたので、図書館で専門書を探したり、購入した店で育て方を聞いたりと、自分で色々と研究しました。
サボテン・多肉植物系の交換会等にも行って、出店している人から話を伺ったりもしました。

その中で、ひときわ興味を引いたのが『葉挿し』。
多肉植物は葉が一枚あれば、そこから発芽し、一つの株に成長するというのです。

僕は、買ってきた小さな株から何枚か葉を採り、初めての葉挿しに挑戦しました。
そんな思いでの植物でもあります。

割と根が張るので植え替えは1~2年ごと推奨です

転職、引っ越し、etc…
環境が変わり、そろそろ植え替えをしないと、と思いながらも、あまり世話ができなくなってしまって放置してしまっていました。
昨秋、水やりを忘れて半分近くを枯れさせてしまいまい、玉型メセンも、脱皮に失敗したものも多く、そろそろ植え替えを考えないと…

放置していた期間だけで、干支が一周してしまいました。

群生したオブツーサをバラバラにほぐす

取敢えず、オブツーサから植え替えることにしました。
当家のオブツーサは、大型の種類と小さな物2種類です。

オブツーサ雫石

↓こちらの3鉢が小さなオブツーサ。
初めて購入し、葉挿しで増やしたオブツーサの子孫達です。
オブツーサ雫石

↓これは、元気だった頃の左端に写っている鉢の画像ですね。
横についている小さな子株も大きく育って、鉢から溢れる勢いだったのですが、だいぶ減ってしまっています。
オブツーサ

鉢底はどの鉢も、恐ろしいことになっていました。
オブツーサ植え替え

なんとか、鉢から取り出しました。
ラピュタみたいになっています。
根っこが絡み合って、全然動きません。
オブツーサ植え替え

バラバラにして、枯れた根と邪魔な根を取り除きます。
全部切り取っても、新しい根が生えてきますから、あまり気にせずに毟ってOK。
園芸書には、消毒した鋏で…とか書いて有りますが気にしない気にしない…
オブツーサの根っこは、なかなか太くて立派ですので、残しておきたいのが人情ですが、あまり長いと鉢の底に閊えてしまいますので、適当に切り詰めました。

こんなに植える鉢が無いよ…

40株以上になっていました。
オブツーサ株分け

株の形を整えるのに、切り取った葉は、しばらく乾かしてから葉挿しにしてみます。
葉挿しをする場合は、元気な大きい葉を使用すると発芽率が上がります。
今回はいらない葉を使用するので、少々しおれていたり小さい物ばかりです。
雫石オブツーサ葉刺し

大型のオブツーサも同様に、バラバラに株分けします。
こちらは11株と、形を整えるのに毟った葉が15枚程…
オブツーサ植え替え

どちらも、成大に根を整理したので、しばらく乾かしてから植え替えます。

しばらく乾かしてから?乾かさないといけないのだろうか?

育て方等をみていると、『何日か乾かしてから』とされているものが多いようです。
恐らく、そのまま植え付けると、傷から腐り枯れてしまうのだと思われます。

じゃあ、水やりしなければ平気かな?

50株以上(他の物もあるのでそれ以上)もそのまま置いておくのは邪魔なので植え付けも始めてしまうことにしました。
何日か乾かす位なんだから、一度に終わらなくても、ゆっくり何回かに分ければ少々放置しておいてもヘーキヘーキ☆

まさかこんなに大量になるとは思わなかったので、鉢も土も全然足りません。
今回使用した、培養土は『オザキフラワーパーク』『メセンの土』
他にも『サボテン』『多肉植物』『ハオルチア』など、オリジナル配合の専用培養土が販売されています。

なぜ、『メセン』専用培養土を使ったのか?
メインの植え替えが、メセンだったからで、特に意味はありません。

大きい物から順に植え付けました。
オブツーサ植え替え

初めてオブツーサを購入した時って、丁度このサイズだったなぁ。

鉢は、ミニランプラ鉢2.5号を使用しました。

取敢えず、鉢と用土を追加発注して、残りは後日作業することとしました。

コレクターも沢山多肉の魔力

色々な種類が有って、それぞれにコレクター的なマニアが多い植物でもありますよね。
手軽に増やせるので、交換会などに行くと色々な種類が大量に手に入ったりします。

最近は、ホームセンターや100円ショップなどでも見かけることも多いので、育ててみると面白いですよ。

脱皮する不思議な植物 コノフィツム玉型メセン 育て方 増やし方 

脱皮する植物があるって知っていますか?

ハート形の厚くてプルンと丸い葉が一枚茎は殆どない。
針のないサボテンのような不思議な植物。

玉型メセン、コノフィツム
学名はConophytum 、ハマミズナ科コノフィツム属の多年草です。

サボテンは茎に水を貯める器官が発達し、水分の気化を抑えるために葉が針になっていますが、この植物は貯水器官として葉が発達し、茎が退化したような形状になっています。

年に一度(失敗すると2度)古い葉が枯れて、内側から1~2枚の新葉がでてきます。

株分けが容易で、交換会やネット通販などでは刺し芽用の株が扱われる事が多いようです。

玉型メセンの育て方

土はサボテンよりも若干保水性の良いモノを使います。
市販のサボテン培養土に赤玉土を混合したもので十分です。

小さめの鉢に半分程土を入れたら、赤玉土の色が変わる程度濡らします。残りの半分土をいれたら、刺し芽の株を倒れない程度に刺すだけ。
交換会などにおいて、その場で切り分けしてもらったものについては、切り口が乾くまで1週間ほど、風通しの良い場所で乾かしてから刺します。
切り口が乾いていないと、そこから、カビが発生したり、腐ってしまうことが有ります。

休眠期に水を切りすぎると、根が枯れて芽が出ないことがありますが、その場合も刺し芽と同様に切り分けます。茎の部分の中が干からびていない場所まで切り詰めます。ほんの少し茎が残っていれば発根しますが、葉の部分だけでは枯れてしまいます。

1~2週ほどで切り口から根が出てきます。
鉢の土を濡らすのは、発根させるために少し湿度を与える程度と考えてください。葉の中に蓄えられた水分で根が伸びますので、水やりは多少忘れていても大丈夫です。
根が出ない状態で水やりをするとカビや腐敗の原因になります。

葉にしわが出てきたら、少し水やりをして、膨らんだら無事発根しています。

水やりはだいたい4~10日位を目安に、土が乾いたら底から水が出るくらいたっぷりやります。判らなければ葉にしわが出てきたら水やり位のペースでも十分です。
直接水をかけるとカビや腐る原因になるので、心配なら鉢ごと水をはった洗面器につけるなんて方法もありますが、株が元気なら成大にジョウロで水をかけても大丈夫です。
室内だと、旧葉の辺りに水が溜まるのが主に枯れる原因かと思います。水やりの後はしばらく風通りの良い場所に置くなどすると良いです。

10~11月頃になると花が咲きます。
花は赤、紫、しろ、黄色など品種によりさまざまで、花びらが巻いているものなど、種類も多く楽しめますよ。
真冬は凍らないように、水を少なめに管理します。
これもさほど神経質にならなくても、余程寒い地域でなければ大丈夫とおもいます。
品種によっては、新潟県の軒下でも平気なモノもあるほどです。

5月頃になったら水を切ります。
段々黄色っぽく成って枯れていきますが、順調に育っていると、内側で育った新葉がしなびた旧葉の内側に浮かび上がってきます。
新葉の生育が良いと、旧葉が割れて新葉が見えることもあります。旧葉が割れてくるようなら、早めに断水します。この時期に水をやりすぎると新葉がもう一度脱皮する、2重脱皮を起こしてしまいます。

だいたい9月頃、熱帯夜が無くなるころまで断水し、涼しい軒下などに置いておきます。
断水して、完全に土が乾く前に日陰に移動すると徒長することがあるので、十分乾いてから移動させます。
ただ、断水は愛好家のなかでも意見が分かれるところで、過度に乾燥させると復活できなくなります。

ちなみにアロエの仲間と寄せ植えしてある鉢があるのですが、遮光だけした状態で水やりを2週に1度している状態でも特に問題なく旧葉が枯れて新葉が出てきますので、断水は必須という訳でもないようです。

女仙脱皮

9月ころ、断水をやめ水やりをするといよいよ脱皮が始まります。枯れた旧葉を割って新葉が登場します。
うまく育っていると、1つの株が2つに分かれますよ。
上手に育てると、毎年倍になっていきます。
欲張って日に当てようとすると、溶けてしまったり、カビてしまったり。慣れるまでは少し大変かもしれませんが、コツをつかんでしまえばかなり放置気味でも育てられる植物ですよ。

【雫石】なんだか不思議な水晶のような植物オブツーサ、増やし方、育て方。

オブツーサ

オブツーサって知ってますか?

僕がその植物に出会ったのは、たまたま立ち寄った園芸店でした。
土から放射状に延びた先端が丸く膨らんだ葉。
先端の丸い部分は密に詰まり、ステンドグラスのように透明でまるで不思議な建造物のようです。
ぼくは、小さな黒い鉢に植えられた、そのきれいで不思議な植物を購入し育て始めました。

オブツーサ 別名 雫石
ユリ科ハオルチア属
学名Haworthia obtuse

簡単に増やせます。

増やしてみよう。
いろいろ調べてみると、『葉挿し』という方法でふやすことができる。という情報を見つけました。
今では、インターネットでマイナーな趣味の事でも、簡単に情報を収集できますが、当時は半分手探りでなかなか大変でした。(年がばれますね)

早速挑戦してみよう。

雫石葉挿し

まず、数日水やりをせず、土が乾いた状態の植物を鉢から引き抜きます
根が多かったら少し散髪します。(多少切りすぎても平気です)
園芸書には消毒した鋏でと書かれていますが、手でもじりました(笑、自己責任でどうぞ)

根本の方の大きな葉を根本から丁寧にもじります
できるだけ大きく育った元気な葉がよいようですが、僕がしたときはさほど気にしなくても発芽しましたが、途中で折れたものは発芽しませんでした。

風通しの良い日陰で、1週間ほど乾かします
元の株も、葉っぱをもじった部分が乾いてから植え替えます。気温にもよりますが2週間位断水しても平気です。
あせって植えると、そこから腐ってきたり、カビがはえたりしますよ。

土に挿します。
葉を1週間ほど乾かすと、ちぎった部分が乾いてきますので、ちぎった側を適当に土に刺します。
だいたい1~2週間ほどすると、ちぎった部分の辺りにニキビみたいなものが出来てきてそこから、新しい芽と根が出てきます。
発芽や発根の様子が見たければ、土に刺さなくても平気です。しばらくは元の葉に蓄えられた水分を使うので無造作に土の上に置いておいても元の葉がぺちゃんこになる前に、新しい根が生えてきますよ。
新しい小さな株は、元の葉の養分を使ってしばらく育ちますので、元の葉から外さずにそのまま植え付けます。
元の葉はしばらくするとぺちゃんこになって枯れてしまいます。

さっきから土って書いてるけど、どんな土を使えばいいの?

僕はサボテン培養土に、適当にパーライトとか、赤玉土をまぜていました。
赤玉を多くすると、貯水性がよくなって、パーライトを増やすと水はけがよくなるイメージです。だいぶ乱暴ですが。

水やりはどのくらい?

育て方は、検索すると細かく出てきます。
この時期は水を切る。とか細かくかいてありますが。
そんなに気にしなくても平気です。(無責任)
普段からよく観察していると、葉の大きさが変わるのが判ります。葉が少し小さくなってきたら水をやる。これで十分。水やりをすると葉がプルプルに膨らみます。だいたい1~2週に1度程度になるかと思います。
水切りをする時期というのは、植物が水を吸わずに鉢の中が過湿気味になる時期、位に思っておけば良いと思います。
実際、かなり乾かし気味で管理して通年で水やりをしていますが枯れていません。
夏場は朝水やりをすると、鉢のなかで根が茹でられて根腐れしてしまうことがあるので注意してくださいね。

日当たりの良い場所に。徒長すると戻せません。

ホームセンターなどで、ちいさな多肉植物が売られているのですが、なんだか背が高くなっています。本来密集しているはずの葉が間の茎が伸びて実の少ない葡萄のようになっているのです。
オブツーサでは、透明な窓が密集しているような形状が正解ですが、中心に近い葉が伸びて形が崩れたり、間延びして大きく広がってしまったりします。
この状態を『徒長』と言います。
この状態になると、葉挿しで再生するか、切り取って新芽を育てなおすしかありません。
どのくらいの日照が必要。
我が家では以前、東側の窓枠に並べて育てていました。午前中2~3時間程度は日が当たる明るい場所が必要です。夏場は日焼けしてしまいますので南~西向きでは遮光するなど注意が必要です。

日光が当たると、葉先の透明な窓がキラキラして綺麗ですよ。
雫石。名前を付けた方、そのセンスに脱帽です。