【犬用車椅子】老犬の歩行補助アイテム2つ 比較してみた【歩行補助ハーネス】

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犬用車いすドッグウォーカー

当家の老コーギーのお散歩問題

だんだん後ろ足に力が入らなくなってきた

犬用車いす

当家のコーギー、平成6年8月7日生まれ。
14歳となりました。人間だと70代くらいの年齢に相当するおじいちゃんです。

DM症状
近頃、歩き方がおぼつかないんです。
後足に力が入らず、よろけたり、歩いている最中に足が交差してしまったり…。

DM症状ナックリング
ナックリングという足の甲を地面に擦るような症状も見られます。

高齢なのももちろんですが、コーギーに多くみられるDM(変性性脊髄症)の症状でしょうか。
後足がおぼつかないので、歩ける距離も短くなって運動量が保てないのもこの病変のやっかいな所ですね。

歩行補助アイテムその1 AZUMAYA Co.,Ltd.のドッグウォーカー(犬用車椅子)

歩行補助アイテムを使って見よう

このままでは、お散歩も満足にできなさそうなので、犬用の歩行補助アイテムを使ってみることにしました。

犬用車いす
ポチっとな★

AZUMAYA Co.,Ltd.のドッグウォーカー

犬用車いす
購入したのはこちら、AZUMAYA Co.,Ltd.のドッグウォーカー。
コーギー専用に設計された車椅子です。

AZUMAYA Co.,Ltd.のドッグウォーカーのサイズ

サイズは、幅38cm×奥行66-72cm×高19cmとなっています。
上の画像は一番短い状態です。

犬用車いすドッグウォーカー
中央のノブが付いたネジ部分で、3段階にサイズが調節可能です。
適応サイズは胴回りで55cmから65cm程度のコーギーに対応となっていますので、平均サイズのコーギーであればほぼ使える仕様ですね。

AZUMAYA Co.,Ltd.のドッグウォーカーの重さ

製品はアルミ製で重量は1800g、車輪は直径18cmと結構大きいモノが付いています。
試しに少し動かしてみると、凄く軽い力で動かせます。
わんこの力でも十分動くと思います。

AZUMAYA Co.,Ltd.のドッグウォーカー その他の部分

背中に当たる部分と、足を入れる部分にはウレタンが巻かれています。

犬用車いすドッグウォーカー
胸に当たる部分にはベルトが付いています。
長さ調整のバックル、向き逆じゃないでしょうか…
この向きだと、せっかくの調整できるバックルがコーギーの身体側になって意味をなさないんですが。
若干不安になりつつ、表裏を反転して付け替えておきました。

問い合わせのQ&Aによると

胸ベルトの調整の際に、こちらはキツめがいいのか、余裕をもたせたらよいのかを知りたい。
このベルトは構造上機能していません。脚の重みを背中のパイプで受ける構造になっているからです。獣医の先生からも不要であると言われていますが、多くの飼い主様からタオルなどを挟み込んで使う際にベルトがあると調整がしやすいとの指摘を受けて、ベルトを付けた経緯です従って、ベルトは緩めで問題ありません。

とのことでした。
胸のベルトは、機能的にはあまり重要視してないようですね。

AZUMAYA Co.,Ltd.のドッグウォーカー 実際に装着してみた

さて、当家のコーギーさんの装着してもらいましょう。

犬用車いすドッグウォーカー
当家のコーギーさんは体重10㎏。
長さ調整は一番短い状態でも上の写真のような感じになります。

犬用車いすドッグウォーカー
パンフレットのモデルコーギーさんだと背中にかかっている上側のフレームが、当家のコーギーさんだと首に掛かっていますね、ちょっと長すぎる印象です。

犬用車いすドッグウォーカー
後足は画像のように、引きずらないようにネットに載せるようになっています。

AZUMAYA Co.,Ltd.のドッグウォーカー 装着した結果

AZUMAYA Co.,Ltd.のドッグウォーカーを装着して、歩いてもらおうとしたのですが。

完全に後足がマヒしている状態なら良いのですが、感覚がある状態だと足を下に下ろそうとしてバックしてしまいます。
犬用車いすドッグウォーカー
ドッグウォーカーがずれないように、車椅子の本体と首輪を留めてみました。
首の位置が固定される事で、抜け出す事は無くなりましたが…

犬用車いすドッグウォーカー
やはり、後足を伸ばして載せるのは拒否…
この製品の足を入れる部分は、ウレタンが巻かれているとはいえ金属製なので、このまま姿勢の補助具と割り切って歩行器代わりに使用するにはちょっと腿辺りが厳しそうです。

製品自体の重量は気にならないレベルです。最初は後ろから付いてくる見慣れない車に怯えた様子もありましたが、少し練習することで慣れてきました。

後足の麻痺に対応するアイテムとしては、こんなのも販売されています。

歩行補助アイテムその2 ペティオ(Petio)老犬介護用 歩行補助ハーネス 後足用

ペティオ老犬介護用歩行補助ハーネス後足用

ドッグウォーカーの車いすタイプではなく、お次はハーネスタイプの物を買ってみました。

歩行補助ハーネス歩行補助ハーネス
当家のコーギーさんは10㎏なので15㎏まで対応のLサイズですね。

ペティオ老犬介護用歩行補助ハーネス後足用の形状

歩行補助ハーネス
ペティオ老犬介護用歩行補助ハーネス後足用は、このように帯状の本体と、手提げのような平紐、平紐を纏めるパーツがセットとなっています。

歩行補助ハーネス
外側面は、ツルツルした素材。内側はメッシュ状の生地になっています。

ペティオ老犬介護用歩行補助ハーネス後足用 実際に装着してみた

歩行補助ハーネス
後足をバンドの穴に通して…

歩行補助ハーネス
マジックテープで胴体を巻いて留めます。

歩行補助ハーネス
バックルを留めて、ベルトを調整すれば、装着完了。

装着は、こちらのハーネスタイプの方が断然楽です。

歩行補助ハーネス
こんな感じで、手提げかばんのように装着した犬の下半身を持ち上げる感じになります。
持ち手の紐の長さもちゃんと調節できます。

ペティオ老犬介護用歩行補助ハーネス後足用 装着した結果

この、歩行補助ハーネスは、常に持ち手を持って使うことが想定されているみたいです。
例えば、階段や、犬が疲れてきたときにだけ持ち手を使って補助したいというのには不向きと思います。
なぜなら、持ち手を離すと、持ち手の紐が地面に着いてしまうのです。
大型犬なら持ち手が地面まで着かないのかもしれませんが、コーギーのような体型だと絶対に地面に着いてしまいますね。

歩行補助ハーネス
当家の犬だけかもしれませんが、ハーネスを装着すると後足は脱力した状態となってしまいます。
自力で立ち上がる補助と言うよりは、下半身をぶら下げて支えている状態です。

どんどん歩いて行こうとするタイプなら良いかもしれませんが、下半身を支えながら犬と歩調を合わせて歩くのはかなり難しそうです。
支えた下半身を操作して、犬の歩く方向を操作してみようと試みましたが、車椅子の時と同様に犬が拒否するとこれも少々難しそうです。

車椅子タイプ(ドッグウォーカー)とハーネスタイプどちらも一長一短

2つの老犬用歩行補助アイテムを使って見たのですが、どちらも一長一短な感じで、「これだ!」と感じられませんでした。

折角買ったので、組み合わせて自分と犬にとっていい感じになるように工夫してみようかなと考え中です。

 

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