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こんな道あり?!洗い越し
必要にして十分?!確かにコストは安そうだが…
まずは画像をみて頂きたい…
道の真ん中を川が横切っている…
いや、川の真ん中を道が横切っているのか…
特に、大雨で増水している訳ではなく、これが普通の状態らしい。
Googleストリートビューで見てみても川の中を普通に進んでいくことができる。
この川の中を横切る道は『洗い越し』と言うらしい。
川を渡る道といえば、普通は橋がかかっているのだが、橋を架けるとなると結構な金額が必要になる。
橋を架ける費用に対して、使用頻度や重要度などの費用対効果が見合わない場所や、自然公園など景観や自然を守るような目的でこのような道となっている場合があるのだそうだ。
これは是非、実際に見てみたい。
三重県菰野町の朝明川にも『洗い越し』があります
と、いう訳で、愛知県の稲沢市、『サリオパーク祖父江』で行われた、フリスビードッグ大会に参加した帰り道に、少し足を伸ばして三重県菰野町にある『朝明川の洗い越し』に行ってみました。
こちらの『洗い越し』は、三重県菰野町竹成・榊の町道で、狭い田舎道を入っていった先に有ります。
丁度、朝明川と焼合川が合流する場所になります。
発見!!
しかし、道の上の電光掲示板には、『通行止め』の文字が赤く点滅しています。
なんと、工事の為通行止め。
通行止めの鎖が、冷たく行方を阻みます。
通行止めの看板脇には、こんな看板も立てられています。
『この道は通学路ではありません』
通学路に使ったら、増水時は危ないですよね。
ここまでの水位ならば安全、ここからは危ないなんて、自然のモノになかなか安全な基準なんて設けられませんし。
残念ながらこの日は渡ることが出来ず撤収しました。
新名神高速道路の菰野ICができたので再チャレンジ
新名神高速道路の、新四日市ジャンクション~亀山西ジャンクションが開通して、この『洗い越し』の近くに菰野インターチェンジができたので、新名神高速道路見物ついでに、再度訪問してみました。
工事は終わっており通行止めはありませんでしたが、残念ながら川の水は道の上を流れていませんでした。
しかし、今回は渡る事ができました。
こちらの場所はネット上で『洗い越し』と紹介されているのですが、地図を調べてみると『沈下橋』と表記されています。
過去に、こちらを訪れた人達のブログでは、道の上を川が流れていますし、道の下を水が流れる場所は見当たらないようなのですが…
ちゃんと、道の下を水が流れていました。
とはいっても、5本のパイプが通っているのみなので、増水すればスグに道路は水没してしまいそうです。
コンクリートの感じから、この水を流す部分は新しく造ったモノではなさそうなので、堆積した土砂でこの機能が失われて洗い越しと化していたということなのでしょうか。
残念ながら、水しぶきを上げて川を横切ることはできませんでした。
歩行者や自転車には、こちらの方が安心安全ですね。
此方のドラレコ映像は、KENWOODのDVR-830での撮影です。
洗い越し?沈下橋?どっちなの??
こちらの町道と朝明川が平面交差する部分では、通常状態で川の水が橋の下を通っており、道の上に水は流れていませんので、『沈下橋』でよさそうですね。