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さすが”ハイスペック” MDR-C005A1はバック連動機能もある
ドライブレコーダー以外の機能もたくさんあるMDR-C005A1
今回購入したデジタルルームミラーMDR-C005A1は、ドライブレコーダー機能が付いているだけではありません。
『車両逸脱警報機能』『バック連動機能』といった便利な機能も付いています。
しかしながら、車両逸脱警報についてはモニターを装置の表示に使用してしまうと、本来の『ルームミラー』としての機能が果たせません。
また、走行中に警報が鳴っても電子音を出す機器が多すぎてどれが鳴っているのやら、判らない…。
と、言う訳でデジタルルームミラーの『車両逸脱警報機能』は使用せず、機器の音はOFFで使用する事にしました。
画面が大きいのは良いですが本来の目的で使いづらいのは困るので、どうしても使用したいならドライブレコーダーなんかについているアイテムの方が個人的には良いかなと思います。
バック連動機能についても、私のデリカには純正のバックモニターが付いているので必要ないのですが…
せっかくなのでどんなモノなのか使ってみることにします。
MDR-C005A1のバック連動機能を使えるように設定しよう
配線は簡単そうですが
配線の取り付けは、リアカメラ接続ケーブルのコネクター部分から出ている赤色の線を、バックランプの線と接続するだけです。
ギアをRに入れて、バックランプが点灯すると、その電気信号でバック状態を認識する仕組みですね。
バックランプの配線を確認
取敢えず、バックランプの電球に繋がる配線を確認です。
この配線に割り込みタップで、MDR-C005A1の赤線を繋げればOKかな。
慣れた人なら、少しだけ内装を浮かせて作業すれば取り付けできそうですが、今回はリアゲートの内装を全部外してつけてみることにします。
バックカメラを取りつけた付近で該当の配線を見つけられればソコに繋げばOKですが、
上の画像のように、しっかりカバーがしてありますし見つけるのは結構大変そうです。
デリカD:5リアゲートの内張りを剥がす
まずは、リアゲートの内装についているランプを取り外します。
透明なカバーのサイドに、よく見ると1カ所切り欠きが有る場所があるので、そこを抉ると簡単に外せました。
カバーは上下に2箇所ずつのツメで止まっています。
上の画像に写っている、電球のサイドのネジをプラスドライバーで外します。
外れました。
スイッチ部分についている白いカプラーは、横からつまむようにすると簡単に引き抜けます。
次に、エレクトリックテールゲートのスイッチを外します。
ココのピンは、中央の丸い部分を押し込んであげれば外れます。
スイッチを取り外して、カプラーを取り外します。
こちらのピンは、こんな感じで止まっています。。
取り付ける時には、上の画像のように中央を引き出して差し込んでから、中央を押し込めばOK。
同じピンが三カ所にあるので、全て外します。
そして、リアゲートのユーティリティフックを取り外します。
上の画像のような蓋状になっているので、開けるとボルトの頭が見えます。
4か所すべて取り外します。
使用ソケットは10㎜でした。
続いて、取っ手部分の中にもネジが有るので、プラスドライバーで外します。
蓋は広い方から、抉るようにすると外れます。
ここまで作業しても、内装が動く気配は有りませんが、これでOKです。
あとはクリップが止まっているだけなので、気合でひっぱります。
バリバリ!!
バリバリバリ!!
上の方は窓のサイドのカバーと2本のツメでパズルのようにキレイにつながっているので少々苦戦しましたが…
無事に取り外し完了です。
クリップは14カ所ありました。
外れているモノや、車体側に残ってしまったものは、もう一度内張に取り付けておきます。
目的のバックランプ付近の配線がバッチリいじれますね。
最後に、窓の横側の窓枠部分パーツも取り外します。
下側のプラスネジが付いたクリップを外せば、後はクリップで刺さっているダケ。
配線ルートが確保できました。
MDR-Coo5A1のバックランプ連動線を接続する
既存の配線に沿って、MDR-C005A1のバックランプ連動線(赤い線)を、バックランプ近くまで持ってきました。
あとはバックランプ連動線とバックランプの配線を接続すればOKです。
配線の接続は、↑こんなタップを使うと簡単です。
コードを挟んで、プライヤーで締めるダケで接続できる便利アイテム。
はい完成!
あとは、内張を逆の手順で組み直せばOKです。
MDR-C005A1のバック連動機能を使ってみよう
内張りを戻す前の動作確認は大事
内張りも元通りして、ギアをRに入れてみると…。
あれ?
何も起きない??
どうも分岐タップがうまく取り付け出来ていなかったようで、配線を剝いてから付け直しました。
リアゲート内張取り外しの作業を2回するハメに…
内装を戻す前に、必ず動作確認しましょうね。
無事バック連動機能が作動
分岐タップをいじると、無事にバック連動機能は動き始めました。
ギアをRに入れると、モニターの映像が、ドライブレコーダー画像の一番下(任意に変更可能・下の画像参照)になって、ガイドラインが表示されるようになりました。
あとは、車両に合わせてガイドラインの位置を調節すればOKです。
ガイドラインの位置の調整は、モニターのタッチパネルで簡単にできますよ。
バックカメラとしての使い心地
バックランプと連動させたことにより、ギアをRに入れるとカメラの映像アングルが下向きに切り替わります。
といってもカメラ自体が動く訳では無く、モニターに表示される映像が上の画像の黄色枠のように下側一杯になるだけです。
※画像の黄色枠はイメージで書いたもです、実際の画角とは異なるかもしれません。
純正のバックカメラのように、自車の一部が映るほど下側を見られる訳では無いので、バックカメラとしては少々使いづらい印象です。
カメラを下向きに取り付ければバックカメラのような映像も可能ですが、それだと本来のルームミラーやドライブレコーダーとしての役割がどうなんだろう。
私の車の取り付け角度だと、もう少し下に向けても大丈夫そうですが…
バック連動時のカメラアングルは初期設定では下向きですが、任意で映像位置を調節することもできるので、リアアンダーミラー付の車両なら組み合わせると良いかもしれませんね。