睡眠時の正しい姿勢。合わない枕が痛みの原因になることも。

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睡眠時間が足りていない現代人。多相睡眠のすすめ。

お昼ご飯を食べて午後しばらくすると、眠くなってきませんか。
お腹がいっぱいで消化に血液が取られて、頭に血液が回らないからだ。なんておっしゃる方もいらっしゃいます。その理屈だと、朝ご飯や夕ご飯の後に眠くなりそうですが、眠くなるのは決まって昼食後です。

実は、ヒトの身体は午後2時頃に眠るように体内時計から指令が出ているそうです。
多相睡眠といって、人工的な照明を使わない動物の一般的な睡眠方法とされています。

ベッドに入ってからパソコンやスマホをいじってなかなか眠れなかったり、睡眠時間が足りていないと言われる現代人にとっては、睡眠が必用だと感じた身体が本能的に一度お昼頃にリセットをしようとしているのかもしれませんね。

脳をリセットするために無理せず少し休みましょう。

眠いからといって長時間昼寝をすると時差ボケのようになって却って辛くなってしまいますが、15~30分程度横になって目を閉じるとかなりリフレッシュできます。
とは言っても、休日でもなければ昼寝をするのはなかなか困難ですよね。
どうしても眠いときは1~2分でも良いので、何も考えず目を閉じてみるのもお勧めです。

どんな枕が良いのか聞かれることが多いのですが

睡眠時の正しい姿勢は?枕は高級品が良いですか??
肩こり腰痛にお悩みの方から、枕はどんなモノが良いのか?と聞かれる事が有ります。
枕と一言にいっても固いものや柔らかいもの、高さや材質も様々なモノが販売されていますので、買いに行くと選択肢が多すぎてどうしたら良いのか悩みますよね。

意識しない状態で正しい生理的湾曲を維持できることが大切

人間の体の軸となる背骨を横からみると、生理的湾曲といって背骨は首から骨盤にかけてS字に曲がっています。
人間は二足歩行ですから、この生理的湾曲によってバネのように縦方向の衝撃を吸収しているのです。
逆に言えば、人間の骨格は立っている状態に都合のよい形状となっています。
壁に背を向けて、壁際に立ってみると、背中と後頭部が壁に触れた状態で、首の後ろに隙間がでるのが判ると思います。
睡眠時に身体の力が抜けると、重力によって、この宙に浮いた部分は下がっていきます。
寝ている状態の間に、寝ている姿勢で座りの良い位置に身体は自然と収まろうとするのです。

椎間板などに十分な柔軟性がある年齢であれば、起き上がればすぐに元の位置に戻りますが、年齢と共に動きが悪くなると、戻る為に時間が掛かります。いわゆる『固まった』ような状態になってしまい、痛みの原因となることも有ります。
良い枕は立っている姿勢に近い生理的湾曲を支持できるモノということになります。

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