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三重県にある”恋人の聖地”
今や全国各地にある聖地
『聖地』なんて呼ばれる場所が、日本中のあちこちにありますよね。
宗教的な聖地としては、松阪市のお隣伊勢市には、伊勢神宮という世界的にも有名な場所があります。
そういった宗教的な『聖地』とはまた別に、最近はアニメやドラマの舞台となった場所が『聖地』として観光地化して地域活性に一役買っていたりしますよね。
近年大ヒットした映画、「君の名は」の舞台となった飛騨高山なんかがそれに当たります。
他にも、「スポーツの聖地」だとか、「日本酒の聖地」だとか、結構いろいろな「聖地」が日本全国にはあったりします。
その「聖地」の一つに、恋人の聖地があります。
恋人の聖地とは?
恋人の聖地なんて、勝手にみんなが言ってるだけじゃ?って思っていませんか?
実は、ちゃんと恋人の聖地を認定する団体があるんですよ。
その認定している団体とは、NPO法人地域活性化支援センターです。
この団体が、恋人の聖地を認定するための「恋人の聖地プロジェクト」と銘打っている活動は、目的もかなり真面目なもので
少子化対策と地域の活性化への貢献
なんだそうです。
その目的のために、日本全国のロマンチックなスポットを「恋人の聖地」として認定しているのです。
全国各地のロマンチックなスポット=恋人たちがデートに行く=プロポーズするのにいい場所→晴れて夫婦になりやがて子どもが生まれる
という流れを作ると、地域の活性化+少子化対策になるということで。
なるほど。
この「恋人の聖地認定プロジェクト」は、2006年4月から始まり、すでに日本全国で139か所を恋人の聖地として認定しています。(2020年3月現在)
もちろん三重県内でも恋人の聖地として認定された場所があります。
それは『ハートの入り江』が見える恋人の聖地
三重県のどこにあるのかご存知ですか?
『ハートの入り江』が見える恋人の聖地は、伊勢志摩国立公園の中に
松阪こた堂接骨院のある、松阪市からは自家用車で80分程。
目的地は『伊勢志摩国立公園』の一画に位置しています。
伊勢志摩国立公園は伊勢市・鳥羽市・志摩市・南伊勢町にまたがる55544haにも及ぶ広大な国立公園です。
国立公園とはいいながらも、そのうち96%以上が民有地で沢山の人が普通に生活しています。
まさに『地域の営みがそのまま纏めて自然の景色の一部』という、現代で有りながらも悠久の時を感じさせる、自然と人との関わりを感じさせる国立公園なんですよ。
今回訪れた恋人の聖地は、南伊勢町の道行竈(みちゆくがま)にある『鵜倉園地(うぐらえんち)』です。
鵜倉園地には、「あけぼの」・「からさぎ」・「橘」・「見江島」と4つも展望台があり、どの展望台からも美しい景色を見ることができます。
鵜倉園地までの道のり
国道260号線から、『伊勢農協虹のホール南島』の交差点を海の方に入っていきます。
新しい道が緩くカーブして左に向かっていますが、交差している旧道から画像中央に続く細い道が目的地にむかうルート。
カーブミラーの向こう側に看板も出ています。
ここから目的地までは10分程の道のりです。
1km程先にある『みそねの浜』からは峠道となっていきます。
舗装路ですが路面はあまり良く無く、落石が転がっていたりもしますので、2輪の方は特に注意が必要です。
↑こちらの画像は、かさらぎ池方面へと向かうルート。
安全運転でお願いしますね。
途中、かさらぎ池方面からの道と合流する三叉路があるのみで、ルートはほぼ一本道です。
案内看板も結構な頻度でちょこちょこ立っています。
頂上へ到着!!
Googleストリートビューではこんな感じ(2020年3月現在)ですが、実際に行ってみると『見江島展望台』に向かうトンネル状の雑木林が伐採されて駐車場になっていました。
かさらぎ展望台方向にも道がありますが、転回が大変なので車はココに停めて歩いて行きましょう。
いざ、『ハートの入り江』が見える恋人の聖地へ
駐車場のすぐそばに、『見江島展望台』があります。
そう、この見江島展望台こそが『ハートの入り江』が見える恋人の聖地なのです!
ハートのオブジェになった鐘と、東屋(?)と小さな展望塔がありますよ。
ハートの錠『愛鍵』をつけて愛を誓おう
東屋の中には『ハートの錠』を取りつける鍵台が設置されています。
ココに恋人同士が二人で南京錠をかけて、愛を誓うとかなんとか…。ベタですね~。
ここに付ける為の、ハート型の錠前:『愛鍵(あいかぎ)』は南伊勢町観光協会、観光協会加盟の商店、宿泊施設などで販売されています。
可愛らしいハート型の錠前とストラップのついた鍵2本がセットで1000円(税別)となっていますよ。
残念ながら、鵜倉園地内で愛鍵を買うことはできません。
鵜倉園地の近くで愛鍵を買えるのは、旅館ニューまつおか・やんがや・やまきち商店あたりでしょうか。
鍵台に愛鍵をつけたい人は、鵜倉園地に来る前に購入してきてくださいね!
ちなみに、『愛鍵』は、假屋崎省吾さんのプロデュースなんですって。
誓いの鐘を鳴らそう
こちらの鐘は『誓いの鐘』。結構大きな音がしてびっくりします。
でも、せっかくのデートスポット、恋人の聖地ですから、ぜひ2人そろって鳴らしてみてくださいね。
展望台に上って絶景の中のハートを探そう
下からでも十分景色は良いのですが、せっかくなので展望塔にも上ってみましょう。
展望塔からは、遮るモノが何もない絶景が見えますよ。
絶景の中にハートが見えます。
見つけられましたか??
手前の入江、『かさらぎ池』が横を向いたハートに見えますよね?!ね?!
記念撮影は大事!その為の台もちゃんと用意されています
恋人の聖地は、まぁだいたい恋人と来ることが多いでしょうから「二人でここに来たよ」という、思い出の写真を撮りたいですよね。
もちろん、その期待に応える設備?はありますよ!
此の台は…
こうやってSNS用の写真を撮るのに使用します(笑)。2020年に撮影した写真は家族3人で!
実は2014年にも来た事があったのですが…(上の写真は2014年のものです!安心してください今回の写真も相手は★同じ人ですよ。恋人から夫婦になりました♪)
おや?写真を見比べると、台のデザインが少しだけ変わっていますね。
『恋人の聖地』の文字が増えてる?!
実はココ、恋人の聖地に認定されたのが2015年5月で、前回来た2014年にはまだ正式な?恋人の聖地ではなかったんです。
正式に恋人の聖地に認定された後に、『誓いの鐘』と『鍵台』が作られたそうで。
その時に、この台に「恋人の聖地」の一文が加えられたんでしょうね。
映画の撮影地、たちばな展望台にも行ってみよう
”青夏 きみに恋した30日”の撮影が行われた展望台
次は、たちばな展望台に行ってみましょう。
駐車場と見江島展望台の間にある道は、たちばな展望台に続いています。
こちらは、2018年に公開された『青夏 きみに恋した30日』という映画のロケ地でもあるんですって。
と、言うことは、こちらの展望台もいわゆる「聖地」ですね(笑)。
丁度ここに来た翌週に、TBSで放送されていたのですが、残念ながら私の地域では放送されませんでした。どうして、CBC・・・。
たちばな展望台へは、アップダウンのある林道を250m程。
時間にして3分程度でした。
奈屋浦方面のリアス式海岸が美しい…。
映画のどの場面でこの景色が出てきたのか、気になりますね。
次はかさらぎ展望台へ
最後の展望台、からさぎ展望台へも行ってみます。
かさらぎ展望台は駐車場から80m程。
見江島展望台とは駐車場を挟んで反対側に見えています。
かさらぎ展望台からは、贄浦阿曽浦方面が見渡せます。
かさらぎ展望台から見江島展望台方面を望む。
ハートは遠くから眺めるもの
検証:からさぎ池は本当にハートの形をした入り江なのか
見江島展望台から見える、ロマンティックなハート型の入江ですが…。
近くで見たらきっともっと素敵なんじゃない??なんて考える方もきっといらっしゃることと思います。
確認しに向かいますよ。
↑画像の青矢印の辺りにやってきました…
結果は・・・・
ハートは何処…
まぁ、予想はしてたんですけどね(笑)。
実は、かさらぎ池はハートの形ではありませんでした。
見江島展望台から見る事で、立体的な地形と相まってハート型に見えているんですね。
ロマンチックなハートの入り江は、遠くの見江島展望台から楽しんでくださいね。
ハートの入江が見える恋人の聖地へのアクセス
住所:三重県度会郡南伊勢町道行竈字カサラギ3522
道行竈は飛び地なので、ナビの設定は『鵜倉園地(うぐらえんち)』で設定するのがお勧めです。
おまけでGO
『ハートの入り江』が見える恋人の聖地周辺のポケモンGoのポケストップ&ジム
鵜倉園地の頂上付近では、見江島展望台がジム。たちばな展望台とかさらぎ展望台がそれぞれポケストップになっています。