シマノSPDシューズSHSD5

シマノのピンディングシューズ SH-SD501レビュー

サイクリングに最適な季節がやってきた

さくら開花2022
さくらの花も咲き始め、ずいぶん暖かい日も増えてきました。
風も暖かくなりサイクリングも快適ですね。
もっとも私の場合は、スマートバイクなので年中空調の効いた室内でのサイクリングですが…。
花粉症の方々には、もうしばらく厳しい日々が続きますが先は見えてきましたよ。頑張りましょう。

5カ月待ちでピンディングシューズが納品されました!

シマノSPDシューズSHSD501
いつも元気な佐川のお兄さんが、荷物を運んできてくださいました。

箱を開けるとー

シマノSPDシューズSHSD5
箱!!
箱in箱。
ムダだなぁ。と思うのですが、箱も商品だからしょうがないのかな。

ピンディングサンダル シマノSH-SD501クリート取付

シマノSPDシューズSHSD5
届いたのはこちら。
シマノのSPDタイプピンディングシューズ。
シューズと言うか、サンダル?SPDサンダル??

シマノ SD5 SH-SD501

コロナの影響で輸入に多大な影響が出ているらしく、自転車用品の納期はとても遅れています。
自転車本体なんて昨年のニューモデルを注文したら、納品と時を置かずして今年のニューモデルが発表されるなんて状態なんだそうです。
子供用の自転車だったら、乗る前にサイズアウト、なんて残念な結果になってしまいそうな混乱ですね。
この製品も、11月注文で6カ月後の予定納期。
しかしメーカーの日々の努力の結果か、1か月前倒しの5カ月待ちでようやく到着しました。

これで先に届いていたピンディングペダルがようやく活用できるというものです。

↓ピンディングペダルの記事はこちら↓
シマノの片面フラットピンディングペダルPD-EH500を購入してスマートバイクに取り付けてみた

シマノSPDシューズSHSD5 シマノSPDシューズSHSD5
取扱説明書は、A1サイズに両面印刷。まるで新聞です。
30か国語で書かれています。さすがは世界中で使われているシマノの製品ですね。

SH-SD501靴底

シマノSPDシューズSHSD5
このサンダルは自転車用なのですが、普通の靴と何が違うかというと。
前足部辺りの部分についたカバーパーツを、プラスドライバーを使用して外すと…

シマノSPDシューズSHSD5
こんな感じになっています。

シマノpdeh500片面フラットペダル
先に購入した、SPDタイプピンディングペダルPD-EH500に付属していたこちらのパーツ(クリート)を使う時がやってきました。

シマノSPDシューズSHSD5
外したカバーの代わりに、この金属パーツ(クリート)を取り付けます。
間違えて、先ほど外したカバーを取り付けていたプラスネジで取り付けようとしてしまいましたが、
ちゃんと、PD-EH500ペダルに金具(クリート)とスペーサー(?)とネジが同梱されていました。
手持ちの4㎜の六角レンチを使い締め付けます。

クリート取付位置の調整範囲

シマノSPDシューズSHSD5
金属パーツの取付位置は、よく見ると底面に印刷されていました。
シマノSPDシューズSHSD5
穴の位置を動かすことで、前後に調節できるようですね。
金具の模様の前後に書かれた3本のラインが前後の調整位置の基準線のようです。

シマノSPDシューズSHSD5
一番後ろ側だとこんな感じ。

シマノSPDシューズSHSD5
一番前側だとこの位置ですね。

シマノSPDシューズSHSD5
横方向にも…

シマノSPDシューズSHSD5
取付位置は好みである程度変更が利くようです。
前後が1.5㎝位、左右は5㎜位の範囲で調整できそうです。

シマノSPDシューズSHSD5
SPDペダル初体験なので、とりあえず中央に取り付けて試してみる事にしました。
個人的には、思っていた位置よりも若干後方にあるイメージです。

SPDタイプピンディングペダル+ピンディングシューズの使用方法

シマノSPDシューズSHSD5
使用する際には、靴底に取付けた金属パーツとペダルの金具が固定されます。

シマノSPDシューズSHSD5
まず、金属パーツの先端の出っ張った部分をペダルのアーチ状になった金具にひっかけて

 

シマノSPDシューズSHSD5
実際には直接見えないので感覚ですが、左右の出っ張りがガイドの役割になって意外と簡単です。

シマノSPDシューズSHSD5
横から見るとこんな感じです。

シマノSPDシューズSHSD5
前側の爪が引っかかったら、そのまま後ろ部分を押し込めば

シマノSPDシューズSHSD5
別角度。

シマノSPDシューズSHSD5
スキー板の金具のように、カチリと固定されます。

シマノSPDシューズSHSD5
丁度、ペダルの出っ張った金具部分がシューズの靴底にはまり込んだような形になります。
手で操作してみると、ちょっと力がいるかな?という感じでしたが、実際にサンダルを履いて使用してみると、前側をひっかけたらそのままペダリングすれば固定される感じで特段意識して操作しなくても大丈夫でした。

シマノSPDシューズSHSD5
ペダルとの固定位置はこんな感じとなります。

ピンディングサンダルSH-SD501使用感

SH-SD501は前足部と足首をマジックテープのついたバンドで締め付けて止めるタイプとなっています。
最初に履いた印象は『足首がキツイ』。どうしてもバンドだけで固定となると少し窮屈に感じてしまいます。
これについては数回使用して、足首を底屈してバンドを締め付けて履くと気にならなくなりました。
自転車のペダルを漕ぐときに足首は、踵を少し上げたつま先立ちのような姿勢になるので、使用状態に合わせた設計になっているのでしょうね。

これまでは、ペダルに取り付けるバンドタイプのバンドを使用していたのですが、足部を踵までしっかりと固定できることでペダリング時の安定感が格段に向上しました。
金属パーツでカッチリと固定されることで、ポジションのズレによるロスが大幅に削減されている感覚が実感できます。
靴底が固く、スニーカーのようなしなりはありませんが、その分ペダルにしっかり力がかかっている印象です。

逆に、しっかりと固定される事で無理な締め付け感のある部分は自転車に乗っている間中ずっと締め付けられたままとなります。
動くのはペダルの金具とクリートの隙間にできる遊び分程度となるので、少し体勢を変えて負担を分散…といった事は出来なくなりました。
足首の締め付け感は上にも書いたように気にならなくなりましたが、足底の硬さが少し気になりますね。

ペダルに固定された足を外す時は?

ペダリング中はペダルと足が固定されていても良いですが、止まった時に足が外れないと立ちごけしてしまいますよね。
取り外す際は ペダルに靴底を押付けたまま、少し踵を外側に回すようにずらすと簡単に外れます。
ペダルに付属していた金具(クリート)は多方向に取り外せるタイプで、横以外にも上方向に引いても取り外し可能となっています。
手で試してみると確かに上方向にも外れるのですが、実際に使用中に外してみようとしてもペダルが回転するので上方向に力をかけて外すのは無理そうでした。
私はスマートバイクで使用しているので立ちごけの心配自体がありませんが、これなら実際の自転車で使用してもすぐに違和感なく使用できそうです。

SPDタイプは歩きやすい?

ロードレーサーによく使用されている、SPD-SLというタイプは靴底に付ける金具部分(クリート)が大きく、靴底に大きく出っ張っています。
歩けないことはないですが、前足部が高い状態では歩きづらいのは容易に想像がつきますね。
またロードレーサー愛好家の集まる観光地では、『クリートで床に傷がつくので靴を履き替えてください』なんて店舗があったりします。
逆に硬い地面を歩き回れば、クリートがすり減ってしまいますね。
自転車で目的地まで行って、歩いて観光もしよう。なんて方にはSPDタイプのモノがお勧めされています。

シマノSPDシューズSHSD5
今回購入したSH-SD501では金具部分は靴底のくぼみ部分に収まっているので床と干渉しません。
SPD-SLと比べるととても歩きやすく、見た目も普通の靴のような製品も販売されているので確かによさげです。

↑靴底を見なければ普通のスニーカーと区別もつかなそうですね。
『いかにも!!』という感じのスタイルが苦手な人にも良さそう。

種類があるのかもしれませんが今回購入したSH-SD501では、自転車のペダルに力を伝える為か靴底は全体的に硬めの作りとなっている印象です。
スニーカーだと歩行時に曲がる母指球下の部分に、ペダルに力を加える為のクリートが付いているので前足部が曲がらず、歩いてみると下駄に近い感じでしょうか。

ピンディング初心者にお勧めできる?

初心者にお勧めされていることが多いSPDタイプのピンディングですが、自分で使用してみた結果、
「これからピンディングペダルを使ってみたい」という初心者にもお勧め
だと思いました。

シマノの片面フラットピンディングペダルPD-EH500を購入してスマートバイクに取り付けてみた