子供の『やってみたい』を伸ばしてあげたい
キッチンで食事の用意をしていると、子供が一生懸命のぞき込んできますよね。
包丁や火など危ないモノも多くて、『ダメ』と遠ざけていたのですが。
それで余計に興味をそそられていたのか、背が伸びてキッチンの上が見えるよなってからは特に興味深々で見ています。
同時に『手伝いたい』という欲求も出てきました。
キッチンデビューのスタートライン
お手伝いと言うよりは、『ママと一緒に同じ事をしたい』ダケですが…。
床に新聞を広げていると、ペットが新聞紙の上にやってくるのとちょっと似ている気がします。
それでも、サラダのレタスをちぎったり。
お皿に何かを並べてみたり。
お願いすると、喜々としてやってくれます。
もちろん、包丁やコンロにも興味津々です。
一緒に切ってみたりして、きゅうりやトマト位なら1人でも切れそうですが、さすがに包丁を渡すのはちょっと危ないですよね。
貝印リトルシェフクラブ子供用調理器セット

ネットでポチっとしたら、早速お届け物です(笑)
じゃーん!!

『貝印 リトルシェフクラブ 子供用調理器8点セット』買っちゃいました。
包丁だけで良かった気もしますが、何となく一式セットを購入…。
リトルシェフクラブ子供用調理器セットの内容は?
貝印リトルシェフクラブ子供用調理器8点セットは以下のキッチン用品がセットとなっています。
- 包丁
- まな板
- 皮引き
- 泡立て
- おたま
- マッシャー
- ターナー
- 抜き型
リトルシェフクラブ包丁

小さな子供の手にも持ちやすいミニ包丁。
ケガをしやすい 先端とあごの部分は丸くなっています。

刃はギザギザです。
ただ凸凹になっているのではなくて、刃の右側の一つ一つのくぼみが彫刻刀の丸刃で掘ったような形状になっています。
スパッっとは切れないですが、のこぎりのように動かすと指先の皮膚位は切れます。
触って刃の具合を確認していたら、切れました(汗)
購入したセットでは、中級用のギザ刃の包丁が入っていましたが、お子様のレベルによって、刃の形状が異なる3種類の包丁が販売されています。
- 初級 コアラ 刃なし
- 中級 ウサギ ギザ刃
- 上級 パンダ 刃付き
ネット通販では、中級のギザ刃のセットしか見当たりませんでしたが、近所の雑貨屋では包丁だけが異なる初級セット、上級セットも販売されていました。
包丁はそれぞれ単品でも販売されています。
材質は刃部分がステンレス刃物鋼
ハンドル部分はABS樹脂製で耐熱温度は80℃となっています。
皮引きには結構鋭い刃が付いていますよ

皮引きには、なかなか鋭い刃が付いています。
両側にはジャガイモの芽をくり抜く部分もあり、中々本格的な作りとなっています。

子供が握りやすいミニサイズ。

持ち手部分はゴルフボールより少し大きいくらいのサイズです。
パパが使うにはちょっと小さすぎますね★
材質は刃がステンレス刃物鋼
本体はABS樹脂製で耐熱温度は80℃となっています。
やわらかまな板&スクレッパー

まないたとスクレッパーのセットです。
まな板は、板というより薄い作業用マットと言った感じ。
作業スペースを明確にして、机に傷をつけない位の用途でしょうか…。

まな板のサイズは210mm x 300mm 厚さは2mm。
キャラクターの絵柄の下にある模様は、よく見ると10mm 5mm 3mmのスケールとなっています。

スクレッパーは刻んだモノをかき集め移す為のもの。
まな板の穴にスナップボタンのように留められるようになっています。
材質は熱可塑性エラストマーポリプロピレンで耐熱温度は70℃となっています。
ステンレス抜き型セット

ステンレス製の可愛い抜き型。
ちょっと小さめサイズです。
の5種類が入っていました。
材質は18-8ステンレススチールとなっています。
その他の調理器具
その他にも

がセットになっています。
柄には可愛らしいキャラクターの絵が印刷されています。

持ち手部分は小さな手でも持ちやすいミニサイズです。
材質は、いずれもステンレススチール製で、柄部はポリプロピレン、耐熱温度は110℃となっています。
リトルシェフクラブを使用した感想
包丁(ギザ刃)とまな板の使用感

当家の3歳児は『自分の専用品』に大喜び。
早速試し切りです。
ミニトマトにスティックパンに、チーズにチーカマ(笑)
たまたまキッチンにあった手ごろに長いモノを全て切り刻んでいました。
説明書にもありますが、はじめはバナナや豆腐、ちくわ等の切りやすいモノを切る所から練習を始めるのが良さそうです。
切れ味は、少し刃を前後に動かすようにすればトマト程度を切るには十分でした。
カボチャはちょっと無理かな。のこぎりの様に使えばモノによってはママの包丁より切りやすいカモ。
ギザ刃の包丁を使用すると、まな板の傷は避けられないので、中級包丁を使用している間はセットのまな板を使うのをお勧めします。
ただ、セットのまな板は表面はザラザラの加工が施されていますが、裏はフラットなので作業スペースの材質によっては滑ります。
中級ギザ刃包丁を大人が使ってみた
梨の皮をむいてみました。
梨の皮をむく程度であれば、切れ味に得に違和感も不満もなく普通にむく事ができます。


ただし、刃がギザギザなので、指紋のような縞模様が付きます。
特段気になる程ではないですが、リンゴ等の変色するものだと表面積が増える分影響が有るかもしれませんね。
皮をむいたあと、縦に割るのには切れ味が足りない気がします。
通常の刃に比べて鈍角なので、どうしても押しつぶす感じになってしまうせいでしょうか?
その他セット調理器具
おたま、あわたて、ターナー、マッシャーの金属部分はいずれも『ステンレススチール製』となっています。

おたま、ターナーは先端のパーツと柄の接続部の留め具が結構出っ張っています。
表面加工がデリケートなフライパン等には、使わない方が良いかもしれません。
この二つは近頃多い樹脂製のモノをセットしてくれた方が良かった気がしますね。
全体に作りはしっかりしているので、玩具用途で乱暴に使用しても耐久性は良さそうです。
個人的なリトルシェフクラブ調理器に対する評価
今回購入した『リトルシェフクラブ 子供用調理器8点セット』の値段は、定価で5400円。
安い店だと3000円台で販売されています。
単品購入した場合の値段は、
- 包丁 1620円
- ピーラー 540円
- やわらかまな板(スクレッパー付き) 918円
- 泡立て 486円
- おたま 486円
- マッシャー 486円
- ターナー 486円
- 抜き型セット 810円
となっています。(価格は、貝印公式オンラインストアより)
最初のマイセットとして購入するなら、値段も手ごろで良いのではないかと思います。
特に、取り扱いに注意が必要な包丁については、子供にも扱いやすいサイズで段階的に慣れていける。という点でお勧めできます。
当家のように、キッチンで少しお手伝いからと言う用途であれば、まずは初級or中級の包丁を単品で購入して使用。
他の道具については、は自宅にある道具を使用し、大きすぎて使いづらいモノが有れば必要な道具を単品で購入するのが良さそうに思います。
『一緒に同じ作業をしたい。』とか、『1人で何か一品作る。』といった、レベルの高い欲求が出てきたら、上級の刃付き包丁にレベルアップする際に、マイセットをプレゼント。というのもイイかもしれませんね。