
赤福餅をいただきました♪
赤福餅とは、言わずと知れた伊勢の名物ですね。
大福もちとは逆に、お餅がこし餡に包まれたような和菓子です。
伊勢神宮内宮前のおかげ横丁にある、赤福餅の本店はいつも観光客で一杯です。
夏場は、かき氷の『赤福氷』も大人気です。
頂いた赤福餅ですが…
『八朔粟餅』です。
『八朔粟餅』は、1月を除く毎月一日だけ販売される、『朔日餅 (ついたちもち)』の八月の限定商品なんですよ。
朔日餅は毎月決まった商品が販売されるのですが 数量限定の販売で、前日から整理券が配られる程の人気商品なんですよ。
月ごとのメニューはこんな感じになっています。
- 二月 立春大吉餅
- 三月 よもぎ餅
- 四月 さくら餅
- 五月 かしわ餅
- 六月 麦手餅
- 七月 竹流し
- 八月 八朔粟餅
- 九月 萩の餅
- 十月 栗餅
- 十一月 ゑびす餅
- 十二月 雪餅
今月は8月なので『八朔粟餅』ですね。
八朔(はっさく)と聞いたので、てっきりこんな感じの、ミカンが入った大福餅を想像していたのですが…
八朔は旧暦の八月朔日の略で、8月1日の事を表す言葉なのだそうです。つまり『8月1日の粟餅』ですね。
柑橘類関係ありませんでした…💧
8月1日の朔日参りの中でも実りの季節でもある8月は『八朔参宮』といって、五穀豊穣や無病息災をお願いするちょっと特別な参拝日なんだとか。
伊勢神宮では毎年8月1日には『伊勢神宮外宮さんゆかたで千人お参り』というイベントが行われていて『浴衣でお参り』もokなのだそうです。
浴衣が普段の参拝でNGなんて知らなかった💦
いろんなルールがあるんですねぇ。
八朔粟餅を開封するよ
初穂がデザインされた外側の包み紙を開けると、中身はこんな感じです。
ちょっとデザインが違うだけで、基本的な梱包は赤福餅と同じ。
紫色の帯を切って蓋を開けると…
ん?!
これ、赤福餅じゃん?!
中身、間違えてない?!?!
まさかの梱包ミス!!では、もちろんありません。
八朔粟餅の見た目は赤福餅とほぼ同じなんです。
餡はこし餡ですが、通常の赤福餅とはちがい『黒糖味の餡』が使用されています。
色も、よく見るとちょっと黒っぽい…かな…。
八朔餅を食べてみる
蓋に付けられている、木製のヘラを使用して箱から取り出します。
表面はこし餡で中のお餅も割と柔らかいので、たこ焼き気分でつまようじや箸を使って取り出そうとすると、まず失敗します。
ヘラを使って、隣との境目に切れ込みを入れてから、ちょっと寄せて底にくっついている餅をこそげて掬い上げるようにするとうまく取れますよ。
味は、黒糖味のこし餡と、粟の粒が残った餅の組み合わせで、赤福とはまた違った口当たりと味わいが楽しめます。
いつ『柑橘類の八朔』が出てくるのか?!マーマレード的なやつか?イチゴ大福的なやつか??とドキドキしながら食べていたのですが、先述の通り八朔は日付の事なので、柑橘系の味はしませんでした。
当家の3歳児は、はじめのうちこそ色合いにしり込みしていましたが、大変気に入ったようでパクパク食べていましたよ。
八朔粟餅は来年の8月まで食べる事はできませんが、毎月違った朔日餅が限定発売されますので、機会があればぜひお試しくださいね。
https://bone.tokyo/akafuku-tsuitachimochi