田舎の街灯は昆虫採集の優良ポイントだが最近は虫が無視する街灯が…【自由研究のヒント】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
カブトムシ

田舎の夏の夜の風物詩?!

松阪こた堂接骨院のある三重県松阪市には市街地にも神社などちょっとした雑木林が沢山残っています。

夜に犬の散歩なんかをしていると…

夏場は、セミやカブトムシに遭遇することも。
カブトムシ
Gや巨大なムカデなんて、あまり会いたくないモノにも遭遇する事がありますが…💧

大人になって夜に散歩する事が増えてから子供の頃には見つけられなかったモノも結構な頻度で見る事ができるようになりました。


スッポンの産卵や
イシガメ産卵
イシガメの産卵。

セミの羽化や
ウシガエル
深夜になぜか上陸してくるウシガエル…

ヤモリ
街灯に集まる虫をねらって登場するヤモリ

キツネ
キツネやハクビシンにも遭遇しました。

LEDの街灯には虫が集まらない

雑木林の近くにある、街灯の下では光につられて飛んできた虫がよく見られます。
小学生の頃に持っていた、『学研のカブトムシの本』にも、”街灯の下なんかを探すと捕まえられます。”って書いてあったものです。
朝早くに採取に行っても、大抵カラスやタヌキなんかに先を越されてしまいこの方法で捕まえた事はありませんでしたが、昨夜は飼い犬の散歩途中に街灯の下でカブトムシを発見。
カブトムシは、御存じ日本でも最大級の甲虫ですね♪(1983年に沖縄本島でヤンバルテナガコガネが発見されるまでは日本最大の甲虫とされていました。)

カブトムシ雌
道路沿いの街灯なので、見つけても大抵車に轢かれてしまっているのですが、この日は轢かれていない状態のカブトムシを何匹か発見できました。

カブトムシ

子供もまだ小さいので持って帰ったりはしませんが、いくつになっても

カブトムシを発見するとテンションアップしますね♪


街灯の下ではついついキョロキョロと何か落ちていないか探してしまいます。

ところで、同じ雑木林の横にある街灯でも、よく虫が集まる街灯と集まらない街灯があるんです。
昔からある街灯には虫が大量に飛んでいるのに、最近設置された街灯には虫が集まっていません。
同じように明るくても最近のLEDを使用した街灯には虫が集まらないようです。

LED灯に虫が集まらない秘密は紫外線

学校で、光に対する『正の走行性』『負の走行性』なんて教わりましたが、LEDには当てはまらないのでしょうか?

虫が街灯に集まるのは、光に向かっているわけではなく、光に含まれる紫外線に対して一定の角度で飛ぶ性質が有るためと言われています。
紫外線に対して一定の角度を保つことで、太陽や月明かりの元で、方向を見失わずに飛んでいくことが可能となります。
街灯は太陽や月に比べて近い位置にある為に結果的に方向を見失い、周囲を飛び回るようになっていまうんですね。

昔の街灯に使用されている蛍光灯などからは紫外線が含まれているために、虫は太陽や月と間違えて飛んできてしまいます。
対して最近使用されているLEDでは紫外線が少ないために、人間の目で見ると同じように明るくても虫はあまり寄ってこないんですって。

明かりにつられた虫が駐車場に大発生。なんて、昔は田舎のコンビニではよく見かける光景でしたが、最近はLED電球を使用している店も増えて虫も減っているんでしょうか?

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*