2021年お花見紀行 世界遺産鬼ヶ城は桜もスゴイって知ってた?

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熊野鬼ヶ城鬼の見晴台

三重県内お花見紀行 鬼ヶ城の「桜の道」

花火だけじゃない熊野市の鬼ヶ城

美しいリアス式海岸の続く三重県の南端。
E42熊野尾鷲道路の終着、三重県熊野市の大泊インターチェンジの程近くに、『鬼ヶ城』があります。
『島』ではなく『城』です。

日本百景にも選定されているこの場所は、1935年に国の天然記念物に指定され、2004年には世界遺産にも登録されている景勝地です。

この場所は、『鬼』と恐れられた、多娥丸(たがまる)という海賊が根城にしていたことからかつては『鬼の岩屋』と呼ばれており、その後、室町時代に有馬忠親という方が山頂に城を築き、以来鬼ヶ城と呼ばれるようになったのだそうです。
岩場の部分のみが良く知られていますが、海に突き出した天然の要塞のような城跡なんですね。

そんな鬼ヶ城は、熊野の花火でも有名ですが、桜の名所でもあるんですよ。

鬼ヶ城
海に突き出した半島の中腹に桜の樹が帯のように植えられています。
鬼ヶ城の東口駐車場から松本峠に向かう遊歩道一帯になんと約2,000本もの桜が植えられているんですよ。
桜は寒緋桜、ソメイヨシノ、八重桜、オオシマザクなどが植えられているので、比較的長期間桜の花が楽しめるポイントとなっています。

駐車場からお花見に出発

公共交通機関があまり便利でない地域ですので、私たちは車で訪れました。

熊野鬼ヶ城

駐車場は東口側にあり、無料です。
入口にあるピンクのオブジェは…
熊野鬼ヶ城
この岩ですね。
オブジェの方は駐車場側から撮影したので逆になってしまっていますが。

熊野鬼ヶ城
駐車場では、那智黒石で造られた鬼の面もお出迎えしてくれます。

せっかくなので、海岸沿いの遊歩道に入っていきます。

熊野鬼ヶ城
海沿いに1km程の遊歩道が設けられています。周遊ではありません。(しようと思えばできますが…。)
台風などが来ると、高波を被って通行止めとなってしまう事もよくあります。
以前来た時には、台風の影響で一部が壊れて通行止めとなっていました。

遊歩道を3分程歩くと、

熊野鬼ヶ城
『おおー』
序盤の見どころ、千畳敷があります。
千畳敷の迫力に、鬼が出てくるんじゃないかとビクビクの我が子も興奮気味です。

小さい子どもと一緒は難しかった…

千畳敷を過ぎると、とたんに道が険しくなってしまい…。
熊野鬼ヶ城
ココからの遊歩道は、柵は有るのですが、子供が足を滑らせたら簡単に海に転落してしまいそうで、親もちょっとコワイ…。
この日は波も高かったので、子供と一緒に歩くのは危険と判断して引き返しました。

気を取り直して美味しいものを食べよう

とりあえず、東口駐車場に戻って、美味しいものを食べることにしましたよ。

熊野鬼ヶ城
東口駐車場の鬼ヶ城センターでは、お土産や食事ができます。
熊野鬼ヶ城
大内山ソフトクリームのパフェと新姫ソフトクリームを購入してみました。
ちなみに、「新姫」とは、熊野市で見つかった新種の柑橘のことですよ。
新姫ソフトクリームはクセもなく程よい酸味で食べやすかったからか、子供が殆ど食べてしまいました。

鬼ヶ城の西口へ

熊野鬼ヶ城
東口を出て、次は西口の海岸に回ってきました。
ココから和歌山県へと七里御浜の長い海岸線が続きます。

西口から遊歩道に入ると、少し階段を登った場所から岩場が始まるのですが…
こちらも当たり前ですが、波が高かった。

熊野鬼ヶ城
鬼ヶ城の西口側はこんな感じ。
岩の上に造られた遊歩道に人が写っているのが見えるでしょうか。

熊野鬼ヶ城
岩に波が打ち付け、写真のような巨大な水しぶきが上がっている状態でした。
伊勢湾内の砂浜の波でも怖がる我が子には、ちょっと刺激が強すぎたかな。

観光地とはいえ、大自然の創り出した岩場。我が子ぐらいの年齢の子供と一緒に遊歩道を歩くのは危険と判断し撤収することにしました、残念!
もうちょっと子供が大きくなったら、再チャレンジしようと思います。

ちなみに、鬼ヶ城は磯釣りの人気ポイントでもあるのですが、この日はさすがに釣り人の姿はありませんでした。

過去の「桜の道」お花見写真

この「桜の道」の美しさを見てほしい!

鬼ヶ城といえば海沿いの岩場にある『鬼ヶ城遊歩道』が有名なのですが、それとは別に『桜の道』という遊歩道があるんですよ。
冒頭にも書きましたが、松本峠に向かう遊歩道一帯になんと約2,000本もの桜が植えられています。
『鬼の見晴台』と名付けられた展望台からは、鬼ヶ城遊歩道から見るのとはまた違った景観が楽しめます。

今回は行きませんでしたが、数年前の「桜の道」のお花見の写真があったので、そちらを掲載しますね。
何分過去の写真なので、遊歩道の様子などは多少変わっているかもしれませんが、あしからず。

熊野鬼ヶ城
桜の道は、鬼ヶ城センターのある東口駐車場を入口方面に戻ると登り口が有ります。


公衆トイレを挟んで設けられている大型車用の駐車スペースよりもさらに入口よりの端っこにある階段が『桜の道』の登り口です。
熊野鬼ヶ城桜の道
遊歩道はよく整備されていて、歩きやすいです。
登山道と言うよりは、公園といった感じ。

熊野鬼ヶ城桜の道
見晴らしの良い場所には、ベンチなども設置されています。

熊野鬼ヶ城桜の道

熊野鬼ヶ城桜の道

熊野鬼ヶ城鬼の見晴台
「鬼の見晴台」と名付けられた展望台は、丁度鬼ヶ城千畳敷の真上位でしょうか?魔見ヶ島(マブリカ)が見えています。
お城の建物は残っていませんが、素晴らしい眺めだったでしょうね。

熊野鬼ヶ城
大泊方面には美しいリアス式海岸が見えますよ。

2021年の鬼ヶ城でのお花見 まだ間に合うかも

八重桜はまだ咲いているかも?

今年の桜の開花は、例年に比べて早く、また満開の時期も早かったですが、この鬼ヶ城の桜の道には、数種類の桜が植えられているため、ソメイヨシノが散ってしまった後でも、八重桜などのお花見ができる可能性があります。

もしかしたら、鬼ヶ城での八重桜のお花見はまだ間に合うかも?!

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