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トラが見たい!!
『トラが見たい!』のリクエストでやってきたのは大内山動物園
昔は今と何か規則が違ったのか、単に動物園の集客力が強くて、大型の動物を養うのが比較的容易だったのか、松阪こた堂接骨院の近所にある、『松坂城址』にあったちょっとした動物園にも、肉食の大型獣が飼育されていました。
今も昔も、子供に人気の『動物園の花形』といえば、『ゾウ』や『キリン』なんていう大型の動物や、『トラ』や『ライオン』といった迫力のある肉食獣ですよね。
『ゾウ』は過去には、五桂池ふるさと村の花と動物ふれあい広場にも飼育されていたのですが、現在三重県内で飼育されている動物園は無いようです。
大内山動物園は、前園長が自宅で色々な動物を保護していたのがスタートという、全国でも珍しい私設の動物園です。
飼育されている動物の約半数が保護動物という変わった動物園ですが、『トラ』も『ライオン』も、さらには『ウマグマ』というとっても大きな『クマ』も見る事ができるんでよ。
大内山動物園までは高速道路を利用すると名古屋から120分程度
大内山動物園は、E42紀勢道、紀勢大内山ICより車で10分程の場所に有ります。
高速道路を使用すると、名古屋市内から120分程度で行くことが可能です。
高速道路を下りた後は、国道42号線を南下すると、大内山川にかかる江尻橋南に案内看板が見えてきます。
看板は少し奥まったところにあるので、ぼんやりしていると見落としてしまうかも…
ここから、動物園までは700m程、徒歩で15分程かかりますが、こちらの駐車場は無料です。
普通の民家が並ぶ田舎道を入っていくと、駐車場が見えてきます。
駐車場は、土・日・祝日・GW・お盆・年末年始などは、1台500円の利用料金が必要となります。
駐車場から、奥に少し歩いた所にゲートが有ります。
入場券売り場と、お土産売店。
自動販売機で入場券を購入したら、横の窓口に出して入園します。
入園料は:
高校生以上、大人 1500円
3歳から中学生、子供 500円
2歳以下は無料 となっています。
園内の動物の約半数が保護動物。
園内は少し傾斜があり、動物たちの檻が住宅街の様に配置されています。
同じ動物が、離れた場所にいたりします。
ニホンザルなどは、あちこちで見る事が出来ます。
保護されたサルは、同じ群れの個体ではない為、サル山のように一カ所で複数飼育するのは難しいので単独飼育が複数個所となっているのだそうです。
こちらの動物園では、餌やり体験もできるのですが、GWで子供達が次から次へと食べ物をくれる為か、あまり食べ物に対する執着はない感じ。
パンを受け取ると、みみの部分をちぎり捨てて、柔らかい部分だけ1口齧ってポイッ…💦
まぁ…飽きるよね。
売りエサを購入してお気に入りの動物にエサやり体験
売りエサの販売時間は
10:00~11:00
12:00~13:00
14:00~15:00
の間でカップに入ったニンジンとパンが、100円で販売されています。
動物の檻の前に、食べられるエサも表示されています。
ヤギさんは、どこの動物園も愛想がイイですね…
このコなんて、その気になれば、楽々飛び出してくるんじゃないの?!
珍しい動物もお馴染みの動物も平和に暮らしています
月並みですが、『みんな愛されてるなー』と言う感じ。
猛獣もなんだか優し気に見えます。
動物たちとの距離も、全体に近め。
このコは交通事故にあったのを保護された、アルビノのタヌキ。
模様が無かったら、何だか判らないですね💧
こちらの動物園は、案内看板や、動物の名前も見ていて面白いです。
ポニー(?)の『ネーチャン』(♀)
この大きなカメさんは『たらい』
その他にも、『カップ』とか『コップ』とか…
凝っているのか?ふざけているのか??判断付きかねるネーミングセンス…
その割に、ライオンは『らいちゃん』だったり…
もぐもぐタイムを見逃すな
大内山動物園では『もぐもぐタイム』が設けられていて、餌を食べるのを見ることができます。
もぐもぐタイム(肉食獣などは絶食日があるので要確認)
アライグマ:10:30~
フンボルトペンギン:11:00~
ライオン:12:00~
コツメカワウソ:12:15~
インコ:12:15~
アザラシ・ツル・ペリカン・ハゲコウ:12:30~
トラ:13:00~
サーバルキャット:13:15~
ウマグマ:14:00~
村長(ブタ?):14:30~
マントヒヒ:14:45~
トラ:15:00~
クモザル・マントヒヒ:15:30~
もぐもぐタイムには、飼育員さんが動物たちの解説なんかもしてくれます。
嫌いなモノを避けないように、嫌いなモノから順番に与えるんです…とか
動物園で与える肉は、何肉でしょう?とか
ちょっとしたクイズや、豆知識を織り交ぜてくれて、楽しみながら観察できます。
ベンガルトラのアラシのもぐもぐタイムは1日2回
大内山動物園の動物たちは、全体になかなか愛想がイイ印象でした。
メインの『トラ』の『アラシ』君も、檻の前で記念撮影する人達の近くを行ったり来たりして、しっかり写真に映り込んでくれます。
大型の肉食獣って奥の方で寝てて動かないイメージでした。
大内山動物園で飼育されているトラは『ベンガルトラ』という種類。
閉園になった香川県の動物園から、2011年の3月にやってきたのだそうです。
17歳(だったかな?)と、結構お年寄りです。
飼育員さんが、解説をしながら、檻の前に詰めかけた子供達に見えるようにあちこちでエサを与えると、『よっこいしょ』という感じで取りに来ます。
上のほうにエサを出すと…
大迫力!!これはお勧めです。
園内には、こんなものも展示されています。
海でよく見かける『ブイ』なのですが、ボロボロの穴だらけ。
トラやライオンさんが使った玩具なんですって。
園内各地で行われるふれあいタイムには動物と触れ合える
園内を歩いていると、突然柵のこちら側に動物が出現します(笑)
一応、アナウンスはあるようなのですが、知らないと突然至近距離に動物が出現してビックリします。
ミニチュアホースやヒツジ、ヤギ、ウサギなどを実際に触る事が出来ます。
この日は、暑かったので、『一緒に日陰で休憩タイム』みたいになっていますね。
なんだかほのぼのした動物たちに会える自然に囲まれた動物園
身近に住んでいる、ケガをして保護された動物。
日本には生息していない、大きな動物。
思い出したように、動いている姿も、のんびりと、動かない姿も何だか可愛い。
のんびりとした、田舎の雰囲気と相まって、きっと記憶に残ります。
大内山動物園の園内施設アクセスなど
園内には自動販売機が何台かあるのみです。
食べ物の販売は、休憩所にあるポテト等の自動販売機と、カップ麺の自動販売機のみとなっています。
お昼ご飯等は、あらかじめ準備していくのがお勧めです。
飽きちゃって気分を変えたい時や、お目当てのもぐもぐタイムまで時間が有るときには、ちょっとした遊具も有ります。
エミューとダチョウに見守られながら、滑らないすべり台なんて如何でしょう?
住所:度会郡大紀町大内山530-4
公共交通機関でのアクセス:JR紀勢本線大内山駅から徒歩約30分
車でのアクセス:紀勢道E42紀勢大内山ICより、約10分
駐車場:土・日・祝日・GW・お盆・年末年始などは有料 500円/1日
国道42号線、江尻橋南の駐車場は無料