
PMC3 スターターキットを使ってオリジナルのアクセサリーを造ろう。
小学生の頃、粘土でいろんなものを作りましたよね。
こちらのキットを使うと、粘土細工の要領でオリジナルのシルバーアクセサリーが作れます。
シルバーアクセサリーには、蝋型を作って銀を流し込む方法と、銀粘土を使って焼成する方法が有ります。焼成タイプは丁度茶碗を思い浮かべてもらうと良いと思います。
見た目は銀なのですが、強い力が加わると割れてしまいます。
しかし、普通に使っている分にはそれほど強い力が加わることもないですし、なにより簡単に作れますのでちょっとしたアクセサリーを自作してみたい方にお勧めです。
PMC3スターターキット【DVD付】
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こちらのセットは、材料の銀粘度、焼くための窯、燃料、磨くための道具、説明のDVDまでついてとても親切。
道具は最低限のモノですので、取敢えず試しに一つ作れます。
作ってみて、拘りや作りたいものに合わせて、物足りなければ道具をそろえていけばOKです。
作り方は簡単です。
オリジナルのシルバーリングを自作してみる。
まず付属の銀粘土PMC3を袋から取り出します。
まずこねるのですが、はじめのうちはやたらとあちこちにくっつきますので、ラップに挟むなどしたほうが良いです。サイトによっては折り曲げるようにこねると空気が入って割れる原因になる。なんて書いて有る所もあるのですが、量が少なすぎて折らずにどうやってこねるの?!という感じです。
折り曲げてこねましたが、特に問題有りませんでした。
乾いてきたら水をたしつつ、しっかりこねたら形を造ります。
成型は完全に粘土細工で、型に入れてもいいですし、へらで模様をつけることも出来ます。
リングを作ったのですが、電動ドリルの軸に取り付けて回せば轆轤の要領ですぐできるのでは?と思いついて試したら、粘土が部屋中に飛び散ってしまいました(汗)
石などを入れる場合はこの段階ではめ込むと工具が必用なくて楽です。ホビーショップなどで焼成用の合成石が入手できます。
だいたいの形を造ったら一日位乾かします。
乾いたら模様を彫り込んだり、やすりで形状を整えたりしてしっかり形を造ります。
先に石を埋め込むとこの段階が少々面倒になります。この段階できっちり作りこんでから、穴をあけてはめ込むと仕上がりが綺麗になりやすいです。
焼きあがるととても硬くなりますので、加工はこの段階ですべて終わらせておきます。
出来上がったらいよいよ焼きます。
シルバーポットという2段になった小さな窯の、間の金網中央に、作品を載せて付属の固形燃料が無くなるまで焼けば完成です。
リングは縮みますので、サイズに合わせた焼成芯材が売っています。
専用のテープをまいてリングの内側にはめて焼きます。焼き上がりが丁度このサイズになります。
火が消えたら焼き上がりです。ものすごく熱いですのでしっかり冷ましましょう。
僕は夜焼いて、翌日まで放置しておきました。
いよいよ、自分の作品とご対面です!!!
おや?
作品は銀色とは程遠い、真っ白い粉をふいた状態で焼き上がります。
白い粉をふいた作品をステンレスブラシでガシガシ磨いていきます。
白い粉が落ちると銀色が見えてきます。綺麗に磨き終わったら、磨きへらという道具でこするとピカピカになっていきます。
この作業は地味に大変ですので、リューターという道具を使うと楽ですよ。
磨く工程を楽しめる人には怒られそうですが、手作業だとものすごく時間がかかる作業もあっという間に終わります。
綺麗に磨いたら、いぶしたりさらに磨いて鏡面加工にしてみたりとお好みで楽しめます。
世界に一つだけのオリジナルシルバーアクセサリーを作ってみませんか?