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警告!!あなたのスマホがウイルスに感染しています!?
スマホの画面に突然こんな警告が現れました。
『使っているスマホがウィルスに感染しているので、ウィルス対策ソフトをインストールすべき』
という、警告文です。
まるでRPGの固定イベントよろしく『OK』を押す以外の操作は受け付けてくれませんので、OKを押すと…
なんと!6コのウイルスを感染され、41.60%壊れたそうです。
41.6%!!かなり壊れています(笑)
しょうがないので、OKを押して進みます。
すると…
今度はGoogleの名のもとに、
『スマホはウイルスに感染してます!!すぐにウイルス対策ソフトをインストールする必要があります』なるメッセージが表示されました。
『じゃないと操作が停止します』
『じゃないと』(笑)
ウイルス対策ソフトで綺麗にすると
速度が62%増加
充電は44%増加
するそうです。
これは破格のパワーアップ!!
そして謎のカウントダウンがされています。
こちらは悪質な広告です。
実はこれ、広告です。
広告ですので、ウイルス対策ソフトが入っていてもお構いなしで『警告』を発してきます。
表示されても特に害がないので、当然ウイルス対策ソフトは反応なし。
ウイルス感染を装う広告は『Fake AV』と呼ばれています。また、このような偽の警告メッセージを表示して不安をあおるモノは『Fake Alert』と呼ばれる手法です。
広告ですから、目的は誘導されるアプリをインストールさせる事に有ります。
この先に進むと正規のplayストアに誘導され、特定のアプリをインストールさせようとします。また、情報を抜き取ろうとするような不正なアプリをインストールさせようとするような場合もあるそうです。
広告といっても、悪質ですね。やっている事は架空請求の表示となんら変わり有りません。
実際、以前紹介した『Googleメンバーシップ・リワード』とも作りが何となく似ていますし、
不安を煽るためにカウントダウン表示を入れるなど、架空請求やクリック詐欺の手口とも似ています。
同じような連中が作っているのではないでしょうか?
もしかして…本当にウイルスに感染してるかも??
でも実際、心あたりがあるし、もしかして…と思ったあなたは、思うつぼです。
考えてみてください。
最初の警告メッセージはどなたからのモノですか??
そもそも、システムに自己でウイルスに感染したと診断するような機能は有りません。
あるなら、最初から自己で排除すれば良いですし、感染した段階で警告を出せばいいのです。
無いから、わざわざウイルス対策のソフトが販売されているんです。
ですから、ウイルスに感染していないか確かめる為には、ウイルス対策ソフトを入れなければいけません。
…。ん?
そう、ウイルス対策ソフトを入れていないのに、そもそも警告が出るはずがないのです。
ついでに、わざわざスマホの機種名を表示する必要もありませんね。
本当に、最近見たサイトから、と出元が判るのなら、そのサイトを具体的に表示すれば良いのです。
『アダルトサイト』『怪しいサイト』『危険なサイト』などと表示されるところも架空請求サイトと似ています(笑)見た人が勝手に『あそこかも?』と想像して罠にはまるのを待っているのです。
今回はの表示は『エロサイト』。
どストレート!!
笑いのセンスは評価しますが…(苦笑)
警告が表示されたら、どう対応すればよいのか
警告が表示されたら、どうすれば良いの?
怪しい画面が表示されたら、ブラウザを閉じましょう。戻るではなく閉じればOKです
心配ならあらかじめ、信頼できるウイルス対策ソフトを導入しておきましょう。
ウイルス対策ソフトはキャリアが無償で提供しているようなモノもありますので、心配ならあらかじめ導入しておきましょう。
こうした広告は、インストールさせようとするアプリの会社ではなく、アフリエイト目的のモノが多いので、出元を辿っての根絶はなかなか難しいようです。
またウイルスではなくただの広告の為、表示のカットも困難だそうです。
素人には、公告を表示している会社が、公告内容をフィルタリングするだけでなくなりそうに思えるのですが。
考える時間を与えないモノは怪しいと考えましょう。
スマホには色々な情報が詰まっています。
何かをインストールするときには、十分注意してくださいね。