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トロッコ(トロリー)問題を考える【正解?!第3の回答?!】

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巷で話題のトロッコ問題

トロッコ問題とは?

トロッコが暴走した。止めることはできない。
暴走したトロッコの先には5人の作業員がいて、逃げ場はない状態。
あなたの目の前には、トロッコを別の路線に引き込むポイントを操作できるレバーが有る。
トロッコを別の路線に引き込めが5人は助かる
ただし別の路線の先には、1人の作業員がいて逃げ場はない

あなたは、ポイントを切り替え5人を救う為に1人を犠牲にすべきか?何もしないか?

これは、イギリスの哲学者フィリッパ・ルース・フット(Philippa Ruth Foot)が提起した『トロッコ(トロリー)問題』と呼ばれる倫理学の思考実験です。

この質問は単純に言えば『多人数を助ける為に、他の少数を犠牲にして良いか?』という事なんですが。

第三の選択肢をとるぜ(キリッ)

『トロッコの分岐を中立にすれば、トロッコが脱線して全員助かるよ!!』
このトロッコ問題の正解を見つけた!と上記のような回答がネット上に拡散されていました。
実際に分岐のポイントを中立にして、トロッコが脱線する事を検証する。なんて動画までアップされています。

『ポイントの中立案』自体は以前から、一部鉄道マニアさん達の間では常識だったのだそうですが、SNSの普及で一気に広がったようです。

確かに、誰も犠牲にしなくて良い。少年誌の最終回宜しくの後味の良い回答!!

って 違うわっ!!

トロッコ問題は前提として『ポイントを切り替えるor切り替えない』の2択問題なのです。

納得できないなら、トロッコには10人乗っていて、脱線すると谷底に真っ逆さまです。とでもしたらよいですかね…

失礼💦本筋からどんどん外れていきます。

『出題者の意図をくめ』って現国の教師がよく言ってた

これが、実際に起きた事故で、『どうするべきだったか』『次に同様の事故が発生したらどうするか』という質問なら、『ポイント中立』の回答でも良いと思うのです。
むしろ素晴らしい!!花マルの回答でしょうね。

実際、このトロッコ問題はとても興味深い内容なんです。
上記の条件では『5人を助ける』と回答する人が多いのですが、同じ様でいて少し条件を変えると、全く逆の選択肢を選択する人が多くなったりします。
簡単に解説されたブログが沢山有りますので、是非読んでみて欲しいです。

恐らく、最初にこの『ポイント中立』の回答を考えた方は、『元のトロッコ問題が意図するパドラックス』を十分ご存知で、ネタとしてこの回答を提示したのだと思います。
そして、面白がって拡散した方々も…

僕自身、この手の大喜利的回答は大好きです。

しかし中には、全然そんな『元の話』は知らずに、途中まで書かれた質問の回答として『いいね』と思った人もいるかもしれませんね。
後者が増えてくると、今度はこのブログを書いている僕のような意見を述べる人間が『ノリの悪い異端』となってきます。
この話題や意見には特段害は無いので、まぁそんな事もあるよね。という程度で終わるお話ですね。

いじめやSNSの闇につながる?

例え話で『あなたならどう?』という質問に対して、『自分はそんな事しない』と真顔で返答するのって、結構危ないことだと思うのです。
いじめっ子が『自分がされたらどう思うか?』という質問に対して『自分はそんな事されないから大丈夫』と答えるのに似ている気がします。

意図的に切り取られた情報の一部だけをみて、全く知らない誰かを攻撃したり。
大勢がそう言っているから、そうなんだろうと流されてみたり。

先人が考えた心理学、倫理学の解明されていない部分が、現代においても所謂『SNSの闇』や『いじめ問題』のような命題に繋がっているような気がしています。
それらが解明されて、本当の意味での『第三の回答』が導き出されれば、世界は平和になるのでしょうか?

『人の本能的(本質的?)な部分だから、無くならないよ』という持論を持っている知人がいました。
もしそれが正解だとするならば、AIが全体の意思を統一し、個々の人間は歯車(パーツ)として自己の意思を持たない、銀河鉄道999で主人公が目指していた機械の身体をタダでくれる星のような形が人間の最終的な目指す先なのでしょうか?

 

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