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愛用のポータブルナビGorillaの調子が悪くなってしまった
長年愛用しているポータブルナビGorilla
車に地図を載せず、カーナビを使うようになってから何年たっただろう。
紙ベースの地図では自車の位置を正確につかむのも中々難しく、特に目印となるものの少ない田舎では難儀することも多いです。
初めての場所だと、自車の現在位置と目的地までの正確な方角が判るだけでも安心ですよね。
自車の現在位置が正確に分かるカーナビゲーションは今ではすっかり手放せない装備となりました。
私の車には、『SANYO ポーダブルナビゲーションGorilla』を積んで使用していました。
そのGorilla (NV-SB510DT) は09年モデル。
以前所有していた、オートザムマツダのAZ-1の狭い車内にも、小さめなこのナビはとても使い勝手がよかったのです。
現在の車に乗り換えた後も、標準装備のナビゲーションは地図のバージョンが古かった為、このGorillaを乗せ換えて使用していました。
ところが、近頃自車位置が動かずドライブ中も同じ場所を指し続ける事が時々あり、やがて現在位置を示さないようになってしまいました。
こうなってしまっては、カーナビの役目を全く果たしていません・・・。
長年の相棒でしたが、ここらで暇をやるしかなさそうです。
新しいGorillaを購入することを決意
と、言うことで、新しいカーナビを買うことになりました。
ポータブルナビは数あれど、やはり愛着のあるGorillaの後継種を買いたいという思いがあり、Gorillaについていろいろ調べてみました。
現在販売されているGorillaは2モデル
現在、市場に出回っているGorillaは、2018年モデルと2019年モデルの2種類があります。
パナソニックの『ポーダブルナビゲーション総合カタログ』にも両モデルが掲載されています。
(サンヨーは現在パナソニックの傘下となっているため、Gorillaもパナソニック製品になりました。)
ネットでの値段差は、5インチタイプの520D(2018年モデル)と530D(2019年モデル)で、4000円位でした。(2020年1月調べ)
Gorillaの2018年モデルと2019年モデルの違い
平行して販売されているGorillaの2018年モデルと2019年モデルですが、カタログを見る限りスペックに大きな差は無さそうです。
性能の比較表を見ても、7V型ハイエンドモデル・7V型モデル・5V型モデル共に、2018年モデルと2019年モデルで違うのは地図データの部分のみですね。
2018年モデルは2017年12月締めの地図データ、2019年モデルは2018年12月締めのデータが収録されています。
細かなデータを見てみると。
電話番号・周辺検索・あいまい検索等は、2019年モデルの方が収録されているデータが少なくなっていますが、住所地番検索の収録データは約20万件、ハイウェイ分岐図の収録データが100箇所200画像程増えていますね。
2019年モデルは画像のデータが大きい為か、収録データ件数の数字だけ見ると、2018年モデルより少し減っているようなイメージを受けます。
2019年度版の地図は、カラー塗装や、ドットレーンなどの路面標示にリアルに対応した画像が多くなって直感的に交差点や標識が見やすくなっています。
7V型ハイエンドモデルは3年間無料の地図更新が付いていますが、無料更新の使えない7V型・5V型モデルでも共に有料で最新地図に更新する事が可能です。
更新データーは、ダウンロード版で9000円(税抜き)となっています。
ネットの情報では、2019年度版の売りであるカラー塗装や、ドットレーン等の路面標示も、新地図を購入し更新することで使えるようになるみたいですね。
つまり…細かな道路データやリアル画像を求めないなら2018年モデル。
収録されている2019年度版の地図データで十分なら2019年モデル。
収録されている2019年度版地図データでは、よく使う道がまだ収録されておらず、いずれ新しい地図を購入するつもりなら2018年モデルを購入するという手もありますね。
地図データの更新部分については、ゼンリンのHPで確認する事が可能です。
私の住んでいる地域では、2018年度版も2019年度版も行動に影響の有りそうな場所での変更はありませんでした。
遠出する時に使用する三重県内の高速道路では、E1A新名神高速道路ができましたね。
- 2019年 3月17日:新四日市ジャンクションから亀山西ジャンクション間開通
- 2019年12月21日: 新四日市JCT方面と亀山連絡路・亀山JCT方面接続ランプが開通
デモ機で確認してみましたが、2018年12月締の2019年度版地図データを収録の2019年モデルでは両方収録されていませんでした。
(2019年モデル収録の地図では建築中で点線の表示になっています。)
色々調べた結果Gorilla CN-G520D 2018年モデルを購入
Gorillaの2018年モデルと、2019年モデルの違いを調べた結果、我が家では2019年モデルを購入するメリットは少ないと判断して、2018年モデルを購入することにしました。
と言うことで。ポチっとな。
パナソニック製Gorilla CN-G520D(2018年モデル)が届きました!
早速車にGorilla CN-G520Dを取り付けよう
箱の中には、
- ナビゲーション本体
- シガーソケット用プラグ
- 吸盤式の取り付けマウント
が梱包されています。
ナビゲーション本体を、2009年製のものと比べてみると
↑下2009年モデル、上2018年モデル。
2018年モデルの方が、本体の大きさは多少小さめです。規格が少し変化しているようで、2009年モデルは少しワイドな画面となっていますのでその為でしょうか。
ロッドアンテナとスイッチの配置は同じですね。
本体左側面には、
- DC
- パーキングブレーキ接続用端子
- ヘッドフォン端子
- SDメモリーカード用のスロット
が配置されています。
本体裏面の、外付けGPSアンテナ端子とワンセグ用端子はCN-G520Dには無くなっています。
2009年製モデルにはあったスタンドが無くなり主電源スイッチが追加されています。
ステーは丸っぽい流線形でちょっとおしゃれな感じになっています。
ダッシュボードに取り付けると、車外からナビゲーションの裏面が見えますからこれは嬉しいですね。
まぁ、我が家はダッシュボードには取り付けなかったのですが(笑)。
接続部分の形状は2009年モデルと同じです。
なので、ステーも電源コードもそのまま2009年製サンヨーのモノを流用して取り付けることにしました。
何の問題もなく取り付けられましたよ。
Gorilla CN-G520Dを起動させてみよう
当たり前ですが、ちゃんと起動しました。
初期画面は、2018年モデルも2009年モデルと変わらず東京駅前。
暫く待つと…ちょっと時間はかかりましたが、無事に松阪こた堂接骨院を指しました。
Gorilla CN-G520Dの使用感
起動の度にいちいち『安全上のご注意』が表示されます。
『確認ボタン』を押さなくても10秒程で地図に切り替わりますが、出かける際にエンジンをかけて目的地を設定する際には、操作前にワンアクション必要でちょっと煩わしいですね。
購入後しばらくは、GPSが不安定でうまく現在地が示せずに現在位置が動かなかったり、伊勢湾の中を走行していたりしていました。
調べてみると、パナソニックのHPに
<車内環境について>
GPS受信に影響がある機器が車内に設置されているかどうかご確認ください。
下記機器がGPSアンテナの近くにございますと、
GPS受信に影響が出る場合がございます。・ドライブレコーダー
・レーダー探知機
・他カーナビゲーション
・電波を発する機器該当機器がございます場合は、
設置位置を変更いただき、動作をご確認ください。
と書かれていたので、最初車に付いているドライブレコーダーが原因かと思ったのですが、私の車についているドラレコは『ノイズ対策機能』が付いているものだったので、GPS受信には影響はなさそう。(たぶん)
はて?では何が原因なのか??
現在は正常に動作しているので、暫く様子見ですね。
頻繁に現在地がおかしなところを指し示す場合、何か対策を考えなければと思っています。
また、起動時の自車位置測定に多少時間がかかります。
ダッシュボード等のGPSを受信し易い場所であれば、暫くすると自車位置が示されますが、我が家の車の搭載場所(上の写真参照)は、GPSを補足し辛い場所らしく、自車位置を測定する前に車を走らせてしまうと、ナビが働かない状態となってしまいます。
おまけ:10年でGPS受信感度は進化したか?
2009年モデルのGorillaと2018年モデルのGorillaでGPS受信感度を比較してみました
以前使用していたGorilla2009年モデルと、新たに購入したGorilla2018年モデルでGPS受信感度を比較してみました。
※本体を取り外して車外で測定しています。
屋外で比較
画像が見づらいですが、開けた屋外で2009年モデルでは9個、2018年モデルでは12個のGPSを補足しています。
変動はありますが、開けた場所では常に2018年モデルの方が多くのGPSを受信できている様子でした。
屋内で比較
電波状態の良くない屋内では、2018年モデルの補足数が下回る瞬間もありました。
2018年モデルの方が、受信のONOFFがデリケートな印象です。
結果
屋外では、2018年モデルの方がGPSの補足数は完全に上回っていました。逆に、屋内ではちょっと補足数が不安定でした。
でも、Gorillaの2018年モデルは、日本の準天頂衛星『みちびき』や、ロシアの衛星測位システム『グロナス』にも対応しており、Gジャイロ機能(車の上下左右の傾きや加速度を検出し、GPSが受信できないところでも自車の位置を測位してくれる機能)なども進化しているハズなので精度は上がっているのでしょうね。