2018年 4月 5日の投稿一覧

桜吹雪の新学期。新年度開始が4月からなのはなぜ?

入学式

新年度今昔

新年度開始から、一週間がたちましたね

新年度が始まって1週間がたちました。
環境が変わられた方もなんとか頑張ってらっしゃいますか?

学校の方は、今週末位が入学式でしょうか。

入学式は、いつでしょうか?
地域によっても、学校によっても違いますが、今週末が多いのではないでしょうか。

ところで、どうして新年度って4月からなのでしょうか?

時代ごとの入学時期は?今と違うの

江戸時代
藩校、寺子屋、私塾などでは、特に決まっておらず随時入学できた。

明治時代初期
明治維新から西洋の文化に習い、高等教育では9月入学が取り入れ始められる。

「明治財政史」の記録によると、1869年(明治2年)に会計年度の規定を設けて「10月~9月」とする。しかし数年後には「1月~12月」に変更、さらに「7月~6月」に変更と、何度か変更が繰り返された。

1886年(明治19年
会計年度が「4月~3月」となる
これを受けて会計年度に合うよう、小学校で4月入学を取り入れ始める。
陸軍の入隊届出開始日が9月から4月に早められる。
高等師範学校が4月入学となる。

1888年(明治21年
全国の師範学校も4月入学となる。

1900年(明治33年)
小学校が正式に4月入学となる。

1919年(大正8年
旧制高校が4月入学となる。

1921年(大正10年)
帝国大学も4月入学となる。

その後の一部の私学では9月入学を続けていましたが、やがて4月入学が定着しました。

外国では新学期はいつからなの?

外国では、いつから新学期が始まるのでしょうか?

1月
シンガポール

1月末から2月上旬
オーストラリア、ニュージーランド

3月
韓国

5月
タイ

6月
フィリピン

9月
アメリカ、イギリス、カナダ、トルコ、フランス、ベルギー、モンゴル、ロシア、中国など

9月はじまりの国が多いようですが、意外とまちまちなんですね。

日本もアメリカに合わせて9月入学にしようという意見

この入学の時期の違いがあるので、日本では、語学の問題もありますが、留学が難しくなっています。

高校で正規に留学して、日本の大学入学時には結局1年ずれます。
日本の高校から海外の大学に入るにも半年ずれてしまう。
海外の大学を卒業して、日本で就職したい場合、半年ずれてしまう。

日本でも、アメリカに合わせて、9月入学にしようという意見が時々でます。
しかし、入学式と言えば桜だろうとか、伝統だとか、本質と違う意見がでて、真剣な議論はできていません。
今年の桜は、3月中には散ってました。
入学式の桜は、今や東北地方でしょうか?

国際化の時代、日本の高校から、欧米の大学に進学できるように、9月入学を考えても良い時期に来ているような気もします。

国によって違う。日本では縁起のよい数も嫌われて。

数字

好きな数はいくつですか?
嫌いな数はいくつですか?
ラッキーナンバーは?

4号室は、なんとなく嫌。
13日の金曜日は、なんとなく嫌な気分。

今回は、数字にちなんだ記事です。

験担いだり、ラッキーナンバーがあったり。

2018年4月4日からドリームジャンボ宝くじの販売が開始されました。

『あそこの売り場の何番窓口が良い』なんて験を担いで買いに行かれる方もいるのでは。

ところで、普段何気なくつかっている数字。

縁起の良い数縁起の悪い数がありますね。

『4』はアパートの部屋番号になかったり。
4は、し(死)をイメージしてしまうんですよね。
3号室の次が、5号室なんてあったりしますよね。

『7』はラッキーセブンなんて言ったりします。

『42』は、死にだから、縁起が悪いなんて考えもあります。

神社では、賽銭をいくら投げますか?
5円(ご縁)、15円(十分ご縁がある)なんて、語呂合わせの縁起もあります。

末広がりで縁起が良いなんて言われている八

『8』はどうでしょう。
漢字の形から、末広がりで縁起が良いなんて言われている八。
八は古来よりただの数字ではなく、出雲の枕詞「八雲立つ」や「八百万の神々」のように数多いことや素晴らしいことを表す神聖な言葉とされてきました。
中国でも同じように、八は縁起のよい数とされています。

同じ数字8が避けられている国があるのです。

ところが、同じ東アジア文化圏の台湾では八が避けられているものがあります。

それはバスなんです。

ゼロ系統から始まるバスの路線に、八系統だけがありません。

台湾では八は縁起の悪い数なの?

日本語の『~系統』は中国語で表記すると『~路』
つまり『8系統』だと『八路』となるのですが、この『八路』が問題なのです。

日中戦争中、当時の中国国民革命第八路軍の略称が「八路」だったのです。
それがやがて中国共産党の代名詞として使われるようになりました。

台湾にとっては『八路』は使いたくない言葉になったのです。

戦後、時間は経てどもその傷跡は思わぬところに残っているようです。

13日の金曜日

西洋で不吉な日の代表格といえば『13日の金曜日』
俗説で、イエス・キリストが十字架につけられたのが13日の金曜日とされ、キリスト教徒にとって忌むべき日となっています。
ただ、これは、イタリアでは17日だったりして、キリスト教の国の中でも分かれています。

キリストの最後の晩餐に13人の人がいたことから、13は不吉な数とされたなんて説もあります。

日本では、ジェイソンの映画で有名になりましたよね。

早速今月にもありますが、劇場版名探偵コナン「ゼロの執行人』ロードショーの日で嬉しい日ですね。

実は日本では古くから『13参り』という成長の祝い事があったり『13』が『とみ(富)』と読めることから縁起の良い数でした。

またイスラム圏では金曜日は吉日で、結婚するのに幸運な日だとされています。

場所が変わればとらえ方もかわるのです。